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2017年7月9日 カードポケット部分の工夫

那須は今日も夏日っ。
暑いのって辛くもあるけど楽しいよねっ。
なんつ~ん?
寒いのと比べたら自ずとテンション上がる感じ?

そんなわけで、今日も楽しく作っていきたいと思いま~す。
本格的に組み立てが始まりましたね~。
オーダーメイドの二つ折り財布です。

二つ折り財布のカードポケットのブロックです
二つ折り財布のカードポケットのブロックです

まずはカードのブロック。
4枚分のポケットをつくりますよ。

“Tシャツ” の左右も斜めに漉いています
“Tシャツ” の左右も斜めに漉いています

裏側をお見せしてるのは “Tシャツ” というパーツです。
形がそれっぽいでしょう?

これを重ねていくことで、好きな枚数分のポケットになるってスンポーです。
ただ、重ねる程に厚くなります。

…でっ、今回はつの試みがありますよ。
Tシャツの左右を斜めに漉きました~。

手間は掛かるけど、より自然な見た目になりますよ。
厚みを感じさせにくい感じです。(←日本語が不自由)

じゃっ、熱中症に気を付けて楽しく遊んでくれよなっ。 To Be との約束だゾっ。
ぼちぼち水不足とか言いだしそうだよね~。

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2017年6月27日 いよいよ佳境、オーダーメイドの簪ケース作りです

…完成が近づいて参りました。
オーダーメイドの簪ケース作りです。

本体とフタともに外観部分が縫い上がりました
本体とフタともに外観部分が縫い上がりました

外側が縫い上がってます。
もう出来上がりを想像できますね~。
黄丹色の縫い糸やエンブレムの取り付け方向は、なんとご依頼のお客様のご指定です。

そうそう。
昨日「ミニチュア作りの方法」とお話しましたけどもね。
厚さが2ミリしかない革で箱を作ってるからなんです。
普通なら4~5ミリ位は欲しいところ。

さて、続いては内装に取り掛かりますよ~。
必要なパーツ数は外側と一緒です。

内装、そして難関の本体とフタの合体に続きます
内装、そして難関の本体とフタの合体に続きます

本体の内側が一段高くなってて、そこにフタをカポっとはめる形です。
付印籠(つけいんろう)という形ですね~。

そして、本体とフタの合体が最大の難所っ。
さてさて、気合入れて参りますよ~。

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2017年6月26日 ご自慢の革と糸だけで作る “ヒネリ” です~

苦労自慢が長い男ってのはモテないですよね。
逆に、散々苦労した上で、人の苦労話をただ聞いてあげる。
そして「自分は不器用ですから」みたいな。
そういう男に、はきゅ~んっと来たりするものでしょうか?

…四方山話はさておき、オーダーメイドのかんざし入れ作りが続きます。
ようやく箱らしくなってきましたね~。

ようやく箱らしい形になって来ました
ようやく箱らしい形になって来ました

革で箱も幾つか作り方がありまして。
採用してるのはミニチュア作りに多い方法。
試した中ではステッチが一番綺麗だったんだ~。

そしてご自慢の“ヒネリ”。
散々失敗して作りだしたパーツです。

革と糸だけで作った “ヒネリ” です
革と糸だけで作った “ヒネリ” です

自慢したくなるよね。自慢しちゃうよね。自慢していいよね。
いや~、われながらこういうところがアレなのかな~?てへっつって。

でもでも、革と糸だけで作るなんて捻りが効いてるでしょ?ヒネリだけに。
(↑ダジャレじゃ無いですよ)

