引き続き、完成すると見えなくなる部分のお話ですよ。
オーダーメイドの長財布作りの模様です。
上段のカードポケットのパーツの下端のとこなんですけども。
端6ミリを斜めに漉きまして。
漉いた真ん中3ミリのとこで縫いまして。
極細の糸で縫いまして。
さらに縫い目をグイグイ潰しました。
これでカードを差し込んだときにステッチに引っ掛かることはありません。
そして、下のパーツを接着すれば、二度と見ることもありませんねー。
引き続き、完成すると見えなくなる部分のお話ですよ。
オーダーメイドの長財布作りの模様です。
上段のカードポケットのパーツの下端のとこなんですけども。
端6ミリを斜めに漉きまして。
漉いた真ん中3ミリのとこで縫いまして。
極細の糸で縫いまして。
さらに縫い目をグイグイ潰しました。
これでカードを差し込んだときにステッチに引っ掛かることはありません。
そして、下のパーツを接着すれば、二度と見ることもありませんねー。
誰にも知られないように、誰かの役に立つことを続けてみるって、結構良いらしいですね。自分の心にとっても。
…さて、長財布作りの様子は…
次に作るパーツの下ごしらえが済む一歩手前です。
手に持ってる小さなパーツのボタン付けがあと一個。
ここでね、おそらく気付かれることのないパーツがありまして。
金具と金具の間に入る小さなドーナツ型のパーツ。
ボタンを付けられる厚さに調節するためだけのドーナツでして。
人知れず、誰かがやらなければならないことを成すような、渋いやつです。
いや~っ、グッと冷え込みまして。寒いですねー。
前にさっ、自分が冷え症であることが分かったってお話した気がします。
つま先とかをちゃんと温かくしとくと、人生は遥かに違う。
さて、よもやま話はさておき、本日の楽しく作っていきたいと思いまーす。
一番大きいパーツが登場して参りました。
オーダーメイドの長財布の次に作るブロックです。
カード用のポケットになるパーツを取り付けていきたいと思いまーす。
こないだ端を漉いてカードが引っ掛からないようにしたパーツもありますねー。
もう少し下ごしらえが残ってまして。
まずは、パーツごとに裏面や側面を磨きますよ。
染めておりますよー。
長財布用の打刻したレザー。
打刻したときの水がすっかり乾きましたので。
凹んだとこに染料ゆきわたる様にブラシを掛けまして。
ヘラで余分なのは取り除きまして。
乾いてきたら布でもって凸部分をさらに磨いて参ります。
ヌメを染めるときなんかは、もっとスピード勝負で染料をふき取るんですよ。
この色のレザーと染料の組合わせのときだけの段取りです。
今は艶やかに赤いですが、ほんとにね、隠し味みたいになりまして。
今日も那須は晴れ渡りまして。
私もいつも通り日向ぼっこしながら作っています。
さて、オーダーメイドの長財布作りの模様です。
打刻した飾りポケットが乾くまで、まだ時間が要りまして。
その間に、次に作るブロックの下ごしらえを進めときましょう。
そんなわけで、カードのポケットの下側を漉いております。
こうしとくとカードがスムーズに入るんですよ。
逆に言いいますと、これをしないとカードを入れようとしたときに途中で引っ掛かる感じになるんですねー。
那須の中でも盆地にいるんですけどね。
この季節は、山から冷たーい空っ風が嵐のように吹き下ろしてきまして。
そんな日には、引きこもって作るのがなによりですな。
そんなわけで、オーダーメイドの長財布作りの模様です。
引き続き打刻ですねー。
2枚目を叩きまして、本作での刻印は打ち終えです。
どうでしょね、この生まれながらにしてアンティークな感じ。
ところで、打刻するときはレザーに水をたっぷり吸わせまして。
そしてね、乾くにつれて反り返ってきます。
たまに反りを直しながら2~3日待ちますと、反らなくなりまして。
そしたら染めて参りましょう。
那須はそよ風の陽気です。
この季節にさ、窓を開けっぱなしにして作れるなんて、なんだか幸せ。
さあ、叩きに叩きましたよ。
長財布に使う飾りポケット一面の打刻です。
右上に並んでる刻印を打ち並べまして。
この広さでここまで小さな刻印を使うのも珍しいと思うんですよね。
ところで、最初にこの長財布をオーダーされたジュエリーデザイナーさんの作品は、折りに触れ拝見してまして。
立ち止まることのない研究や工夫を感じます。
さて、今回の打ち並べ方も前と同じ “シンメトリー” というもの。
でもね、もしもその方の目に留まれば、私の変化にも気付いてもらえるかも。なんとなく。