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2015年10月17日 三度目も失敗。クロム革のエンボス加工

3度目の実験は、2度目とほぼ変わらない結果でした。
3度目の実験は、2度目とほぼ変わらない結果でした。

3度目も失敗…
一回いっかい、それなりの手間が掛かってます。
ちょと辛いです。

さて、野球のグローブ用の革にエンボス加工を入れる実験の模様です。
2回目とほとんど変わらない結果ですね~。
輪郭がイマイチ定まってない。

ポイントは3つです。
型の深さ、革に含ませる水の量、力加減。
工夫はしてみたものの、成果が出ません。

そうそう、テレビゲームってさ、その辺りの心理を上手く拾ってるって聞いたことある。
頃合いの難易度と確実な成果の組合わせって。

う~ん、手強い。
でも、もっかい準備してみますよ~。

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2015年10月15日 二度目も失敗。クロム革のエンボス加工

2回の実験の結果です。
2回の実験の結果です。

カッターで 新たな型を 切りまして。
(↑おやじギャグじゃ無いですよ。)
いや本当にね、型をカッターで切りまして。

2回目ですよ~。
クロム鞣し革のエンボス加工の実験です。
野球のグローブに背番号は入れられますかね~って。

う~ん、ちょっと膨らんだかな~?
なんとなく分かりますかね。
初回の実験で気付いたんです。
ほんの少しだけど、型の痕が残るんだね~って。
それで工夫してみたんですけども…

所々ぼやけたり荒れた輪郭です。
これは世に出せませんね~。
いや、見せちゃってますけどもね。
2回目の実験も失敗です。

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2015年10月13日 初手失敗。クロム革のエンボス加工

クロムなめしの革は、普通の方法ではエンボス加工出来ませんでした。
クロムなめしの革は、普通の方法ではエンボス加工出来ませんでした。

人生、失敗はつきものですな。

さて実験の続きですよ~っ。
野球のグローブに背番号をぷっくり出来るのか否か。
水が染み込みにくい革だもんで、一晩漬けておいてのチャレンジです。

初手は…
失敗です、残念。
いつもの方法を試したんですが、膨らみませんね~。

ところで、牛の皮を革にするのを なめす と言うわけですけどもね。
いつもエンボス加工してるのは、植物のタンニンに浸けこんでなめした革です。
今回の相手は、クロムという薬品でなめした革でして。
型を付けるのに向かないんです。

難しいむずかしいとは聞いてましたが、ここまでとはね~。
うう~ん。方法を変えて、2手目に挑戦です。

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2015年10月10日(第二部) それを作れば彼が来る?ココロオドル夢のチャレンジ

エンボス加工用の型をこさえました。
エンボス加工用の型をこさえました。

今宵も更けて参りましたね。
のどごし生でもあけまして、ぼちぼちクダ巻いていきたいと思いまして。

静かに始まりました。
ココロオドル夢のチャレンジ。
えっと、こだわりのオーダーメイドグローブをこさえてる会社から相談を頂きましてね。
野球のグローブね。
背番号をぷっくり膨らませる加工が出来るかどうかって。

革がいつもと違うから、試してみなきゃ分かりません。
しかも、グローブ用の革はエンボス加工に向いてないんです。
でも…プロ選手のには、その加工が入ってる写真も見ましてね。

でも…技術の他にも色んな壁が予想できちゃう。
ほらっ、色々あると思うんですよ。お金の問題も、人の気持ちの問題も。
総合すると、うまくいったら奇跡レベルの話かも。

それでも、ここはチャレンジでしょ~。
「それを作れば、彼が来る」なんて、ちょっと聞こえた気もすんだよね~。なんつって。

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2015年7月30日(第二部) ロゴの裏側と財布の修理方針の話

ロゴの裏側の空洞にアクリル樹脂を入れること2回目です。
ロゴの裏側の空洞にアクリル樹脂を入れること2回目です。

ヒグラシと言えば、秋の気配って感じでしょうかね?
どこか寂しい9月の風、みたいな。

いやいやいや、ヤツらの本気は凄いです。
こちら那須では、すぐそこの木にとまってるんですけどね。
アクセル全開、オラオラ運転で鳴いてます。
寂しいと喧しいって類語だっけ?ってくらい。

