牛革の後ろ側です。床(とこ)なんて呼びますよ。
血管の跡はありますが、すっごく繊維が整った美しいレザーです。
こちらは、オーダーメイドの蝶番のブックカバー作りの様子です。
下ごしらえでして、木槌でノミをトンテンカンテンやっております。
ひょっとしたら、どこかで同じ牛のお肉を食べているかも知れないなーなんて思います。
乳牛や肉牛の皮がなめされたものなので。
いえね、近頃は、魚は刺身の状態で泳いでると思ってる子がいると聞きまして。
流石にね、それはネタだと思うんですが。
でも、食べたり飲んだりはするけど、どんな命なのか知らないものは沢山あるでしょう。
私はいっぱいあるなぁ。
そんな中で、つながりを感じる自分なりの窓口かも知れないですね、レザーは。
さてさて、もうしばらく木槌を使います。