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2013年8月26日 チョレーチョレー言ってるうちにサクッと縫い終わる魔法の方法

長財布の最後の手縫い
長財布の最後の手縫い

チョレーチョレー言ってるうちにサクッと縫い終わる魔法の方法。
…そんなものがあると思っていた頃もありました。

無いです。

はい、長財布の作成も大詰め。
19のパーツが全て一つになって、外周を縫っていきます。

写真では、レザーの束の間から糸が出ていますね。こんちはーって。
いかにも、縫うの大変そうです。手も入らないし。

作り方をまったく知らない頃は、どうやるんだろね?って思ってました。
プロ仕様の特別な道具で、チョレーって言いながら出来ちゃうのかなって?

  1. 最も外側のレザーに縫い穴を開ける。
  2. 接着する。
  3. 外側のレザーの縫い穴をガイドに、目打ちで一つずつ縫い穴を貫通させる。
  4. 縫い穴に針を刺し、グイッとすくう様に外側に針を出して縫う。

…と、実際は呆れる手間のかかりっぷり。

そして、この呆れる手間のさ中に、チョレーチョレー口に出してみるのは、まあ、自由。
厳しい時ほど笑っとけ笑っとけ、みたいなもの。

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2013年8月25日 なんとも控えめで、いじらしい程度の色染め

打刻の凹部分を染色
打刻の凹部分を染色

光が当たり方によって「あっ、赤が入ってるな~」って分かる。繊細な染色。
まるで、髪の話みたいですね。
なんとも控えめで、もうね、いじらしい程度の色染め。

打刻したレザーの凹に赤色を入れました。
奥のカードケースと比べると、色の違いが分かりますね。
乾燥すると、さらに目立たなくなります。
そして更に、今回はあらかじめ色落ちさせます。

ちなみに、打刻したレザーの下に貼り付けてあるのは、シール状になったプラスチックの板。
打刻しては伸び、
乾いては縮み、
染色しては伸び、
乾いては縮み…
という、レザーの伸び縮みを抑えています。
いじらしいあの子を強力にバックアップです。
そして、役を終えると静かに去ります。

…さて、19のパーツに分かれていたレザーも、札入れと小銭入れ、カードケース、打刻の飾りレザーの3つに集まりました。
乾燥を待って、いよいよ最終段階です。

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2013年8月24日 叩きに叩きました。長財布の飾りポケット

打刻直後の長財布の飾りポケット
打刻直後の長財布の飾りポケット

叩き続けました。
昨日の夜から、そして今朝から。
叩け、叩け、叩け~って。
泪橋わたりて~って。

長財布の飾りポケットです。

主な刻印は、上の方に写っている3本。
ちょうど、打刻面がこちらを向いてまーす。

ちなみに、ジョーのようにハードパンチはしません。
木槌でね、塩梅を見ながらコツコツ。
力づくで叩くとせっかくのレザーに穴が開きます。

この手法は“レザーの彫刻”と呼ばれます。
立体的な凹凸が、光の当たる角度によって表情を変えますねー。
染色の前に陰干しするので、ここで一息です。

さて、同じ姿勢で小さなレザーに向かい続けました。
固まった体を、気持ちよーく伸ばしています。
那須の空も、気持ちよく晴れて来ましたねー。

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2013年8月23日 ファスナーは好きですか?

小銭入れのレザーの蓋
小銭入れのレザーの蓋

ファスナー…好きですか?

いや、そんなの考えたことも無いなーってのが普通でしょうかね。

さて、ただ今、小銭入れのフタを縫っています。
オーダーメイドの長財布の制作が続きます。

ご依頼者は、冬場に乾燥すると、ファスナーで指先が傷ついてしまうとのこと。
そこで、レザーのフタです。
かぶせと小さなジャンパードットで作ります。

金具の裏側でも同じことが起こり得ます。
全て、レザーの内側に縫い込むことにしました。

そして気付きました。
金具を挟み込むために作った円形のレザーも、なかなか可愛いんですよね。
ボタンをそのものを縫い留めているみたいで。

ファスナーを使わない方が洒落てるって言う人も、結構いますしね。

さーてっ、札入れと小銭入れの一番外側のレザーを縫い終えたら、次はカードポケットです。

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2013年8月22日 19の長財布のレザー、切り分けました

長財布のための19のパーツ
長財布のための19のパーツ

切り分けました、大小19のパーツ。

いつものお気に入りにガラステーブルには、載り切りませんでした。
使用したのは牛の背中の真ん中より少し後ろの辺りのレザーです。

これから全てが一つになって、長財布が出来上がります。

上段に並んでいるのが、外側になるパーツ。
下段はポケットやマチです。

まずは、小銭入れと札入れから作成スタートです。

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2013年8月21日 オーダーメイドの長財布、完成した型紙を眺めて

オーダーメイドの長財布の型紙
オーダーメイドの長財布の型紙

こんなこと出来たら、なんて素晴らしいんだろう…
瞳を輝かせて、ワクワクしながらの挑戦。

すぐに戸惑いの連続。そして挫折。

レザークラフトも、手軽にキットで始められますね。
裁断済みのレザーと、美しい完成写真のアレです。
ところが、いきなり長財布に挑戦して、道半ばにして諦める方も多いのだとか。

折角のやる気が失われるのは、残念なことなのか。
その程度なら、早めに諦められて幸いなのか。
私には分からないんですよ。

さて、オーダーメイドの長財布。型紙が完成しました。
すると、ガゼン、本格的になってきますねー。
金具の裏を全てレザーで包み込むよう設計しました。
紙の試作品では大きすぎたマチも修正しました。
よしっ、よしっ、よしっ、と指さし確認OK。

…思えば、私もね、たくさんのことを諦めてきたものですねー。
でもね、またやりたくなるんなら本物だと思うんですよ。

ん?
なんでこんなこと考えてたんだろ。

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2013年8月20日 レザー名刺入れでケータイをパタンッと閉める感覚を

レザー蝶番の名刺入れ
レザー蝶番の名刺入れ

「すごいね。計算づくだね」
なんて褒められて、最初っから狙ってたことにすれば良かったかなーって思うこと、ありますよね。

さて、レザー蝶番の名刺入れ、完成しました。

自然な外見に仕上がったと思いませんか。
それでいて「あれっ?どうなってんだろあれ」と思わせるような。

何が楽しいって、片手でパタンッといけます。
流行りましたよね。
二つ折りのケータイを、パタンッと閉める。もちろん片手で。
あの感覚を、なんとレザーの名刺入れで再現。

完成してから気付きました。
やっぱりこの感覚いいなーって。
音も良いねーって。
最初っから狙ってたことにすれば良かったかなーって。

ともあれ、派手では無い、シンプルであり面白い。
そういうものが出来ました。

*販売についての詳細は、少々お待ち下さい。