…えっと、大丈夫ですか?。
まだ読んでもらえてますか?
全然関係ない話していいですか?
DASH部屋にレースのカーテンも入りました~。

DASH部屋にレースのカーテンが入りました
DASH部屋にレースのカーテンが入りました

ちょっと迷ったんですが…入れて良かったかも。
やらか~い雰囲気になった気がするんですよね~。

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2017年6月24日 糸そのものが作品なんです

週末は楽しくお過ごしでしょうか~。

今日はねっ、久しぶりに使う糸がありまして。
糸そのものが作品の糸。
ちょこっとお話したいと思いま~す。

草木染めによる黄丹色の糸で縫ってゆきます
草木染めによる黄丹色の糸で縫ってゆきます

さて、オーダーメイドの簪ケース作りの続きですよ。
蝶番やヒネリが出来てきました~。
手縫いも始まってますね~。

そうっ、この糸です。
草木染めを研究されてる Dou.De.Ville さんによる黄丹(おうに)色の糸。

黄丹は朝日が昇る色と言われます。
ちょっとイイよね。
「新たなる希望」みたいな?
その昔はやんごとない身分の方だけの高貴な色、いわゆる禁色でした。

そして以前は亜麻(リネン)の細い番手だけでしたが、今回は麻(ラミー)でしかも太いです。
革細工にも十分な強度がありますよ。

この糸を使っているのはオーダーメイドのご依頼者様による指定です。
私もお客様にぴったりなんじゃないかな~って思うんです。

…ぼちぼちパーツの仕込みも済みまして。
いよいよ本体の箱作りに入りますよ~。

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2017年6月20日 厚い革のステッチを美しく縫う工夫

いよいよ終盤。
オーダーメイドのブックカバー作りです。
接着や縫い穴開けも済み、手縫いが始まってますね~。

全てのパーツがステッチ一目の長さから設計されております
全てのパーツがステッチ一目の長さから設計されております

こう見えましてもアレですよ。
長いながい努力を続けてきまして。
ダジャレを仕入れるのと同じくらい、学び続けてもおりまして。

縁飾りやベロ型のシオリ、補助ポケット等のパーツが内外に付きますが…
乱れの無い美しいステチなステッチ。ステッチだけに。

秘密はね。
全ての長さをステッチ一目の倍数で設計してること。
そして、接着前にそれぞれ縫い穴を開けてることかな。
普通ね~、そんなことはしないです。

もう完成が近いですからね。
今日は真面目にダジャレ無しでお話ししました~っ。

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2017年5月15日 レザーコースターを一晩浸した水の色

ど~もど~も To Be ですよ。
グズグズ天気が続くみたいですけどもね、それなりにお過ごしでしょうかね。
ユル派としては、無理にテンション上げなくてもいいと思んだよねっ。

水の変色の理由は汚れが落ちたということだけではありません
水の変色の理由は汚れが落ちたということだけではありません

そんなわけで、2年使ってるコースターのメンテナンスと新品作りの続きでっ~す。
まずは一晩水に浸したレザーコースター。
水がレモン色っぽく変色してますね~。
ひょっとしたら、他の例えが思い浮かんだかも知れませんが、断じてレモン色ですよ。

「染み込んでた汚れが落ちたから」って言うと嘘半分だね。
そもそもヌメ革を水に浸すとこんな色が出るんです。
ただ、表面をよ~く見ると汚れが落ちたのも確かだと思う。

ブラシで優しく汚れを払います
ブラシで優しく汚れを払います

そして、今回はペネトレイトブラシで優しく擦りました。濡れたままね。
無ければ歯ブラシでも良いと思う。使い古し柔らかいので、優しくですよ。
細かい汚れが落ちていくのが見てとれます。

この後は陰干しです。
びしょ濡れで約65グラムありますが、半分くらいになっかんね。重さは個体差ありますよ。

新品の制作は手縫いに入っております
新品の制作は手縫いに入っております

一方、販売用の新品作りは手縫いに入ってますよ~。
色がもう全然違いますよね。
「ヌメ革の肌色っぽいのがどうもね」っていう場合は、最初に日焼けさせるのも良いんですよ。

…ところで、関係無い話していいですか?

DASH部屋にやって来ました。
とうとう、いやトゥートゥー来ました。
注文から2ヶ月以上待つという手作り長机~。

お待ちかねの長机がやって参りました~
お待ちかねの長机がやって参りました~

ずっと知りたかった風合いは予想以上です。
ぐふふふふ、夢のアトリエにまた一歩近づきました~。

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2017年5月11日 アニリン革の特徴を少しだけ

期間限定のチョコミントをいただきましてね。
ハーゲンダッツでおととい出たやつ。
安定の美味しさですよ。ダッツさんは定期的に補給しないとね~。

さておき、赤と生成りの名刺入れ作りの続きです。
もうポケットを接着する段取りまで参りました。
毎度ながら下ごしらえが済むと早いよね~。

アニリン革の吟面を削ってのりしろにしています
アニリン革の吟面を削ってのりしろにしています

のりしろをヤスリで削ってるの、分かりますかね?
艶っぽい色はアニリン仕上げの革の特徴ですけどもね。
吟面に透明なタンパク質の層があるんです。

それによって、生前のシワ等の味わいとガラス革のような艶の両方持ってるわけです。
だもんでね、製法が発見された当時は一世風靡したらしいよ。

もう一部で手縫いが始まってます
もう一部で手縫いが始まってます

ただ、水性の接着材を使うには、その層を削ります。
ちょっと一手間です。
どんなことでも一手間で大違いだかんね~。

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