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2016年1月21日(第二部) 紙の試作じゃ伝えきれない

それぞれ芯になるパーツを接着しました。
それぞれ芯になるパーツを接着しました。

ぼちぼち今宵もここまでで。
やれやれとお湯割りでもいただきますかね。
今が一番冷える時期だかんね。
あったかくして下さいな。

さあっ、腕時計バンドとブレスレットの進み具合ですよ。
芯のとこ、接着しました~。
かなり雰囲気が伝わるようになったんじゃないかな~。

やっぱさ、実物ですよ。
紙の試作だって形は伝えられるけれど…
色艶とか厚みとか質感はね~っ。

よい革だな~って伝わりますかね?
いえいえいえ、私の手柄じゃないですよ。

栃木レザー社のタンニンなめし革です。
地元ってこともあってね、こだわって使ってるんだ~。

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2016年1月20日(第二部) 贅沢だとおもうこと

オーダーメイドの腕時計バンドとブレスレットのパーツと型紙達です。
オーダーメイドの腕時計バンドとブレスレットのパーツと型紙達です。

今宵も更けて参りましたね。
ウィスキーのお湯割りでクダ巻いておりまして。

さてさて。
遅くなっちゃいましたけどもね。
オーダーメイドの腕時計バンドとブレスレットの全パーツっで~す。
裁断完了っ。トンっ。

やっぱ微調整ってのが時間が掛かるもので…
でも、たった一つだけのためでも型紙から作るってのが、贅沢でしょっ。

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2016年1月19日(第二部) バックルの溶接からスタートです

真鍮を溶かした銀でくっつけます。
真鍮を溶かした銀でくっつけます。

やっぱ、夜は冷えますな。
ところがどっこい、こっちは熱~い制作ですよ。
もうねっ、バーニング?

さて、始まりました~。
オーダーメイドの腕時計バンドとブレスレット作りです。
まずはバックルの溶接で~す。
溶かした銀でくっつける、ロー付けってヤツですな。

つってもね、真鍮も真っ赤になるまで加熱しますよ。
つないだとこが合金になるとしっかりすっかんね。

バックルが2つ出来ました。
バックルが2つ出来ました。

ちなみに、熱を入れ過ぎると真鍮も融けます。
突然キュルンって球になっちゃう。
だもんでポイントは寸止めです。未遂です。寸止め未遂ですよ。

さらに溶接汚れをブラシで磨きまして。
危ない液体で酸化させまして。
表面を磨けばアンティークなバックルちゃんの誕生で~す。
鋳物じゃないってのもね、ちょっと珍しいかもです。

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2016年1月18日(第二部) 「泥棒です。こんばんは」(名シーン)みたいに

腕時計のバンドと三重巻きブレスレットの紙の試作品です。
腕時計のバンドと三重巻きブレスレットの紙の試作品です。

夜も更けて参りましたね。
久しぶりにウィスキーのお湯割りでも舐めまして、クダ巻いて参りたいと思いま~す。
今日は大丈夫でしたか~。夜道はトゥルットゥルでしたね~。

さて、手にしてるのは紙の試作品ですよ。
右手のは三日前に「つくりま~す」つってそのままの腕時計のバンドです。
そして左手のは、三重巻きブレスレットっで~す。
両方作らせていただけることになりました~。いぇ~いっ。

したっけさ、対のアイテムにしたいでしょ?
ジブリで言うとこのカリオストロの指輪みたいな?
「泥棒です。こんばんは」(名シーン)みたいな?
だもんでね、トーン&マナーをピシャッと合わせてますよ~。

革の色とか縫い糸はもちろんですけどもね。
この二つのアイテムの全ての曲線は、一種類のφの円でそろえまして。
「兄弟姉妹みたいなアレ?良く分かんないけど」っていう印象がですね。
そこはかとなく醸し出されるように…

そうそう。
明日の朝もトゥルットゥルですからね。
転ばないようにお気をつけて~。

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2016年1月15日 腕時計の革バンドのオーダーメイド、制作開始で~す

