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2014年12月9日 手順の組み換え・素材に合わせて

接着の工程を終えたブックカバー
接着の工程を終えたブックカバー

いや~っ、ここまで来ましたね。
オーダーメイドのブックカバー作りです。

さて、ここから先はいつもと違う手順に組み換えます。
流れとしてはこんな感じです。

  • 通常:面出し→縫い穴開け→手縫い→ヤスリ掛け1→ヤスリ掛け2→磨き上げ(完成)
  • 今回:面出し→ヤスリ掛け1→縫い穴開け→ヤスリ掛け2→磨き上げ→手縫い(完成)

狙いはレザーと糸の色の組合わせへの心遣いです。
気を付けたいのは、縫う前にほぼ仕上げるので、バラバラにならないように。

仕込みが終わって、完成を見据えての工程に入りまーす。

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2014年12月8日(第二部) 秘めた姿

芯通し染めのレザーのコバ
芯通し染めのレザーのコバ

もうすぐクリスマスですね。
楽しみにしてるでしょうか。ちょっと焦ってたりして。

さて、こちらは合いも変わらずブックカバー作りの様子です。
じんぐりじんぐり進めてきた仕込みもあと僅か。
コバ(レザーの裁断面)磨きだけです。

真ん中の舟みたいなパーツが写ってるでしょ。
左が磨き上がったコバです。ツヤツヤになってますよね。
これ、色塗って無いんですよ。
透明の樹脂で磨くことで芯通し染めの色が現れてるんです。まるで秘めた姿のようです。

コツコツコツコツ磨きまして。
間もなく下ごしらえは完了です。

そうそう。
個人的な考えなんですけども。
直前で焦るのはアレだね。ババ引いちゃうかもですよ。

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2014年12月7日(第二部) 色のパワーを受信中です

床(とこ、レザーの裏面)磨きの様子
床(とこ、レザーの裏面)磨きの様子

赤と黄色が目にも眩しいです。
こちら、ブックカバー作りはパーツの仕込みが続きます。

側面のヤスリ掛け。
そして裏面の磨き上げが入りました。
のりしろを残して磨いてるので、色の違いが分かります。
水性の樹脂が乾くとともに、反ってきてます。
あとは、側面を磨けば下ごしらえは完了です。

色の持つ影響だと思うのですが、なんだかねー、作ってるときも気分がちょっと違う気がするんですよ。
黄色は陽気さ、赤は生命力、やっぱそういう影響力もあるんでしょうね。

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2014年12月6日(第二部) 下ごしらえなのか、仕上げなのか

レザーの裁断面を仕上げてゆきます
レザーの裁断面を仕上げてゆきます

いやーっ、この季節は日が暮れるの早いですね。
今日も明るいうちに撮っときました。

ブックカバー作りは、パーツごとの下ごしらえを進めていきます。
角を落として、毛羽立ちに目をやりながらのヤスリ掛け。
下ごしらえっつっても、接着したら手が入らなくなるところです。
本質的には最後の仕上げですね。そういう場所にとっては。

馬の毛のブラシでもってよ~く払って、目を凝らして見ましてね。
指で撫でてみて、OK次いこうっていう繰り返しです。
気が付けばあっと言う間に日も暮れまして。

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2014年12月5日(第二部) ひび割れゼロ運動開催中

レザーの蝶番作りの様子です
レザーの蝶番作りの様子です

あっ、日が暮れちゃう、待ってまってーっつって撮りました。
オーダーメイドのブックカバー作りの様子でーす。
やっぱり、陽の光の中で撮った方が鮮やかですねー。
照明の使い方がうまくれば違うのかなー。

さて、レザーの硬さに手こずりましたが…
無事に蝶番になりました。

ガラス板で圧着するときはヒヤヒヤでした。プチプチって音しますし。
そして、一通りチェックしまして、ひび割れはゼロです。ひび割れゼロ運動開催中です。

続いて、他のパーツ達の下ごしらえに入りまーす。

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2014年12月4日(第二部) その先に勝利がある

レザーの端を折り、蝶番の形に接着します
レザーの端を折り、蝶番の形に接着します

人生はどんなパンチよりも、重くお前を打ちのめす。
だがどんなにきついパンチだろうと、どれだけこっぴどくぶちのめされようと、休まず前に進み続けろ。
ひたすら苦痛に耐えて前に進むんだ、その先に勝利がある。

(映画「ロッキー・ザ・ファイナル」より)

…えーと、ロッキーが息子を諭し励ますセリフです。
いやー、厳しい人生観ですね。感動してちょびっと泣きました。

さて、そんな私も苦戦中です。
こちらブックカバー作りで。

裁断のときに「レザーが硬いかも」ってお話したと思います。
したっけさ、蝶番の形に曲がらないの。硬くて。

以前は水を入れて折り曲げやすくしてたんですが、仕上がりを綺麗にするために止めました。
それで、揉んで内側の繊維を切ることで折り曲げてます。
野球のグローブを使いやすくするのと一緒です。

それにしても、硬い。特に黄色のレザー。
でも、焦りは禁物です。
硬いってことは、無理に折り曲げれば割れるってことです。

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2014年12月3日(第二部) ときにはくだでも巻きながら

赤と黄色の床磨き
赤と黄色の床磨き

夜も更けて参りました。
なんだか今日はくたびれまして。お酒も用意しましてね、ちょっとくだでも巻きますか。

個人的な思いですよ。
疲れをおして働くってのはね、どうかと思うんですよ。
せっかく任せてもらえた物作りです。素材は傷つきやすいです。そして、経年変化を楽しみながら長く使って欲しい品物です。
もし、それでもってなら、技術も集中力も遊び心も落ちてるのを分かってやれってことで…

さあ、今日のブックカバー作りのは床(とこ)磨き。レザーの裏側の仕上げと、蝶番作りの下ごしらえです。
芯通し染めのレザーの個性を活かして、透明な樹脂を塗ってガラス板で磨きます。
毛羽立ちを抑えて艶やかになりまして。
濡れてるように見えますよね。
今日中にここまで出来て良かったー。
水性の樹脂入りワックスを使いますからね。
しっかり乾かすと、綺麗に仕上がりやすいので。

そして、ふぅ~っとね、ため息です。
乾かしてるレザーを見ながら一杯傾けまして、ついつい触り回したくなります。
でも、それは本当にダメ、絶対。