さて、そんなヒグラシに励まされながら、ロゴ入りの名刺入れ作りと、同じロゴ入りのお財布の修理の模様で~す。

名刺入れ作りの進捗状況です。
名刺入れ作りの進捗状況です。

まずは名刺入れ。
ロゴの裏側の空洞に樹脂を入れる工程が続きます。
2回目を入れまして、ちょっと乾いてきたとこです。
かなり平らになってきましたね。

これなら、表から押しても潰れにくいロゴになりそうです。
そして、このパーツの他も、コツコツ作り進んでおります。

お財布を載せて手に持ってる厚紙が修理の鍵です。
お財布を載せて手に持ってる厚紙が修理の鍵です。

続きまして、お財布の修理です。
小銭入れの前胴がコイン差しの金具にあたって変形してまして。
ここを直してゆきます。
独自にサポーターを作って取り付けますよ。

ちなみに、お財布を載っけて手に持っているしっかりした厚紙。
1.6ミリ厚まで貼り重ねたものです。
これが重要な役割を果たして参りま~す。

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2015年7月29日(第二部) ロゴ入り名刺入れの続きと果報者の話

おみやげに頂いたダッツさんだっつ。
おみやげに頂いたダッツさんだっつ。

いや~っ、ハーゲンダッツ。
言葉はいりませんね。美味しい、幸せ~。

えっと、お客様から美味しいアイスをいっぱい頂きまして。
修理する作品をお持ち頂いたお客様から、アイスの最高峰も頂けまして。
今こさえてるロゴ入りの名刺入れのお客様でもあります。
ギックリ肩で涙目の私の気合も蘇りました。
本当にありがとうございます。

エンボス加工の内側の空洞には、アクリル樹脂を詰めます。
エンボス加工の内側の空洞には、アクリル樹脂を詰めます。

さて、オーダーメイドのロゴ入りの名刺入れの続きです。
ロゴを入れた革が乾いたとこで裁断しました。
革全体が歪みやすいエンボス加工は、型紙より大きめの革で入れる作戦…上手くいったんじゃないでしょうか。

さらに、ロゴの内側のへこみに、アクリル樹脂を詰めてますよ。
乾いてカサが減ったら、もう一層重ねまして。
したっくれ、丈夫なロゴになります。

以前こさえたお財布の修理も始まりますよ~。
以前こさえたお財布の修理も始まりますよ~。

そして、お財布の修理も始まりますよ~。
同じロゴ入りのお財布です。
直しながら使ってもらえるのは、作り手冥利に尽きますね。
だってさ、世の中は使ってもらえない物たちで溢れてるでしょう。
特にタンニンなめし革なんて、長く使ってこそ味わい深くなるもので。

いやはや、私は果報者です。

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2015年7月28日(第二部) エンボス加工のぷっくりロゴです

エンボス加工によりぷっくり膨らんだロゴです。
エンボス加工によりぷっくり膨らんだロゴです。

さてジャーンっ。ロゴがぷっくり膨らみました~。
こちらは、オーダーメイドの名刺入れ作りの模様で~す。

小さい細工ですからね~。
手ごたえは感じてましたけども…
最後に見てみるまで分からないですからね。人生みたいなね。
しっかり、入ったんじゃないでしょうか。

ところで、革が縮んでます。
じゃぶじゃぶ水を染み込ませて成形してますので、乾くにつれ小さくなるんです。
ロゴを入れる前よりタテヨコ共に2ミリくらい。
う~ん、どうしたものでしょう…

ロゴ以外のパーツも裁断が済みました。
ロゴ以外のパーツも裁断が済みました。

な~んちゃって。
最初から型紙よりも4ミリずつ大きめに革を切ってま~した。
上腕あたりをポンポン叩いて「お任せ下さい」みたいな視線?
…なんて、調子にのり過ぎない方が良いですね。
栃木弁では「調子こんでんだねど」(「調子に乗ってはいけませんよ」の意)などと諭されます。

だもんで、乾いたら もっかい裁断です。
他のパーツ達も、裁断まで済んでますね~。