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2015年2月17日(第二部) 仕上げの始まり

裁断面を削って面を出します。仕上げの始まりです。
裁断面を削って面を出します。仕上げの始まりです。

天竺って、近づく程に遠くに見えるって話ですよね。
なんでそんなことになっちゃったんでしょうね。

さて、ブックカバー作りの続きですよ。
仕上げの手始めに、ヤスリで面を作っております。

なかなかに手強くて、なんか納得しました。
厚いよね。寒さはグッと厳しくなったけど、厚さも負けてませんよコレ。

そうは言っても残りは取った一面のみです。
これだけ厚いと本当に面だよな~っなんて思いながら。

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2015年2月16日(第二部) 峠越え

縫い上がったブックカバー
縫い上がったブックカバー

よっしゃ~っ、縫い上がったらこっちのもんだっ、よっしゃ~っ。
…と、ひとしきりはしゃぎましてね。
オーダーメイドのブックカバー作りの模様ですよ。

難しい穴あけ。
続いて糸が切れないよう気を使う手縫い。
いや~っ、良きかなよきかな。

したっくれさ、裁断面が菱餅みたいになってますよね。
ここを綺麗に仕上げて参ります。
繊細な工程ではありますが、これまでを思えばね。
気を付けるとすれば…ちょいちょい手を綺麗に洗いながらですかねぇ。

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2015年2月15日(第二部) 革の中のが長いもの

縫い上がった裏表紙
縫い上がった裏表紙

那須は凍てつく風が吹き荒れる日曜日。いかがお過ごしでしょうか。
それでもね、子供たちが遊ぶ声が聞こえまして。
ふぉっふぉっふぉ、元気じゃのう。なんつって作ってますぞ。

はい、こちらはオーダーメイドのブックカバーです。
すっかり縫い穴が開きまして。
さらに裏表紙は縫い上がりました。

ひと目4ミリピッチなんですけども。
厚さが7ミリあるとこもありまして。
したっくれさ、前に進むよりも革の中のが長いのね。

♪じ~んせいはワンツーパンチ
なんて唄も飛び出しますなぁ。

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2015年2月14日(第二部) 難所を越えて見られるもの

すべてのパーツの接着を終えた姿です。
すべてのパーツの接着を終えた姿です。

威風堂々。
レザーは若いけど。

さて、ブックカバー作りの様子ですよ。
飾りポケットの取り付けが済むとともに、接着がすべて終わりました。

いや~っ、越えましたね。難所。
まだ峠道は続きますけどもね。
三点支持が必要みたいなとこは、通り過ぎまして。
したっくれさ、ホッとしてこの姿を見ることが出来るってものですなぁ。

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2015年2月13日(第二部) 最難関通過中

幅約6ミリ、厚み約7ミリ。さらに接着の弱い豚革を挟み込んだステッチラインの穴開けです。
幅約6ミリ、厚み約7ミリ。さらに接着の弱い豚革を挟み込んだステッチラインの穴開けです。

ココですココ。
今回の最難関。
バラバラになるかグチャグチャになるかって言ってた穴あけです。

…どうやら大丈夫そうですね。
さて、オーダーメイドのブックカバー作りの様子ですよ。
蝶番のすぐ隣りへの飾りポケットの接着と穴あけですねー。

ココを乗り越えるために、難易度が低いと思われる個所から進めて来たわけです。
したっくれホラっ。綱渡りみたいにピシャッと開いてるでしょ。いや~っ、どうでしょね。

あと2か所、手に汗握りますね~。
ちなみに、手の汗はちゃんと拭いてから作りますよ。シミになるので。

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2015年2月12日(第二部) 空中庭園?

四隅の飾りポケットの取り付けの様子。個別に縫い穴を開けています。
四隅の飾りポケットの取り付けの様子。個別に縫い穴を開けています。

夕陽が降り注いでおります。
制作中のオーダーメイドのブックカバー。

飾りパーツの取り付けが進んでおりますねー。
またアレですよ。空中庭園みたいになってるパーツがありますよね。
一つずつこんなことしてたら、いくら時間があっても足りないって思われるかもしれませんね。実は、足りないんです。

四隅は背表紙と違いまして、接着力の弱い裏地が挟まってます。
だもんで、道中で剥がれてくるかも知れません。
実際にね、縫い穴を開けるとき、一か所だけ剥がれました。
でも、すぐに付け直せる程度で済んでおりますよ。

次は、最難関ですな。

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2015年2月11日(第二部) 禁色(きんじき)とされた黄丹(おうに)にて

草木染めによる黄丹(おうに)色の糸で縫っています
草木染めによる黄丹(おうに)色の糸で縫っています

夕陽の中の黄丹色の糸。
綺麗だな~って思います。
草木染めの “Dou.De.Ville” さんによる黄丹(おうに)色ですね~。
昔、絶対禁色(きんじき)とされていたという色ですね。やんごとない方だけの色ということで。
今は自由に使えて嬉しい。赤のようなオレンジのような柔らかーい色です。

さて、オーダーメイドのブックカバー作りが進みます。
縫うことで確認出来ました。昨夜の作戦通り、縫い穴がピシャッと合いまして。

ちなみに、糸の素材も普段使ってる麻やポリエステルと違います。
亜麻でしかも細めですので、比べると引っ張りに弱いです。

ところがどっこいしょ。
革を縫うときは両手で糸を持って一目ひとめ縫い締めるわけです。
だもんで、両手の親指と人差し指だけの力だけ使いまして。
そ~っと縫い進んで参ります。