
もう金曜ですね。
おとといくらいも金曜だった気がするんですけども。
したっくれさ~、あっという間に年末になりそう。
ところでねっ、師走には黒革の需要がありまして。
流行に左右されない師走の黒って。
お客様に教えて頂いたんですけどもね。
時期といい名刺入れという品物の性格といい、プレゼントってことで連想しますと…
なるほどねって思いまして。
そこに遊び心を足すスタイルで参りま~す。
いくらか作りためておけたらいいな~。
下ごしらえが続きます。

色も形も違ったら、いわゆるペアとは違うかな。
でもなんつ~ん?
いわば心のペアでして。
出来れば同時に完成させたいな。
オーダーメイドの2つの名刺入れ作りの続きですよ~。
さて、接写したのはボタンの裏側ですよ。
厚みが出したくないときに使う ハンシャ って金具です。
極薄なのですが、そのままだと名刺の端がつっかかります。残念。

そこでコレ。
金具にまとわりついてる液体みたいなヤツ。
硬化したエポキシ樹脂で~す。
炎のような独特の盛り方で、スロープになってます。
これならねっ、名刺の端は引っ掛かりません。
意地悪してわざと引っ掛けようとしたってね、ツルっとなってOK牧場。
実はココ、2日前から仕込んでました~。
床(トコ:革の裏面)仕上げとエポキシ樹脂の硬化時間を見込んでさっ。
2つ一緒に完成させたくて。

今宵も更けて参りましたね。
水割りでも呑んでクダ巻きたいと思います。
人間もさ~っ、いつ逝ってもおかしくないですよね。
「最後の日と思って生きろ」みたいな格言もいっぱいあるけど。
実感できなくて普通って、思うんです。
命のロウソクが減っていくとこなんて、直に見ること出来ないし…
さて、色とりどりの革をつなぎ合わせてますよ~。
黒、茶、ヌメの革の端っこを漉いてつないだ表裏です。
厚さが1ミリしか無い革の端を斜めに漉いてますのでね。
だいぶん繊細なヤツらですよ~。
そうは言いましてもね。
私にしか出来ないってことでも無いです。もっと上手な人もいっぱいいることでしょう。うんうん。
でも思います。
私の命のロウソクは、こういう子たちにちょっとずつ分けるのが幸せです。

昨夜、「堤防の様子みてくる」的なやむにやまれぬ事情で、外に出ました。
吹き荒ぶ風がクルクル方向を変える。
横殴りの雨、視界は濃い霧に阻まれ、足元はまるで川のよう。
そんな中でも人間の感情って不思議。
「ここは俺に任せろ~」
「オレにかまわず先に行け~」
なんてことを言う架空の仲間を想像すると、ちょっと楽しくなりました。

さて、無事に帰って来たというわけでね。
今日も楽しく作ってゆきたいと思いま~す。
ずいぶん形になってきましたよ。
レザー蝶番のシステム手帳の続きです。
背表紙へのネジの埋め込みもバッチリで~す。
ここは気に掛けてましたからね~。
ネジの端っこと縫い線までに3ミリは欲しかったんですけどもね。
2ミリで無理を通しました。道理もへっこむってヤツです。

しかし、つくづく思いますよ。
無理を通すのは、本当に大切なことだけにした方が良いですね~。