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2016年4月13日 スカッとレモン色の革の理由

黄色とナチュラルのヌメ革のバイカラーです。
黄色とナチュラルのヌメ革のバイカラーです。

この黄色、すっごく黄色いでしょ。
レモンみたい。
今日は珍しく真面目に、革の色のお話です。

お客様のご希望でお取り寄せした革なのですがね。
個人的にもこの色いいな~って仕入れてます。

夢工場の定番の革とは加工が違いまして。
いつものは、表面に濡れたような艶っぽさがあります。
透明な膜によるもので、一時は一世を風靡した仕上げ方なんです。
(アニリン仕上げと言います。知りたい方は検索してね。)

それはそれでお気に入りなのですがね。
今回のような黄色は見当たりません。
ほらっ、アレですよ。
レモン色のシャツだってね、びしょ濡れのときはオレンジとかキャメルっぽかったりするでしょう。

それぞれ下ごしらえして乾燥待ちです。
それぞれ下ごしらえして乾燥待ちです。

えっと、うんちく話になりました。
なんなら「白ワインちょうだいっ」とね、腰に手を回す(鈴木 砂羽 風)感じで。
…けどもね、大切なのは五感で感じることですね。

さてさて、オーダーメイドのお財布の下ごしらえが どんどん進んでゆきますね。
ぼちぼち縫い始まりますよ~。

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2016年4月2日 蝶番の噛み合わせについて

飛べそうな気がします。
飛べそうな気がします。

4月ってさ、人が多いですよね。
新人さんがいっぱいいてさ。電車とか混みこみで。
春の空を自由にはばたく様にね、人生を楽しんで欲しいと思うんですよ。

さて、こちらはキーケース作りの様子です。
蝶番の下ごしらえが済みましたよ~。

ヤスリを掛けては くっつけて、硬さを調整、また調整…
芯を入れなくても離れずに、曲げようとすれば軽く曲がりますね~。
良い塩梅です。

したっけさ、なんか飛びそうだな~って思って。
エイみたいに。

下ごしらえ完了です。
下ごしらえ完了です。

ここからようやく普通の革細工の工程になりますよ。
貼ったり縫ったり磨いたりしてゆけます。
ヒョウタンツギも誇らしげです。

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2016年4月1日 新年度はいかがですか?

小さな蝶番のパーツです。
小さな蝶番のパーツです。

こちらは穏やかな春の那須です。
新年度、いかがでしたでしょうか。
小粋でほっこりするようなホラ話も考えてみたんですけどもね。
それは、まあいいでしょう。

さて、キーケース作りの続きですよ。
蝶番を作ってますね~。
こういうのをいっぱいつなげたら、色んな物が出来そうな気もします。

レザー蝶番のキーケースのパーツ達です。
レザー蝶番のキーケースのパーツ達です。

今回はね、ご覧のパーツで箱型にします。
前に一度だけ作ったことがあるんです。

いつも似たような制作風景かも知れません。
でもでも、少しずつ変わってきたこともあります。
夢工場も、次のステップへの準備を一歩いっぽ進めているんです。

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2016年3月31日 春のゼロ漉き祭りです

端を斜めに漉く “ゼロ漉き” です。
端を斜めに漉く “ゼロ漉き” です。

いよいよ新生活の始まりだったりするでしょうか。
そうそう。
販売に使わせて頂いていたサイトの一つが閉じることになりまして。
NTTドコモの “dクリエイターズ” ってとこ。知ってますかね?
3月末に発表かぁ…分かる気もするなぁ。

さておき、キーケース作りの続きですよ~。
革の端っこを幅6ミリで斜めに漉いてます。
いわゆる “ゼロ漉き” というヤツでして。
革細工の他でも一般的な手口です。

ネイビーのパーツは全て漉きました。
ネイビーのパーツは全て漉きました。

そんでもって、私が苦手な加工方法です。
今回は殆どのパーツをゼロ漉きするので、丁度いいかも~。

それにしても、すっかりですよ。
大手だから安心って時代じゃ無くなったもんです。
それでもね、良い経験になったと思うんですよ。

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2016年3月26日 ネジを丸ごと包み込むゾ

背表紙のパーツ達です。ネジをまるっと包み込みます。
背表紙のパーツ達です。ネジをまるっと包み込みます。

3月の最後の週末ですね。
仕事に私生活に、いろんなドラマがありそうです。

こちらと言えばね、平穏です。
ほんとに何にも無いのと問われればね。
「さようでございますね」(棒読み)と言わざるを得ない状況です。

そんなわけでね、今日も楽しく作っていきたいと思いま~す。
システム手帳の続きです。

さてココだ~っ。
この背表紙になるとこがポイントです。

他のパーツの下ごしらえも進みます。
他のパーツの下ごしらえも進みます。

いかがでしょう。
ネジをすっぽり包み込む仕込みです。
ただでさえ蝶番で込み入ってるとこにね~。

前は正確に作る自信が無くってさ~。
ほらっ、ずれっとリングを付けられなくなっかんね~。

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2016年3月22日 革の蝶番作りの勘所

背表紙を内側から見た様子です。
背表紙を内側から見た様子です。

気付けば3月も1週間ちょいですよ。
早いもので、出会いと別れの季節ですな。

さて、ブックカバー作りは仕込みが済みまして。
革の蝶番もしっくりです。

斜めに漉いてつなぐことで、背表紙の内側もフラットです。
やたらと手間が掛かるのですけども…

競争力のために、手間を代金に反映させないってことがありまして。
…でも、こんな話は第3者的に見ると胡散臭い話になりそうですね。
「ただ飲むだけでこんなに痩せました」みたいな。
それはまあ それってことで…

それぞれ下ごしらえが済みました。
それぞれ下ごしらえが済みました。

ブックカバー作りは ぼちぼち手縫いに入れますね~。
それでねっ、この加工が安定して出来るならって思ってたことがあります。
作りたい物リストのアイツが作れるはずだーって。
次のお楽しみっで~す。

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2016年3月21日 ブックカバーの下ごしらえです

背表紙の蝶番を作っています。
背表紙の蝶番を作っています。

連休の終わりの日は、穏やかな陽気です。
ゆっくりお休み出来ましたかね。

さて、ブックカバーの下ごしらえですよ。
端っこを折り畳んで蝶番にしております。
もっかい折れば、両側が蝶番の背表紙になりますね~。

実は、この作り方に変えてからまだ3つめです。
思えばね、ちょっと複雑な作りになったものです。

床磨きの様子です。
床磨きの様子です。

他も一斉に下ごしらえを進めまして。
床(とこ:裏面)はワックスをパックみたいにしまして、染み込ませて磨きます。
こういうヘラ使いは得意なんですよ~。
お好み焼きはひっくり返せませんけども。
アレはね~、私のことを嫌ってるんですよ。しょうがないです。
私は大好きなんですけどもね~。