紙で作った腕時計のバンドの試作品です。
紙で作った腕時計のバンドの試作品です。

予想もしなかった出来事ってありますよね。
そしてそれは、私のような出不精でも。例えば今回のようなお話…

さて、オーダーメイドの制作の始まりです。
なんと今回は腕時計のバンドです。革のバンド。

既にお客様がお持ちの時計に、手作りのバンドをあつらえたいというご依頼です。
正直とっても珍しいです。
というか…あれ…うそ…こんなの初めて…

というわけでね、前から話し合いを進めて来ました~。
現物を送っていただいて出来たのが、ご覧の試作品っで~す。紙でできてますよ。

もうねっ、2つとないデザイン。
だって、バンドの端が時計の上側に突き抜けてまして。
普通に売られてたら不良品だもの。
「腕に巻けねーよっ」つって。

時計の大きさ、お客様の腕回り、そしてワクワクが結集した姿ですよ~。

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2014年10月15日 お客様の声(手作り腕時計 “9” )

手作り腕時計 “9” (ナイン)
手作り腕時計 “9” (ナイン)

恥ずかしながら、いただいたご感想を紹介させて下さいませ。
手作り腕時計 “9” (ナイン)をご注文いただいたお客様です。

オーダーメイドでは無いのですが、売切れの品の再制作のご依頼でした。
物があふれる時代です。ちょっとした奇跡だと感じています。
そして完成した品は、まるでオーダーメイドの仕様でした。
それでは、ご覧くださいませ。
(許可を得て掲載しています)

お客様の声(福岡県 K・H 様)

こんばんは。
お品物が到着致しまして、早速手に装備しましてこの文を打っております。

小さな音でカチ、コチと時を刻むのが本当に心地よく、間近で見るとあのリューズの繊細な紋様も分かり、そして何よりお心を込めて作って下さった作品そのものが本当に本当に素敵だなぁとしみじみ眺めてしまうディテールと着け心地で、今からこの時計とどんな旅に出ようかとワクワクし通しのお気に入りになりました!
よくぞ私のところへ来て下すったと、しみじみ嬉しくなりました。腐食具合と良い、時代を超えてきた時計のように感じます。

沢山のお話をさせて頂き、本当に何事にも代えがたいお時間を頂きました。そしてお心のこもったお品を誠に、ありがとうございました。(ちなみに電池交換をする際はどちらにお願いしたらよいのでしょうか…?戸辺様にお願いしても良いのでしょうか?)

これからも戸辺様の新しい作品を見守りつつ、大切な相棒としてこの作品を携えて旅に出ます。
再びお品を手に取らせて頂けますよう、私自身精進して参ります。
御身体を大切に、これからも素敵な作品を制作なさって下さい。
では、また。

*制作した腕時計の他の写真等は、次のページでご覧いただけます。
ブログ 2014年10月6日 完成、特別仕様の手作り腕時計 “9”

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2014年10月6日 完成、特別仕様の手作り腕時計 “9”

特別仕様の “9” (手作り腕時計)1
特別仕様の “9” (手作り腕時計)1

完成しました。
手作り腕時計 “9” (nine) 特別仕様です。

ぷっくりしたアンティークなリューズ。
そして、ベルトの打刻の染色、レザーの裁断面の仕上げの変更と、オーダーメイドの品とも言ってよいと思います。

今頃は、もうクロネコ便でお客様の元へ向かっています。
台風が去り心地よい秋晴れの出発です。

さて、羅針盤のような腕時計は、これからどんな冒険の旅を一緒にするのか。
分からないから夢があるのかも知れませんね。

それでは、制作のご依頼本当にありがとうございました。宜候。

特別仕様の “9” (手作り腕時計)2
特別仕様の “9” (手作り腕時計)2

特別仕様の “9” (手作り腕時計)3
特別仕様の “9” (手作り腕時計)3

特別仕様の “9” (手作り腕時計)4
特別仕様の “9” (手作り腕時計)4