カテゴリー
ブログ

2014年5月20日 出来栄えの予感

手縫い前(レザー蝶番の名刺入れ)
手縫い前(レザー蝶番の名刺入れ)

いつもの順番を変えると、気付かないことに気付けたりするでしょう。
さて、今日は名刺入れから。蝶番の片側です。

切っただけで置き去りの片側を脇に、どんどん進みます。
蝶番のところは、針一本の穴を残して接着しまして。
レザーの裏の磨きや、ポケットの接着、側面のヤスリ掛けと、ほんとどんどん進みまして。
縫えるところまで参りました。

ちなみに、もう仕上がってるとこもあります。ポケットの口の曲線のとこ。
完成したときの雰囲気が、少し感じられるかも知れませんね。
これは、しっかりした出来栄えになりそうな予感です。

カテゴリー
ブログ

2014年5月19日(第二部) 黒色のレザーの表情

光の加減による黒色の表情の違い(レザー蝶番の名刺入れ)
光の加減による黒色の表情の違い(レザー蝶番の名刺入れ)

さてこちらは、名刺入れ作り会場の模様です。

いつもより早いですね。
やっぱり、陽射しが半分あたってるくらいで撮れば、いろいろな表情が良く分かるんじゃないかと思いまして。黒色のレザーの。

黒といっても、光の加減でいろんな見え方しますね。いつまででも見てられます。
なので、言葉で簡単に伝えるのは難しいのかも。
艶やかと言えば艶やか。でも、艶は控えめの方ですよ。
もっと光り輝きたければ、オイル多めに磨き上げるという手もあります。
そうなんです。僕らは基本的には自由なんです。

さて、話はそれましたが、後ほど型で成形することになるパーツを優先して進めています。
先に取りかかって、完成するのは最後になる方です。
ウサギは途中で眠るので、どんどん進んでもらわないと。

カテゴリー
ブログ

2014年5月18日(第二部) ミエナイチカラ

芯通しの染色の黒(レザー蝶番の名刺入れ)
芯通しの染色の黒(レザー蝶番の名刺入れ)

「あっ」って思うかもしれませんよ。
今夜のレザーの傷の話を聞いたら。
「あっ、ひょっとしてアレがそうだったかも…」なんて。

さて、写ってるのは黒色のレザーですね。
裁断しているとこで、蝶番になる穴を開けてます。

ところで、どんなに大事にしてても、傷つけることはありますよね。
レザーの話ですよ。

ちょっとした傷なのに、ベージュっぽいレザー本来の色が出て来ちゃったことはありゃしませんか。
目立つので、いっそのこと似た色のペンでチョンチョンって塗ってみたりして。
「あー、ちょっと目立たなくなったかなー」なんつって。
一方で、同じくらい傷ついたんだけど、そんなに気にならないことはありませんでしたか。

それは、ひょっとしたらレザーの染色の違いかも知れません。
表面を塗ったものと、染料を深く染み込ませたものの違いですね。
深くまで染み込ませたものを “芯通し” と言いまして、傷が目立ちにくいんです。

それで、色付きのレザーは全て芯通ししたものを使っているんですよ。
もちろん、私の作る物に色のバリエーションが少ない言い訳でもあるかも知れません。

カテゴリー
ブログ

2014年5月17日(第二部) 完成まで外してはいけない型

レザー蝶番の名刺入れの型
レザー蝶番の名刺入れの型

土曜の夜も更けて参りました。
ほっとして夜更かししてますか。ちょっと呑んじゃったりしてね。
こんなひととき位はね、リラックス出来ていて欲しいです。

さて、こちらでは、一つ完成するところです。
“レザー蝶番の名刺入れ” と言いまして。
嬉しいことに、繰り返し作らさせていただいてます。

ところで、ポケットにV字型のクサビが入ったパーツが入ってるでしょう。
膨らみを成形するときに、レザーに水をたっぷり吸わせて、このクサビのパーツを押し込むんです。
そして完成するまでは決して外せない。
あれですよ。
「何があっても振り返ってはいけない」なんて、死者の国からの帰り道の約束くらい、外してはいけないって覚えといて下さい。

さてさて、久しぶりに色違いを作ることになりまして。
もう少し早く作り始めたかったんですが…
クサビのパーツが一つしか無くって。これももう一個作ればいいんですけどね。

そうは言っても、言い訳して先延ばしにすることにも、ひょっとしたら良い面もありそうで。

カテゴリー
ブログ

2014年5月11日 可愛いのも良いと思う

手縫い前の名刺入れとブックカバー
手縫い前の名刺入れとブックカバー

なんとも可愛らしい、縫う前って。
まるであれですよ、プラスチックのおもちゃみたい。

名刺入れもブックカバーも、接着が終わったとこです。
そうそう。可愛いのもいいよねって思うわけです。
以前、オーダーメイドでかなり個性的なステッチを使ってから、たびたび思うわけです。
ただねー、強度との兼ね合いが引っ掛かってまして…

今回は普通に作ろうと思います。
お待ちの方もおられますし。

でもね、そんな考えが浮かんでしばらくすると、なにげなくギャラリーに並んでいるのが常なのですが、それはまた別のお話…

カテゴリー
ブログ

2014年4月15日 “レザー蝶番の名刺入れ” 10日ぶりの再販開始です

レザー蝶番の名刺入れ(1点)
レザー蝶番の名刺入れ(1点)

春の陽気で、うたたねしまして。
夢の中で、昔の上司の話を聞いてました。
ナメられちゃいけないとか、甘やかしちゃいけないとかなんだとか、偉そうに言ってましてね。
ちょっと汗かいて起きました。

それはさておき、今日は、ご覧の “レザー蝶番の名刺入れ” の再販を開始しております。
10日ぶりの SOLD OUT 脱出。とはいっても在庫は写真の1つだけですけどね。
詳しくは、ホームページ(https://your-sidedoor.com/custom-made/hinge-cardcase/)か minne のギャラリー(http://minne.com/items/201586)にて。
どうぞ、よろしくお願いいたしまーす。

そうそう。夢の中で昔の上司の話にちょっと付けたし。
聞きながら「そういう人間関係を望むとしたら、もちろんそうなるんだろうなぁ…」
なんて感じていました。

カテゴリー
ブログ

2014年3月21日 3秒で分かる「面を出す」の意味

面を出した様子(蝶番のレザーブックカバー)
面を出した様子(蝶番のレザーブックカバー)

「面を出す」って、きっと専門用語だと思うんです。
そこで…ジャンッ。面を出した写真でーす。しかも最近ハマっている制作者目線。

きっと、一見しただけでね「面を出す」の意味がお分かりじゃないかなぁ。
接着したレザーの側面を削って、平らにしておりまーす。

接着の跡も、綺麗なものでしょう。
昨日のうちに接着しておきまして。
糊の水分がすっかり抜けてから削るとこんな感じになります。
綺麗に面が出てる姿は、いつ見てもイイ。時を忘れます。

ところで、ブックカバーにしては分厚いねーって思うかもしれません。
面を出した後は、ことさら分厚く見えるものでして。

まだまだ表情が変わっていきますよ。
続いては、角を落としてから手縫いですねー。