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2016年1月17日 オーダーメイドの初手は名入れの刻印

水を含ませた革に刻印を打ち込みます。
水を含ませた革に刻印を打ち込みます。

名前って、入れますかね?
例えばお財布買うときに「お名前を入れられます」ってあったら…

さて、オーダーメイドの小銭入れ作りが始まってま~す。裁断の途中ですね~。
こないだ作った小銭入れをご覧になったお客様にご注文いただけました~。
やっぱり嬉しいですね~。ありがとうございま~す。

それで、今回はお名前の刻印を入れてまして。モザイク掛かってますけども。
革は水を含ませて打刻するもんで、名入れは全てオーダーメイドなんですよ。

オーダーメイドの小銭入れのパーツ達を裁断しました。
オーダーメイドの小銭入れのパーツ達を裁断しました。

「あれ?」って思うかも知れません。
完成品でも「お名前入れられます」っていうとこも多いもんで。

最近はね、レーザーですよ。
「フォースとともに~っ」つって。

実は私も興味深々で、けっこう調べたんですよ。
「すっげ~っすっげ~っ」言いながら。
文字という文字はなんでも使えます。
もちろん漢字もOK、明朝、ゴシック、なんでもござれ。
完成品だって入れられます。

…で、そっとね…調べるのを止めまして。
今もトンテンカンテン打っております。

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2015年11月19日 どれだけ伸びるか分かりやすくしてみました

反対側の一枚も打刻しました。
反対側の一枚も打刻しました。

あんまりクシャミが出るもので。
往年の加藤茶の真似をね、練習してました。
「ひっぷしぃ」って感じ?
最初の「ひっ」の発音にこだわりあり。
あと喉が痛くて。

そんなわけで遅くなりましたけどもね。
残り半分も打刻してますよ。

型紙とのズレはこの位です。
型紙とのズレはこの位です。

そして型紙と重ねて撮ってみました。
革がどのくらい伸びちゃうのか分かりやすいようにですね。
上とか右の方を見ると、面白いようにズレてますね~。

そりゃあ、経験の浅い頃の実験ではね。
「こりゃ使いものになんないね~」って思ったわけですよ。
この後の変化も見る前に。

ちなみに、横を向いてクシャミするのって危ないですね。
首がグリッとなりまして。
ちょっと寝違えたみたいになる。
どうぞお気を付け下さいませ。

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2015年11月15日 叩いて伸びて乾いて縮んで行って来い

蝶番の周りは元のサイズまで縮みました。
蝶番の周りは元のサイズまで縮みました。

失敗しちゃってさ~。
ちょっと悩んでたんですけどね。
覚悟を決めればねっ、スッキリするもので。

したっけ西日も差し込んで。
なんだか気分も良いものです。

さて、打刻入りブックカバーの挑戦は失敗してませんよ。
蝶番を形にしました。

ここもさ、打刻の後は伸びちゃってたんですよ。
縦に5ミリくらい。
でも乾いたら縮みまして。
ほぼ型紙通りとなりました~。
そうなると思ってたんだよね~。

さて次は、ちゃんと縮まなかった反対側の端っこをどうするかです。

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2015年11月14日 カービングシート無しの打刻の結果

粘着シートを貼らなかったため、床(トコ:裏側)はツルツルに仕上がりました。
粘着シートを貼らなかったため、床(トコ:裏側)はツルツルに仕上がりました。

なにげなく触ったものが、ネバネバしてたらアレだよね。
例えばドアノブ。
椅子を引こうとしたときの背もたれ。
そしてテーブル…

そんなわけでね、ネバネバを嫌っていくスタイルで作っていきたいと思いま~す。
革に打刻するときは、裏に粘着シートを貼ります。普通ね。

ところがどっこいしょ。
今回は貼らずに打ちましたよ。
シートを剥がしたあとのネバネバを嫌っていくスタイルです。
お陰さまでね~。
ご覧の通り、磨き上げればツルッツルですよ。

しかし代償はあります。
最大で2ミリは歪みましたね、革が。

そうなんです。
ドミノ倒しみたいに問題が起きてくる予定ですよ~。

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2015年11月13日 挑戦する気持ちがアレですよね

バスケットが打ち上がりました。
バスケットが打ち上がりました。

挑戦しようって気持ちがね、大事ですよね。
いつも心に西新宿の親父ですよ。

でっ、打ったのはブックカバーの刻印です。
シンプルな打ち方で、バスケットって呼ばれます。

実は、本体に直に打刻を入れるのは初めてでして。
何度も作ってきたようでですけどもね。

アイデアは、よぎってましたよ。
もともと刻印も打ってたしさ~。
蝶番のブックカバーも作ってたかんね。

でもね…
挑戦することに良い予感がまるで無かったんだ。
ずいぶん弱気なもんでしょう。
負けを意識したら本当に負けちゃうみたいなアレですよ。

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2015年11月12日 完成。慎ましパスケース

ヌメ革のパスケースです。
ヌメ革のパスケースです。

完成で~す。
一ポケットのシンプルなパスケースっで~す。

打刻パターンはシンメトリー。中央にハート型が隠れてます。
打刻パターンはシンメトリー。中央にハート型が隠れてます。

特に「こうだ~っ」って主張は無い品です。
ヌメ革の性質に添った打刻と手縫いの慎ましい一品ですよ。

ポケットは一つだけです。
ポケットは一つだけです。

さて、普段のショッピングでヌメ革の品を見かけることは殆ど無いわけです。
それは何故か?

コバ(裁断面)も染めずに磨きました。
コバ(裁断面)も染めずに磨きました。

ヌメ革はどんどん日焼けします。
触れれば手の平の僅かな油分も吸い込みます。
それが経年変化の楽しみにつながるのですが…
そりゃねっ、お店では見かけないわけです。

作り手としてはね、どんどん閉まっちゃいますよ。
閉まっちゃうおじさんです。

ふかふかの綿のタオルに包みまして。
真っ暗な戸棚に閉まってしまいます。
本当の持ち主に見つけてもらえるまで。
なんか眠り姫みたいだね。

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2015年11月11日 まもなく完成、パスケース

コバ(裁断面)のヤスリ掛け後に縫い穴を開けました。
コバ(裁断面)のヤスリ掛け後に縫い穴を開けました。

肌寒くなったもんですね。
夢工場には南と西に大きな窓がありましてね。
ぬくぬくの陽だまりです。
ほんと、拝む気持ち分かるわ~。

そんな陽だまりで作るパスケースもあとちょいです。
ちょっくら寄り道あったね~。
作り直しがね~。

でもトンテンカンテン穴あけて。
もうすぐ完成です。
先にヤスリ掛けを済ませちゃったもんでさ。
ステッチが際立つよきっと。
良い雰囲気だな~って思うけど、どっすかね。