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2015年1月3日 こうやって縫っています

マチの縫製
マチの縫製

えっとー、トリの胸肉のスープをいただきまして。
胸肉って水で炊いたりしたらボサっとなるでしょ。
ところがどっこいしょ。それがすっごくプリプリで美味しくて。
したっくれさ、仕込みの段階で片栗粉で肉の風味を保つそうで…
そういう話、大好きなんです。

さて、こちらは長財布作りですよ。
極細のマチをお札のポケットの間に縫い付けていきますよー。
完成したら「指どころか針も入らないし、どうやって縫うの?」ってなるとこかも。

さあっ、いきますよ。
まず、ポケットの大判のレザーに、表側だけマチを貼り付けます。
続いて、裏側のマチを貼り付ける前に、すっかり縫い穴を開けてしまいます。マチは指で浮かせながらね。
それから裏側のマチを接着。
さらに、表裏のマチを折り曲げながら、鋭い目打ちで一目ずつ縫い穴を貫通させれば…

縫い穴さえ開けばこっちのもの。
そもそも革は柔らかいので、一針ずつ、すくう様に縫っていけるスンポーですぞ。

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2015年1月2日 ピシャッと合うと嬉しいもの

マチを接着した札入れのポケット
マチを接着した札入れのポケット

もちも食べて、ポン酒も呑んで。
正月を満喫ですよ。
そしたらさ、長財布作りですよね、やっぱり。

ジャーンっ。
ポケットにマチが付きましたー。
このマチ、時間と手間をたっぷり掛けて来ましたねー。
したっくれさ、ピシャッと合うと、こでらんねーね。

でもまだ接着しただけですよ。
裏側にもマチを付けますからね。それで、マチ付き札入れが二つになるわけです。

…難しそうですよね、縫うの?
そこはほらっまたね、手間を増やす代わりに難易度を下げる作戦でGO。

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2015年1月1日 あらためまして、新年の元気なご挨拶

下ごしらえを終えた6つのマチ
下ごしらえを終えた6つのマチ

あらためまして、明けましておめでとうございま~す。
いや~っ、元旦ですね。

そんなわけでね、今年も楽しく作っていきたいと思いまーす。
さて、昨夜作り上げることが出来なかった6つのマチ。仕上がってますよー。
なんだか無茶な作り方してると思うかも知れませんが、無茶な作り方しています。
パーツが細すぎなんですよね、コレ。

でもほら、一気に完走するとしたら棄権者続出の超難易度のコースでもね。
好きなだけ休憩をとって良いならなんとかなりそでしょ?
でさっ、すっごく細かく工程を分けて進んでおります。何が大事なのか考えると、それで良いんじゃありゃしませんかね。

思えばさっ。
私の人生もそんな感じかも知れません。
どうでしょね?

さあ、いつも通りののんびりペースに戻りまして…
今年もよろしくお願いいたしま~す。

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2015年1月1日 どうぞ、今年もよろしくお願いいたします

完成した “マチ”
完成した “マチ”

「作りながらゆく年くる年」新年を迎えてしまいました。
結果は…下ごしらえが済んだ “マチ” は、6個のうちたったの1個。
そもそも目測がアレだよね。甘いっつーかしょぼしょぼっつーか…うーん。

…でもほらっ、宝物みたいでしょ。
完成したっくれ誰の目にも留まらないだろう “マチ” が宝石みたい。

あっ、明けましておめでとうございま~す。
今年もよろしくお願いします。
ほんとうに、よろしくどうぞお願いします。

実はね、大みそかの夜に作り続けながら思い出してました。
「金なし、人なし、情報なしだねー」なんて。
最初の頃ね、画家の友達と笑ってました。

でもさっ、それは気が付いて無かっただけでした。
こんなにも人に恵まれいたわけで…

そんなわけでね、今年も楽しく作っていきたいと思いまーす。

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2014年12月31日 作りながらゆく年くる年・パート4

マチの側面磨きのビフォーアフター
マチの側面磨きのビフォーアフター

もう紅白も終わりまして。
どっちが勝ったかとかはね、まだ知らないんですけどもね。
ほらっ、こっちはこっちで作り続けておりまして。

さて、側面が磨き上がるとこんな感じです。
左に持ってるのは真ん中に筋が残ってるでしょう。ここを磨きました。

最後に残るは上側の側面。
ここまで磨き上げて、マチの下ごしらえの段取りが終わります。

うーん…2014年中に6枚のマチの下ごしらえを終えるのは…うーん。

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2014年12月31日 作りながらゆく年くる年・パート3

ガラス板によるレザーの床(とこ、裏面のこと)磨きの様子
ガラス板によるレザーの床(とこ、裏面のこと)磨きの様子

今年もね、あと1時間も無いか~。
思えばさっ。
夢とかやりがいとか、イイ年したおっさんがね、ことほどさように口にするのはいかがなものか。
な~んて思いがよぎって行きました。磨きながらね。

さて、さっきの反対側を磨いてます。
「ガラス板で磨きます」なんて平気で言っちゃうけど、ちゃんと伝わって無かったかも知れないですね。ひょっとしたら。

ほらほらっ言葉通りでしょ。
ガラス板で磨き上げております。
これで、両面ツルツル。
両面の次は…そう、側面ですよー。磨き続けます。
6枚あるからなぁ、思う様に進まないですなぁ。

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2014年12月31日 作りながらゆく年くる年・パート2

マチのレザーの裏側を磨きます
マチのレザーの裏側を磨きます

けっこう時間かかっちゃいました。
にしても、今日は冷え込みが緩くて助かりますねー。

さて、レザーの世界では「素材よりも作り手の腕だ」な~んて言われることがありまして。
でもそれって、他の業界だって同じだよね。なーんて思ったりするんですよ。

それでは、マチの加工の続きです。レザーの裏側の磨き上げですねー。
のりしろを残して、樹脂入りの溶剤を塗っていきます。
そして、生乾きをガラス板で磨き上げればツルっとした手触りになります。

すごーくちんまりした工程ですなぁ。
でもこれによって、お札や小銭を取り出すときに、内側の加工もしっかりだねーってことになります。

もうすぐ片面が完了。
そしたらひっくり返してもう一方の片面ですぞ。