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2014年4月17日 牛のお腹のレザーの続き

ベリーの裁断面の加工
ベリーの裁断面の加工

写真がね、もっとうまくなりたいな。
最近よく思います。

それはさておき、昨日の続きです。
毛羽立ちが多い牛のお腹のレザーの加工。ちなみにベリーと呼ばれる部位です。

一番上が、裁断して角を落としたもの。
真ん中は、切断面ヤスリを掛けて、アクリル溶剤を染み込ませて磨いたもの。
そして下のは、もう一度ヤスリを掛けて磨いたもの。

違い、伝わりますかねー。
うーん。分かりにくいかなぁ。

キメの細かい背中の部分のレザーだと、一回磨くだけで一番下のよりも綺麗に仕上がるんですよ。
能力の差といいますか、才能の差といいますか。

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2014年4月16日 どんな基準が好きですか

ベリー(牛の腹部のレザー)の裏側
ベリー(牛の腹部のレザー)の裏側

ガサガサに毛羽立ってるの、伝わるでしょうか。
牛のお腹のレザーの裏です。特徴が際だってます。

繊維が緩いうえ、整ってません。

ちょうど、断面を半分くらいまでヤスリ掛けしたとこです。
素直じゃ無いからって、粗いヤスリでゴリゴリしちゃダメですね。
そしたら、全部が削りカスになるかも。

そ~っとそ~っと。
最初から繊細なヤスリで形を整えるように進めます。
作りやすさで言えば、正直なとこ、背中の部分より劣ります。それも、かなり。

ただ、基準を好き嫌いに変えると、逆になる不思議。これいかに。

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2014年3月20日 蝶番のレザーブックカバーの一工夫

補助ベルト(蝶番のレザーブックカバー)
補助ベルト(蝶番のレザーブックカバー)

那須は、冷たい雨が降り続いてます。
そんなわけでね、今日は真面目に、作ってるブックカバーの特徴についてお話しようかと思っています。

手にしているのは幅1センチのレザー。
裏と切ったところを磨いてあり、毛羽だちが消えてます。

さてさて、二色のブックカバー用のレザーの下ごしらえが終わったところです。
ほとんどのパーツは裏返しになってます。
ちょっと光沢も出てるでしょう。磨くとね、全然違いますね。

それで、手にしてるのは表紙を差し込むポケットの補助のパーツです。
ノートカバーでは、このベルトの要望が多いんですよー。
一つのノートカバーに、2冊挟みたい方がたくさんいらっしゃって。
片側の表紙しかポケットに入れないから、ノートが外れやすくなります。
そこで、背表紙に近い所にこういうベルトが付いてると良さそうでしょう。

そんなわけで、ブックカバーにもこのベルトを取り付けたんです。
電車通勤の頃は、たいがい2~3冊持ち歩いてましたしねー。