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2014年1月10日 (第二部) 愛されキャラのウサギちゃん

オーダーメイドの三つ折り財布のミチコさん
オーダーメイドの三つ折り財布のミチコさん

「ワタシミチコ…」と語り始める愛されキャラのウサギです。
三つ折りのお財布に登場する二人目でーす。

ぬいぐるみを見ても特徴がつかめなくて、ご依頼者様が少し前に描かれた絵を探しましてね。
耳の長さとか目や口の位置とか確認しまして。また、端切れで試作です。
団長と同じ、エンボッシングという方法で飛び出して来てます。

優しげで、どこかひょうひょうとしてるような雰囲気、出てるんじゃないでしょうか。
“団長” と今夜の “ミチコ” が、お財布を楽しく飾りますよー。

型紙と押し型が完成したら…
いよいよ、レザーの加工に入れますねー。

「いーことあるって」なんて、言ってるような。なんだかね。

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2014年1月9日 「よっしゃよっしゃ」なんて、言われたら嬉しいもの

レザーから浮き上がる “団長” の姿
レザーから浮き上がる “団長” の姿

今日はまた、面白そうなことしてるでしょ。
えっと、財布作りのひとコマです。
オーダーメイドの三つ折り財布の。

大切なぬいぐるみのデザインを入れようってことで進めていまーす。
この子の名前は “団長” 。渋いっしょ。

ちなみに、レザーの表面から浮き上がってくるような加工です。
これには、もう入りきらないって程、レザーに水を含ませます。
貼ったり縫ったりした後では難しい…いやいや、ほとんど無理なので、一番最初に取り掛かるわけです。

型が、左にちょこっと写ってます。
厚紙9枚を重ねて接着して作ったんですよー。
ちなみに、同じデザインをたくさん作るときは、この型もレザーで作りまーす。

けっこう楽しそうに出来たと思いますが、どうでしょねー。
なんだか、誰かを褒めているような。「よっしゃよっしゃ」なんつって。

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2014年1月8日 違うんですよ、コレはね、違うんですよ

完成したオーダーメイドの三つ折り財布の型紙
完成したオーダーメイドの三つ折り財布の型紙

夜中にさ「型紙できましたー」なんつってましたけど…
ようやく完成しました。
一服のコーヒー。いや~っ、陽射しが暖かくて幸せ…

違うんですよ、コレはね、違うんですよ。
昨日の夜、確かに型紙は切り抜き終わったんです。

それで、チョレーチョレーと思って、印とメモを入れ始めたら、すっごい間違いまして。
何度も何度も間違えまして。
外側のレザーだけ、折り畳むとこの二か所のマチをね、それぞれ3mmと5mm長くしてるとこを間違えまくりまして。
またさー、そのマチが目印になるものだから、内側の印しもズレるんですよ、これが。

くたびれると、集中力が下がってるのとか、気付きにくくなるんでしょうねー。
あーっ、もう夜中にやってもダメだなーって。
ふとんに入るいことにしたわけです、はい。

今日は本当に型紙が完成しましたー。
マチのところをずらせば、内と外の縫い線の始点と終点なんかがピシャッと合いまして。
これでこそ地図と呼べるわけです。海賊王は目指さないけど。

今日の教訓。
無理してもね、良い仕事はアレですよ。

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2014年1月7日 (第二部) 「目に見えるものだけが、全てじゃ無い」って、誰か言ったね

三つ折り財布の型紙に見えるでしょうか
三つ折り財布の型紙に見えるでしょうか

へ~ん~なっ型紙でっきまっした~。

不思議。見たこと無い。何これ?
…とまあ、ちょっと前の私なら思ったことでしょう。
今はね、自分で作ったので分かりますけど。

だいたいはね、型紙ってさ、でかい方から適当に重ね合わせたりすれば「あーっ、なるほどねー」ってことが多いんです。
そこにこれ。どうですかね。
左上の横長の二枚なんて、長さが8mmだけ違うという微妙さ。

「…えっと~?さては…千歳あめ入れるアレでしょう」みたいな。
さすがに、それは無い。
七五三のアメ袋をレザーで作る人は無い。たぶん。

「目に見えるものだけが、全てじゃ無い」って、誰か言ったね。
ヨーダだっけ?パットモリタ?それとも…

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2014年1月6日 (第二部) 「赤い彗星かっ!!」みたいな

オーダーメイドの財布の試作品
オーダーメイドの財布の試作品

二つ折りの財布から、三つ折りの財布になりそうな予感。

オーダーメイドの相談のとき、使ってる財布を見せていただけたんですが…
気になってたんです。カードのポケット足りないかな―って。

したっけ、やっぱりご依頼者の方もちょっと気になってたみたいです。
でもって、三つ折り目を足しましたー。

カードポケットの数は、なんと3倍。「赤い彗星かっ!!」みたいな。
さらに二つ折りのお札が入るポケットまでも。

そりゃあ、面倒です。仕様が決まってきたなーって頃からの変更はねー。人間だもの。
ここは大切な分かれ道ですよ。
「…認めたくないものだな。若さゆえの過ちというものは」なんて、言われるかどうかの。
まあね、もう私もそんなに若くも無いですけども。

でも、そこを越えるかどうかで、台無しか長く愛してもらえるかが決まるとしたら…
もう、全然でしょ。