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2016年5月15日 ヌメ革コースターを1年使ってみた

1年使った愛用のレザーコースターです。
1年使った愛用のレザーコースターです。

「人は1年でできる事を過大評価し、10年でできる事を過小評価しすぎる。」
…という言葉をね、読んだことがありまして。

誰の言葉だっけかな~っつってググったっくれさ。
いっぱい出てきてね。
(めんどくさっつってね)
そっと、ページを閉じました…

そんなわけでね、今日も楽しく作っていきたいと思いま~す。
さあっ、満を持してのレザーコースター作りですよ~。

ヌメ革のレザーコースター。
吸水力はあるけれど、シミや汚れもつきやすい。
人にお勧めできるかっていうと、ちょっと考えちゃうよ。

これでコースター4枚分の革です。
これでコースター4枚分の革です。

で、一年前に自分用を作りましてね。
ほぼ毎日まいにち使い続けましてね。
写真にも無駄に写り込んでたと思います。

今ならね、メンテナンス方法にも、お薦めできる相手にも、一家言持ちまして。
なんでかんでさ~、1年掛けると色々分かるもんですね~。

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2016年5月14日 完成、オーダーメイドのダブルレザー蝶番の名刺入れ

完成です。
オーダーメイドの名刺入れっで~す。

写真をご覧頂いて、いかがでしょうか。
「とてもじゃないけど仕事で使えないよ~」って感じてるかも。
この色遣い。
どんな仕事なら使えるかな?って考えてしまいそうに思います。

これはねっ、大切なお得意様からのご依頼なんです。
かれこれ3年ほど前でしょうか。
最初にご注文を頂いたのは。

…思えば、その頃だったはずです。
お客様ご自身が本格的に作品を作り始めたのは。
瞬く間に頭角を現しまして。
飛ぶように売れていくのを垣間見ていました。
それには、私もとっても励まされてきたんです。

そんなお客様から、今もご注文頂けるのが誇らしいです。
腕を磨けているか見られてしまうようで、ちょっとドキドキです。

心を込めてお作りいたしました。
ご依頼ありがとうございました。

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2016年5月13日 警戒色と保護色のコバ

芯通しの革はコバ(裁断面)まで染まっています。
芯通しの革はコバ(裁断面)まで染まっています。

もっと早足にも出来たけど。
一手いって、確かめるようにお話して参りました。
オーダーメイドの名刺入れはまもなく完成です。

ともすればすぐに結果を欲しがる世の中ですが。
ゆっくり遠回りも悪く無いと思うんですが…どうでしょね。

さて、赤と黒と黄色の革のコバ(裁断面)を磨き上げますと。
しっかり地層のように色が分かれます。
芯通し染めの特徴ですね。革の中まで染められてます。
そして、背の黄色いパーツも完成です。

最後のパーツを仕上げれば完成です。
最後のパーツを仕上げれば完成です。

あとは、名刺のストック用のポケットがあるパーツです。
ぷっくり成形のために染み込ませた水が乾けば、仕上げられます。
ちなみにこっちは、ネイビーとブラウンとナチュラル。
左右を警戒色と保護色の組に分けてみました~。

まもなく出来あがりますけどもね。
かれこれ9日間でここまで来ました。
下ごしらえが8割で、手縫いと仕上げが1割ずつってとこです。
人生みたいやね。

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2016年5月12日 手縫いはグイッといきますんでね

蝶番をつないだ状態で手縫いです。
蝶番をつないだ状態で手縫いです。

いやぁ~っ、仕事が跳ねたらキュポーンっと行きたいような日だねと。
グイッとジョッキを傾けるサインと共に「行っとく?」みたいな日だねと。
お昼の12時過ぎに思ってるわけです。

それはそれで楽しみとしてね。
今日も楽しく作っていきたいと思いま~す。
縫ってますね~。
繰り返し「オーダーメイドの名刺入れ作り」と言って来たわけですけれど。
ようやくそれらしい形になってきたと思いませんか?

