2014年10月27日 ベリーのレザーに思うこと

4つ分のレザー蝶番の名刺入れのパーツ。左がベリーの部位を裁断したもの。

4つ分のレザー蝶番の名刺入れのパーツ。左がベリーの部位を裁断したもの。

新しい型紙、すこぶる使い勝手が良いです。
これからもたくさん使わせて欲しいと思いまして、後ろに滑り止めもつけましてね。
そんなわけで、4つ分のレザー蝶番の名刺入れのパーツを裁断しました。

そして、一番左の一つが、今回の特別な作品になると思います。
“トラ” なんて呼ばれる生きていた頃のシワが濃く出てまして。
その他にも、傷痕や凸凹が多いところだけを裁断しました。“ベリー” と呼ばれる部位ですねー。

これは、とっても好みの分かれるところなもんで、無理に勧めたりしません。
私はと言えば、愛おしいような申し訳ないような気持ちになります。撫でてみたりしてね。

一方で「シワや傷の少ない物が欲しい」という気持ちも良く分かります。
そうそう。
今日はちょっと、ベリーを使うときに思い出す、心に残る一文を引用してみますね。

人は、生き物を食べて命をつないでいます。生き物を食い殺さねばならないのです。これは、つらい、直面したくない真実です。考えるだにおそろしいことなので、人はふつう忘れることにしています。しかし、忘れきることはできません。」( 大平健 (2004) 『診療室にきた赤ずきん -物語療法の世界-』 p.152, 新潮社.

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