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2017年10月16日 久々に完成っ “蝶番のレザーブックカバー 黄丹(おうに)”

いや~っ、寒いですね。
いきなり冬になっちゃったみたいに。
大丈夫でしょうか、帰り道でぶるっぶるしてたりしませんでしたか。

さて、オーダーメイド作品づくりの途中ですが…
仕様に調整が入ることになりまして…

その間にブックカバーが完成しておりま~す。
“蝶番のレザーブックカバー 黄丹(おうに)” です。

ほんとひっさびさに作りました。
なんといっても一番の特徴は縫い糸です。
草木染め作家の “Dou.De.Ville” さんによる糸は、それそのものが作品なんです。

私も本が大好きなんですけどもね。
面白い本に出会うと、読み終わる頃にもったいなくなっちゃって、1日3ページだけのお楽しみにしちゃったりして…
大好きな読書の時間にそっと花を添えるようなブックカバーにできてるといいな~。

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2017年10月13日 久々に登場っ、黄丹(おうに)色の草木染めの糸で~す

どうもどうも今週もお疲れさまでした、To Be だよ。
なんかね~、那須は肌寒いんですよ。
冷え症には辛い季節が始まるなぁ…。

生成りのヌメ革を黄丹色の糸で縫った様子
生成りのヌメ革を黄丹色の糸で縫った様子

気を取り直しまして、縫い始まってますよっブックカバー。
今回のポイントになる黄丹(おうに)色の糸で~す。

ヌメ革よりもちょっくら濃いオレンジに見えますかね?
それにしたって淡い色。

その昔は偉い人しか纏えない高貴な色だったとか。
個人的には、高貴かどうかより「陽が昇るときの色」っていうのが好きなんですよね~。

草木染めを研究してる作家さんの糸で、とっても高価。高貴で高価。
大量生産じゃ無いのってどうしてもね。

経年変化では、ヌメ革は深い飴色に向かい、糸は色あせてゆきます。
何年も、何十年も掛けての変化です。

…かなり完成に近づいて参りましたけども、一旦停止です。
オーダーメイドのぷちシューズのご依頼がありますので、明日からはそちら中心にお伝えして参りま~す。

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2017年10月12日 苦心して改良してきた背表紙の裏を見つつ

このところちょっと根を詰めすぎたのか…
ちょろっと疲れがたまってるみたいです。
そんなときもありますよね~。

継ぎ目、分かりますか?
継ぎ目、分かりますか?

さりとて、ブックカバー作りの続きですよ。
相も変わらず手の掛かる下ごしらえです。

手に持ってるのは背表紙のパーツです。
内側ですよ。

革を折り畳むことで、外側も内側も革の吟面です。
継ぎ目になるとこは、革を斜めに切って貼り合わせて段差を無くしてまして。

いつものことなのに、今日はしみじみ眺めまして。
この加工も随分手際が良くなったんじゃないかな~、なんて。

自画自賛で恥ずかしいとこですけどもね。
たまにはいいかな~。

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2017年10月11日 久々っ、黄丹の草木染めの糸にてブックカバーを作るゾ

どうもどうもこんばんはっ、To Be だよっ。
今宵も更けて参りましたね、今日もお疲れした。
ぼちぼち一杯どうでしょか。

お馴染み?ブックカバーのパーツ達です
お馴染み?ブックカバーのパーツ達です

さて、こっちでは新たな仕込みですよ~。
お馴染み?
…のブックカバー作りっで~す。

でもでも、今回は黄丹(おうに)の糸で縫いますよ。
これも久しぶりだな~。

知ってますかね?黄丹。
草木染め作家さんの手による和の色合い。
オレンジっぽいのだけど、陽が昇るときのいろなんだってさ。

とうのも、熱心になって進めてました材料の仕入れ先の改善が順調でして。
やってみるもんだよね~。

でさっ、自ずと川上から川下に向かうよね、改善。
品ぞろえとかギャラリーの整備に気を使えるようになってきま~した~っ。いぇ~いっ。

オーダーメイドの制作も一段落して「今だ~っ」なんつって。

こっそりマグネットのぷちリュックも完成してます
こっそりマグネットのぷちリュックも完成してます

ちなみに、こっそりマグネットのぷちリュックも完成してますからねっ。
このリュックめっちゃ可愛くないですか?

これお気に入りなんですよね~。
ある日いつものそっけないマグネットがこれに変わってたら、ニマニマしちゃうと思んだよねっ。

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2017年6月24日 糸そのものが作品なんです

週末は楽しくお過ごしでしょうか~。

今日はねっ、久しぶりに使う糸がありまして。
糸そのものが作品の糸。
ちょこっとお話したいと思いま~す。

草木染めによる黄丹色の糸で縫ってゆきます
草木染めによる黄丹色の糸で縫ってゆきます

さて、オーダーメイドの簪ケース作りの続きですよ。
蝶番やヒネリが出来てきました~。
手縫いも始まってますね~。

そうっ、この糸です。
草木染めを研究されてる Dou.De.Ville さんによる黄丹(おうに)色の糸。

黄丹は朝日が昇る色と言われます。
ちょっとイイよね。
「新たなる希望」みたいな?
その昔はやんごとない身分の方だけの高貴な色、いわゆる禁色でした。

そして以前は亜麻(リネン)の細い番手だけでしたが、今回は麻(ラミー)でしかも太いです。
革細工にも十分な強度がありますよ。

この糸を使っているのはオーダーメイドのご依頼者様による指定です。
私もお客様にぴったりなんじゃないかな~って思うんです。

…ぼちぼちパーツの仕込みも済みまして。
いよいよ本体の箱作りに入りますよ~。

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2013年4月30日 紫草(むらさき)の種を蒔きます

“紫草” (むらさき)の種。粒は2mm程の大きさ。
“紫草” (むらさき)の種。粒は2mm程の大きさ。

“紫草”(むらさき)という花の種を蒔きます。
2mm程の種は、パールのような艶と陰影のある姿です。この写真で、見つかるでしょうか。

ひと月少し前の3月24日、那須のハンドメイドのイベントにて、草木染めの “Dou.De.Ville” さんから頂いた種です。

紫草の根からは、それは高貴な染料が得られるとのこと。
教えていただいた通り、ゴールデンウィークまで待ちました。そしてこれも教えていただいた通り、一晩水に付けてから蒔こうと思っています。
ワクワクします。

ところで、この手のことにはとても疎いのですが、紫草にまつわる和歌を一つ。

“紫のにほへる妹(いも)を憎くあらば人妻ゆゑに我(あれ)恋ひめやも” (万葉集 巻一 21)

【意味】紫草のように美しい妹よ、もし憎ければ、人妻と知りながら恋い焦がれたりするものか。

…調べたところ、至難の技のようです、栽培するのも。
こういう場合は、ほらっ、やっぱりね、祈るのです―――。

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2013年3月29日 “黄丹(おうに)”色の糸、出番です

仲村さんの草木染めの糸にて
仲村さんの草木染めの糸にて

縫い始めました。レザーブックカバー。

縫っている糸は、先日手に入れたばかりの草木染めの糸です。
草木染めされた仲村さんご夫婦によると、レザークラフトに使うと、糸に力が加わる独特の工程で切れてしまうことがあるとのこと。

糸を引くときは針を離して糸そのものをたぐり、縫い目を引き締めるときは掌ではなく指で引いて、縫い進めます。

“黄丹(おうに)” 色の糸は、鮮やかでいて、落ち着きあるようです。
「さすが “禁色”(きんじき)にまでなった色…ということかな」などと感じながら。