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2015年1月25日(第三部) ワルい薬の話?

アンティーク加工した真鍮のエンブレム
アンティーク加工した真鍮のエンブレム

夜も更けて参りましたね。
今宵も、オーダーメイドのブックカバーの下ごしらえのお話です。

さて、これは4センチ足らずの鳥のエンブレムです。
真鍮製で金ピカすぎるので、これも下ごしらえです。墨入れとか、風化させたいところで。

とっても体に悪い薬剤を使いますよ。
皮膚に付かないようにとか、下水に流さないようにとか、デンジャラスな注意書きたっぷり。
そりゃあ、金属をあっという間に変質させるアレですからね。
そんなのを読んでると、前に流行った「ちょい悪オヤジ」になった気分。まあ、ガラじゃ無いです。

さておき、今回は控えめにしようと思うんですよ。
合わせるのが染色してないピカピカのヌメ革ですので。

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2015年1月25日(第二部) ギリギリは、好きですか?

ペンホルダーの下ごしらえ
ペンホルダーの下ごしらえ

人間って、ギリギリなものに興奮するんじゃないかなー、なんて思ってまして。
ギリギリセーフ、ギリギリアウトとかさ。
判定が分かれちゃうぐらいのとこが脂っこいのかな。
「今こそ決着をつけよう」なんつってね。

ところで、変わった形のパーツでしょ。
これが、手帳カバーの裏表紙の端っこと蝶番でつながりまして。
折り畳み式のペンホルダーになるってスンポーです。
なんか楽しそうだと思いませんか。

接着して粗めのヤスリを掛けまして。
ペンホルダーを接着したとこです。

まだ縫って無いですよ。
ほらっ、良く見ると穴しか開いてないです。
ちなみに、ベルトループの端からわずか1ミリを縫うという、ギリギリ設計です。

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2015年1月25日 すべてのパーツが一つに

押し開いている様子
押し開いている様子

穏やかな日曜日です。
うららかな陽射しと、子供たちの楽しそうな声。

そんな中、長財布作りは最後の手縫いが続いています。
グイッと押し開いた奥に、カードのポケットが並んでおりますねー。

そうです。
これだけグイッと開けるってことはですね…合体しました。
縫ってるとこを見ちゃったら「やめてあげてーっ」って言いたくなるくらいの折り曲げ方で。
手縫いの一番の難所を越えましたね。

そして、たくさん並んでたパーツが、今では一つになっております。

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2015年1月24日(第三部) 刻印を見ながら浮かぶ記憶

飾りレザーの刻印
飾りレザーの刻印

今宵も更けて参りました。
また、くだでも巻いてまいります。

飾りレザーたち、なかなか雰囲気あるでしょ。
最近、他の作品で打刻の失敗を繰り返しまして。
刻印を見ているとふと浮かんできます。

今だからやり直すことにしたのかな?なんて。
昔だったらそうしなかったかも知れません。
そして、あの作品を作り直せたら…なんてのも浮かんで来たりして。

さて、並んでるのは、オーダーメイドのブックカバーのパーツです。
打刻するために含ませた水が乾くまで、日陰で2~3日、眠りに付きます。

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2015年1月24日(第二部) 本格的に始まった感じ?

小口のペンホルダーの作成
小口のペンホルダーの作成

夕陽に浮かぶ奇妙なパーツたち…
さて、こちらはオーダーメイドの手帳カバー会場の模様です。
本格的に始まった感じしますねー。

ベルトループが縫い付けられまして。
これだけでも本作の雰囲気が感じられそうな気がしますねー。
どうでしょ。

ちなみに、並んでる型紙と違いますね。これはこれで良いんです。
小口のペンホルダーは背表紙と型紙を共有しておりまーす。

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2015年1月24日 ずっと続くような気がしてたこと

長財布のかぶせと前胴
長財布のかぶせと前胴

ずっと続くような気がすることってありませんか。
言い換えますと、終わりがあることを忘れているような…

さて、こちらはオーダーメイドの長財布作りの模様です。
たくさんのパーツに分かれていた長財布も、ご覧の2つに集まりました。
左手に持ってるかぶせ、右手が前胴です。
かぶせには、もう縫い穴も開けてあるんですよ。

ここから先は、制作も終盤だなーって思ったんです。
2つのパーツを手にしまして。
難所が続きますよ。まず、2つの合体からして。

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2015年1月23日(第三部) 大切なのは、塩梅?

レザーの裏を磨いてカービングシートの粘着力を調整します
レザーの裏を磨いてカービングシートの粘着力を調整します

今宵も更けて参りました。
なにするにしても寒くて大変だと思いますけども、健康第一でね。

さて、オーダーメイドのブックカバー作りは、ちょっと風変りな場面です。
打刻するレザーの裏を磨いてますよ。樹脂を入れまして。

これねー。
いつも可笑しなことしてるなーって思うんですよね。

打刻すると革が伸びたり縮んだりするんですけども。
それを抑える粘着シートがありましてね。
その粘着力が強すぎるから、剥がすときにビロビロになっちゃうんです。
だもんで、革の裏を磨いて貼り付きにくくしてまして。

可笑しいと思いながらも、それとなく知ってますとも。
やっぱり、大切なのは塩梅なんじゃないですかね。