革は縫うときにグイッと締めますのでね。グイッと行きますんでね。
真ん中の黄色いのは、細すぎて変形しちゃいます。
それを避けるために、いったん蝶番を組んで縫ってますね~。

水を使ってストック用ポケットを膨らませます。
水を使ってストック用ポケットを膨らませます。

縫い上がったら蝶番を外しまして。
ストック用の名刺ポケットをプックリ膨らませます。
「綺麗な塩梅に膨らんだんじゃね?」なんつって。
ヒョウタンツギも誇らしげで~す。

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2016年5月11日 終わらない下ごしらえは無い

革の蝶番。しっかり噛み合っています。
革の蝶番。しっかり噛み合っています。

昨日の天気予報は「今日は雨ですが、明日は晴れ」でした。
今日の天気予報は「今日は雨ですが、明日は晴れ」です。
…なるほど…と。
天竺なのかな?…と。

次の祝日なんて7月の半ばまで無いしね。
個人的にね~っ、5月病も止む無しだと思いますよ、はい。

さておき、今日も楽しく作っていきたいと思いま~す。
オーダーメイドの名刺入れの続きで~す。

革を折り畳んで蝶番にしましたよ~。
このときですっ。
ちょっとでも切り過ぎてたら面白いほど裂けるかんね。
手抜きは必ずバレるもんで。

下ごしらえ完了です。
下ごしらえ完了です。

そして、コバ(裁断面)のヤスリ掛けと磨きも済みまして。
全てのパーツの下ごしらえが完了っで~す。

2枚目の写真の右上にとっても普通な名刺入れを置いてあります。
私の愛用の品ですね~。
この型なら、今までの下ごしらえぜ~んぶで2~3時間で済みますよ。

そうだねっ、止まない雨は無いです。
終わらない下ごしらえは無いんです。

ところでさっ。
沈みがちなこそ時季こそですよ。
時季じきの名句など嗜むのが大人ってものかも。

「五月雨を あつめて早し 最上川」(松尾芭蕉)
「五月雨を ギャザーしてクイック 最上川」(ルー大柴)

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2016年5月10日 色とりどりの床磨き

仕上げ剤をパックの様に盛ります。
仕上げ剤をパックの様に盛ります。

たまに真面目にですね。
革のことをお話しよーって思っています。

さて、オーダーメイドの名刺入れ作りの続きですよ。
今日は、一斉に床(トコ:裏面)磨きです。

パックみたいに盛りまして。
「染み込むしみこむ」と唱えながら、待つこと10分前後。
そしてガラス板で磨くとご覧の通りっで~す。

各色の磨き上がりです。
各色の磨き上がりです。

このとき裏から見っとね。
ちょっとした違いが分かりますね~。
かなり黒っぽいネイビーも、床の仕上がりはやっぱ中間色だな~、とか。
ナチュラルよりも黄色のが明るいですよね。明るい色は何かと難しいんですよ。
やっぱ、染める前にしっかり脱色してんだね~、とか。

あっ、ひょっとしたらね。
「趣味でレザークラフト初めたんだーっ」って方の目に留まることもあるかも。
蛇足ですがね、踏み込んで語っておきます。

この床磨きの方法はちょっと変わってます。
勝手にやり始めたのでね~。

メリットは、革の裏の仕上がりが違います。
でも、水分が吟面に達して染みになったり。
驚くほどフニャフニャに歪んだりします。
特にシワや古傷が残ってるとこです。

試すのは、何度か失敗してもOK牧場ってときが良いかもです。

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2016年5月9日 ようやく裁断完了です

デザインカッターで穴をつないでゆきます。
デザインカッターで穴をつないでゆきます。

ゴールデンウィークも終わりまして。
いかがお過ごしでしょうか?
すっかり 遊び疲れちゃって ちょっと休まないと気合入らない、みたいな?
あると思います。
ゆっくり慣らしたらいいと思うんですよ。

さて、こちらはどこ吹く風。
オーダーメイドの名刺入れ作りの続きっで~すよ。

昨日開けた穴を、ザインカッターで4つ一組につないでゆきます。
コレもアレですね。
小人サイズの ぷち帽子やらを作るためにゲットしたカッターですね~。
とにかく刃が小さくて良く切れる優れもの。

でも気を付けて。
ザクっと切り過ぎると、最初からやり直しだもんで。

裁断、完了です。
裁断、完了です。

そんなこんなで切り抜き終えますと、ようやく裁断の工程が完了です。
オーソドックスなデザインの名刺入れならね。
もうねっ、裁断なんて数分です。
小さなパーツ達に、ギュギュ~っと手間も思いも込められてゆくわけです、はい。