「おやおや、足元がお留守ですよ。」
台風が去って晴れ渡る空の元、窓を開けて思います。
網戸の一番下が綺麗にサッシから外れて、ぴらぴら風と戯れてます。
さて、写ってるのは、蝶番のレザーブックカバーの制作の様子です。
手縫いの前で、全てのパーツが接着だけで留まってます。
この見た目も大好きでしてねー、美しいと思いませんか？
きちんと縫って仕上げますけどね。
このままだと、すぐにバラバラになりますから。
縫ったら縫ったで、ステッチラインの美しさもありますしね。
でもねー、この状態もぜひ見てみて欲しくって。
心を込めて仕上げていきます。
足元がお留守にならないように。
18号、今まさに那須の真上を行く。
轟音です。
シュロの木の三兄弟も、ちょいとパンクな雰囲気です。
「今日のオレら、いつもとちげーから」「ちげー血が巡ってっから」「お？おーっ！」なんつって。
…しかし柔軟。
こんなに細長い木が、グイングイン煽られてねじくれ曲げられて、それでもすぐに元通り。
うーん。これが強さというものなのでしょうか。
こんな日は、こもって物作り。
やむに止まれず出る方も、どうか、お気をつけなさって。
経験を重ねるのも良いものですね。
もちろん、経験が無い方がいいこともありますけど。
ふられ上手とか、ひとり上手とか。
さて、今日も蝶番のレザーのブックカバーを作ってます。
何度かご注文いただく中で、工夫して、だいぶ作りやすくなりました。
な～んて、ちゃっかり人気をアピール。
いやいやいやいや、そこは本題じゃありません。
蝶番の部分を張り合わせるとき、水性の接着剤に水を足してます。
大きな面のレザーを張り合わせる時と同じ方法で、塗る時の時間を確保です。
最初に作った時は、時間との勝負でした。
「こっから先はノンストップですぞー」なんつって。
それに、表紙と背表紙のパーツも個別に作って、最後に蝶番を留める方法も見付けました。
…いずれにしても、なますを吹く位ならまだ良いわけです。きっと。
なます嫌いになっちゃったりするのは、もったいないかもね？…って話、でしたっけ？
♪哀しいね～ 私、意地っ張り～ ふられ、ふられ上手だね～（by 真木柚布子）
ん？
そんなに悪くないかも。
…いやぁ～、どっちなんだっつう話で失礼しました。
ふぅ…
なんだか静かになりました。
コンビニから来たモンブランでお手軽にいっぷく。
ぶっちゃけちゃってあれですけど、こういう方が合ってます。
期限に間に合わせるために、しゃかりきとかよりね。
コンビニモンブランもねー。十分うめー。
ちょこっと滞ってたレザーピース作りと、蝶番のレザーブックカバーを作ってます。
のんびり、乾き具合を見ながら、それじゃこっち、そしたらあっちって。
そうそう、すっごい電球を作ってる愛知の会社を見つけて、お取り寄せしました。
ぜひ、作ったランプシェードに合わせてみたいなーって。
届いたらレビューするので、お楽しみにー。
ぶっちゃけ続きですが、実はね、あんま知らないと思うけど、甘いもの好きなんですよ。
え～っとね～っ…
なんてお伝えしたら宜しいか…
いや～っ、締め切り昨日じゃ無くて今日でした。てへ。
そんでもって、先ほどつるっとエントリーしました。
応援のメッセージや暖かいお言葉を送っていただいた皆様。
本当に、失礼しました。
ごめんなさいっ。
「戸辺さん妙にテンション上がってますけど、締め切り今日ですから」
と、メールをいただきまして。
あれ～っ？
どうしちゃったんだろうね～？
やればできる子なんだけど、な～んで思い込んだんだろうね～？
今お茶入れるから、ちょっと上げっていきなさいよ。
…なんつって。
そこから急いで仕上げて写真撮って、頭かきかきエントリー、完了でございます。
いやぁ、恥ずかしい。
いやぁ～っ、間に合いませんでした。
締め切り終了。
ハンドメイド専門のサイトが主催してるキャンペーンに応募したかったんです。
選ばれれば、福岡アジア美術館の “uchu-do space” っていうミュージアムショップで展示販売してもらえるっていう。
大切な用事もあったし、仕方ないです。
縫った後のヤスリ掛けとか、仕上げがまだ終わってませんが…
灯りをともすとどんな感じになるのか、写真をお届けしまーす。
えーと、作業机で撮ったので、頑張ればもっとお洒落に出来そうです。（言い訳）
題して、“宇宙（そら）のランプシェード（北半球から）” です。
これから、ゆっくり仕上げます。
ちょっと細部の始末が甘いとこがあるので。
やっぱり、急いだからなぁ。
そう考えると、下手に締め切りに間に合わせずに良かったのかも。
もし、いい加減でいいってことになったら、存在意義が揺らぎます。
…でも…悔しいよ、安西先生。
…間に合うだろうか、今日までに。
キャンペーンのエントリーの期限なんです。
作っている視点で撮ってみました。
小さい両刃の剣みたいな目打ちで縫い穴を開けてます。
これは恐ろしく鋭い刃物で、注射のような角度で横から天板に貫通させます。
接着面が狭いので穴を開ける時に剥がれてきます。
幾つか開けたらすぐに縫って、抑えを効かせながらの前進。
縫い終わったら、ヤスリ掛けして磨き上げて完成です。
今日、間に合うだろうか。
どうにか間に合って欲しい。
どうしたら間に合うだろう。
たぷたぷの二重あごのバスケの監督も言ってました。
「諦めたらそこで試合終了だよ。」って。