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2014年12月11日(第三部) どだい無理な話です…なんてね?

ペアの名刺入れ作りの準備
ペアの名刺入れ作りの準備

「A列車で行きませんか?」なんてね。
できた仕事を眺めながら、ようやく一杯つくりまして。深くて良いため息をひとつ。音楽なんぞも掛けまして。
今日はここまで。

撮りましたのは、オーダーメイドのペアの名刺入れ。
ほらっ、昨日の夜に名入れをしたやつです。
一通りハトメを抜きまして、裁断を進めまして。

したっけちょっと見て下さいよ。
打ち込んだ打刻の裏側。
ねー。
これですからねー。
ボロボロでしょ。
1ミリの革に刻印なんて、どだい無理な話なんですよ…

なんてね。

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2014年12月11日(第二部) 天使のいる場所

全て乾燥中のパーツ達
全て乾燥中のパーツ達

重い空から冷たい雨がしとしとと、朝からずっと。
そしてパァーっと夕陽が差しこみまして。

はい。
今日も夕陽に浮かぶ蝶番の名刺入れです。

それぞれ、一手間入りまして。
水、接着剤、床磨き剤と物は違っても、みんな乾こうとしてるとこです。
ある意味ね一丸と言っても過言でない。かな?

気持ちって面白いね。
別に暗くなってたわけじゃないと思うのですがね、確かにパァーっと明るくなった気がするんですよね。

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2014年12月10日(第三部) 無理を通せば何とやら?

1ミリ厚のレザーへの打刻
1ミリ厚のレザーへの打刻

夜も更けて参りました。
いつも悪いね。グチ聞いてもらってさ…
なんて、今宵もくだを巻いてみましょかね。

撮ったのは、ペアのオーダーメイドの名刺入れです。
名入れをしましてね。トンテンカンテンと昔ながらの打刻です。

いえねっ、断っても良かったんですよ。
厚みが1ミリのレザーに打刻なんて、革がもたないよっつって。
でもさ、裏面を貼り合わせて合計2ミリになるし…力加減でなんとか…

なんつって、やってみまして。
やってみてダメなら謝ろっつって。

そしてね、なんとなく自分でも分かるんですよ。
こんなこと言ってるうちは、まだまだ修行の途中だなーって。

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2014年12月10日(第二部) 最初の目標地点に到着

水をたっぷり含ませてから成形します
水をたっぷり含ませてから成形します

夕陽に浮かぶ作りかけの名刺入れ…
すっかり日が短くて、4時にはもう夕暮れですね。

さて、オーダーメイドの名刺入れは、目標地点に到着でーす。
ここを目指しまして、片側だけ作って来たんですねー。
ストックの名刺ポケットをぷっくり膨らませたら、こちらのパーツはしばしお休みです。
含ませた水が乾くまで。

「よーし交代こうたーい」つって、その間にね、もう片側が出来ていきまーす。

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2014年12月9日(第三部) 邪推の夜

ペアの名刺入れ用のレザー達
ペアの名刺入れ用のレザー達

今宵も更けて参りました。
さて、新しく作り始めたのは~…
ペアの名刺入れ、オーダーメイドっで~す。

なんだかさー、素敵だねって思っちゃった。
名刺入れなんて、ペアにするものじゃないんじゃないかな。普通。
ペアルックでデートとは、まるで違うよ?

体は離れても、心は一緒だ、みたいな。

もう、共に戦う同志。
心はブルースリーですよ。
…な~んて、私の邪推です。

考えるな、感じろ…みたいなね。

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2014年12月9日(第二部) わっかるかなぁ?わっかんねえだろうなぁ

ターコイズブルーのステッチ
ターコイズブルーのステッチ

好みって、本当に人それぞれ。
なぜ好きなのかって理由を聞かれても困ります。
心の深~いとこにある何かみたいな…

さて、そんなわけでオーダーメイドの名刺入れ作りの模様っでーす。
手縫いが始まりましたねー。
糸は特別に用意しましたターコイズブルー。

そして実は、今回のご要望はそれだけでは無いんです。
以前の失敗作と重ねれば…
わっかるかなぁ?わっかんねえだろうなぁ(by 松鶴家千とせ)

あっ、本当に気付いたら、凄いと思います。

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2014年12月8日(第三部) 修行が足りないと思う瞬間

床磨きで湿ったポケット
床磨きで湿ったポケット

夜ってのは、アレですね。
余計なことを言ってしまうもので。
このところね、夜中にもちょこちょこ作ってますもんで。
思い返すと、言わなくていいことを…とね。

さて、左下にぐわーんと曲がった一枚がありますよね。
これを接着するとこまで進めたいと思いまして。

あっ、まだ湿ってるなって感じたんです。親指で。
床を磨いた溶剤の湿り気です。

まあ、ティッシュで挟んで持てば大丈夫か…
な~んて思って、すぐちょっと笑いまして。
そんなんするなら寝た方がましだなーって。
忙しくていっぱいいっぱいのコックさんが、トイレで手を洗う時間を惜しむような話でして。
もう仕事熱心で熱心で仕方ないばっかりにですね。