
赤と黄色が目にも眩しいです。
こちら、ブックカバー作りはパーツの仕込みが続きます。
側面のヤスリ掛け。
そして裏面の磨き上げが入りました。
のりしろを残して磨いてるので、色の違いが分かります。
水性の樹脂が乾くとともに、反ってきてます。
あとは、側面を磨けば下ごしらえは完了です。
色の持つ影響だと思うのですが、なんだかねー、作ってるときも気分がちょっと違う気がするんですよ。
黄色は陽気さ、赤は生命力、やっぱそういう影響力もあるんでしょうね。

“人生はどんなパンチよりも、重くお前を打ちのめす。
”
だがどんなにきついパンチだろうと、どれだけこっぴどくぶちのめされようと、休まず前に進み続けろ。
ひたすら苦痛に耐えて前に進むんだ、その先に勝利がある。
(映画「ロッキー・ザ・ファイナル」より)
…えーと、ロッキーが息子を諭し励ますセリフです。
いやー、厳しい人生観ですね。感動してちょびっと泣きました。
さて、そんな私も苦戦中です。
こちらブックカバー作りで。
裁断のときに「レザーが硬いかも」ってお話したと思います。
したっけさ、蝶番の形に曲がらないの。硬くて。
以前は水を入れて折り曲げやすくしてたんですが、仕上がりを綺麗にするために止めました。
それで、揉んで内側の繊維を切ることで折り曲げてます。
野球のグローブを使いやすくするのと一緒です。
それにしても、硬い。特に黄色のレザー。
でも、焦りは禁物です。
硬いってことは、無理に折り曲げれば割れるってことです。

夜も更けて参りました。
なんだか今日はくたびれまして。お酒も用意しましてね、ちょっとくだでも巻きますか。
個人的な思いですよ。
疲れをおして働くってのはね、どうかと思うんですよ。
せっかく任せてもらえた物作りです。素材は傷つきやすいです。そして、経年変化を楽しみながら長く使って欲しい品物です。
もし、それでもってなら、技術も集中力も遊び心も落ちてるのを分かってやれってことで…
さあ、今日のブックカバー作りのは床(とこ)磨き。レザーの裏側の仕上げと、蝶番作りの下ごしらえです。
芯通し染めのレザーの個性を活かして、透明な樹脂を塗ってガラス板で磨きます。
毛羽立ちを抑えて艶やかになりまして。
濡れてるように見えますよね。
今日中にここまで出来て良かったー。
水性の樹脂入りワックスを使いますからね。
しっかり乾かすと、綺麗に仕上がりやすいので。
そして、ふぅ~っとね、ため息です。
乾かしてるレザーを見ながら一杯傾けまして、ついつい触り回したくなります。
でも、それは本当にダメ、絶対。

…オーダーメイドのコースター用のレザーが乾いてきまして。
次は裏面を磨くのですが…
まあなんてことでしょうっ。
パカッと外れてしまいました。
な~んちゃって。
今回はなんと、今回は接着なしで作ってます。
試作のときに気付いたんですよねー。
水に濡れると乾いた接着剤が溶けだしまして。ねちょねちょって。
したっけ油性の接着剤は?ってなりますが、それも無いなーっつって。
例えばね、バーボンをロックで呑むとしましょう。
哀しくて哀しくてとてもやり切れない夜だとしてね。何杯もおかわりして。
グラス周りの水滴が、コースターに流れ続けます。
じっくり、ゆっくり、たっぷり水が染み込むコースターは、きっと快適ですよ。
もちろんね、そんなことには気付かず「明日も続くのか~」なんつって呑んでてOKっす。