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2014年12月13日(第三部) 蘇る刻印

くたびれたレザーを圧着した様子
くたびれたレザーを圧着した様子

いや~っ、しばれんね。
外で煙草を吸いますと、たまりませんな。
つってもさ、部屋の中はあったかぬくぬくにしてますので、大丈夫ですよ。

さて、オーダーメイドのペアの名刺入れ作りの模様です。
どっすかね、刻印。
圧着すれば、かなりビシッと出来たと思います。

この刻印が使えなければ作り直しなので、工程を逆に入れ替えました。
ここから先は本来の手順に戻します。
完成まで時間の掛かる方に、優先順位を戻していきまーす。

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2014年12月12日(第三部) 女神は前髪しか残ってないってさ

レザーの蝶番作りの準備
レザーの蝶番作りの準備

幸運の女神には前髪しかないって、聞いたことある?
目の前を通り過ぎるまで気付けない。そして慌ててつかもうとする。
だもんで、前髪しか無くなっちゃったんだってさ…

はいっ、そんなわけでね。
今夜も一杯ひっかけながらくだを巻いていこうと思いまーす。

撮ったのは、グチャッとした裏側をお見せしたレザーです。
すっかり乾いた今、表から裏から、光にさらしたりしながら眺めまして。

したっけね、どこも切れてないし、穴も無い。
…うん、いけるね…って。

いやいや、分からないですけども。
今回の幸運の女神はもう少し先で待っていそうなんですよ。
それで裁断を進めています。

あっ、打刻した方のレザーがくたくたに見えるのはアレですよ。
裏面に粘着シートを貼って、水を染み込ませて叩いて、乾かしてからシートを剥がすという過去の勲章です。

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2014年12月11日(第三部) どだい無理な話です…なんてね?

ペアの名刺入れ作りの準備
ペアの名刺入れ作りの準備

「A列車で行きませんか?」なんてね。
できた仕事を眺めながら、ようやく一杯つくりまして。深くて良いため息をひとつ。音楽なんぞも掛けまして。
今日はここまで。

撮りましたのは、オーダーメイドのペアの名刺入れ。
ほらっ、昨日の夜に名入れをしたやつです。
一通りハトメを抜きまして、裁断を進めまして。

したっけちょっと見て下さいよ。
打ち込んだ打刻の裏側。
ねー。
これですからねー。
ボロボロでしょ。
1ミリの革に刻印なんて、どだい無理な話なんですよ…

なんてね。

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2014年12月10日(第三部) 無理を通せば何とやら?

1ミリ厚のレザーへの打刻
1ミリ厚のレザーへの打刻

夜も更けて参りました。
いつも悪いね。グチ聞いてもらってさ…
なんて、今宵もくだを巻いてみましょかね。

撮ったのは、ペアのオーダーメイドの名刺入れです。
名入れをしましてね。トンテンカンテンと昔ながらの打刻です。

いえねっ、断っても良かったんですよ。
厚みが1ミリのレザーに打刻なんて、革がもたないよっつって。
でもさ、裏面を貼り合わせて合計2ミリになるし…力加減でなんとか…

なんつって、やってみまして。
やってみてダメなら謝ろっつって。

そしてね、なんとなく自分でも分かるんですよ。
こんなこと言ってるうちは、まだまだ修行の途中だなーって。

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2014年12月9日(第三部) 邪推の夜

ペアの名刺入れ用のレザー達
ペアの名刺入れ用のレザー達

今宵も更けて参りました。
さて、新しく作り始めたのは~…
ペアの名刺入れ、オーダーメイドっで~す。

なんだかさー、素敵だねって思っちゃった。
名刺入れなんて、ペアにするものじゃないんじゃないかな。普通。
ペアルックでデートとは、まるで違うよ?

体は離れても、心は一緒だ、みたいな。

もう、共に戦う同志。
心はブルースリーですよ。
…な~んて、私の邪推です。

考えるな、感じろ…みたいなね。