
縫い上がりです。
ターコイズブルーの糸の名刺入れ。
結局ね、縫い穴はみんな一つずつ開けることにしまして。
もともと曲がってるとこなんかを綺麗に縫う為の方法なんです。
なので、集中力さえ切らさなければとっても綺麗に縫えるというスンポーで。
ちょっとした修行のようではありましたけど、どうでしょね。
ピッチもほぼ正確だと思いまーす。
こういう色も、爽やかで良いですね。
色の持つ意味みたいなのは、やっぱり石のターコイズと同じなんでしょうかね。

ときに思いがけない困難に出会うこともあるもの。
原因をつきとめるのも必要かも知れない。
でも今必要なのは越えていく方法なのだ。
(2014年12月 戸辺/談)
えーと、縫い穴を開けております。
ターコイズブルーの糸の名刺入れです。
ステッチの幅について、いつもより1ミリ長く、一目5ミリをご希望です。
実に珍しいオーダーです。詳しいお客様らしいですね。
縫い目を長くすれば、ハンドステッチの特徴が引き立ちまして。
それで、ジャラジャラ探したわけですよ。幾つもの縫い穴をいっぺんに開けられる菱目打ちって道具をですね。
したっけさー、見当たらないの。4ミリと6ミリはすぐ見つかるのに。
やっぱ普段使って無い物はね…
さてどうするか。
もうかなり探した後です…
埃にまみれのダンボールをひっくり返して捜索…する?
そこで、一つずつ縫い穴を開ける道具、菱目抜きと鉄コンパスを手に取ったのでありました。

縫い上がり。誇らしげな姿。
どうでしょね。
もう可愛くて、撫でたりさすったりしたくなりまして。
うん?ちょっと気持ち悪いですかね?
前回とは違って、ぐるっと一周縫うことにしまして。
それによりまして、ステッチの始点と終点をそっと隠せてます。
ぐるっとと言えば、そうですね。
牛を育ててくれる人がいて。
感謝と共に人が食べ。
なめされた皮が私のとこに参りまして。
作られた筆入れを気に入ってくれる誰かがいて。
「これにしてから、なんか勉強に気合入っかも?」なんつって。
いつか役を終えて土にかえって…
夢のような話。
さて、ここから最後の仕上げが待っています。
縫い合わせた、その側面をアレしないと。