カテゴリー
ブログ

2016年6月28日(第二部) 幕は静かに上がるので

木槌で縫い穴を開けてゆきます
木槌で縫い穴を開けてゆきます

今宵も更けて参りましたね。
キリも良いので、ぼちぼちウィスキーでも舐めてクダ巻いて参ります。
6月末まで参りますとね、梅雨でぐったりかも知れませんね。

さて、夜なよなちょこっとずつ進めて参りました。
オーダーメイドの名刺入れ作りです。

手数の多い片側が縫い上がりまして。
もう、全部の工程の3分の2くらいまで来てるでしょうか。

手数の多い片側が縫い上がりました
手数の多い片側が縫い上がりました

物づくりだとさ。
全ての工程は一度きりだから分かりやすいのですが…

もし、大好きなのに止めてしまってることがあったらですよ。
ほんの少しやってみるのも悪くないと思うんです。

押入れの奥のギターを引っ張り出してみるとか。
書きかけの小説を机の上に置いてみるとか。
大事にしてたカメラの埃を払ってみるとか。

まあ、あなたのネイルの垢を煎じてドリンク(ルー語)した方が良いようなおじさんの話です。
経験でしか語れませんので、みんなそれぞれだと思うのですが…
本当の人生が今から始まるかも分からないなんて、ほろ酔いで思ったりするのです。
それでは、夜の夢工場は今夜でひとまず終了です。
良い夜を~。

カテゴリー
ブログ

2016年6月28日 完成です、まさかの革の鰤(ぶり)チャーム

牛革の鰤(ぶり)チャームです
牛革の鰤(ぶり)チャームです

オーダーメイドの作品たちが完成しました。
6月15日から、ほぼ2週間にわたって作って参りました。
レザー蝶番の小銭入れ。
はじめてのぷっくりがま口。
そして、鰤(ぶり)…

はいっ。
最後に作ったのはブリのチャームです。

これまでにも猫やカエルなどのチャームは作ったことがありますけどもね。
猫、カエルときて、ブリ。

例えば、なんらかの鬼が島的なとこにのり込むお供としてはね。
不安がよぎる3匹ですけどもね。

なんといいましても出世魚。
クラギ→アオブリ→ハナジロ→ブリと、縁起の良いお魚です。

オーダーメイドの制作、完了いたしました
オーダーメイドの制作、完了いたしました

さて、今回のオーダーメイドでは、道中で苦戦もありました。
でもでも、とっても充実した楽しい経験となりました。
長くお役にたてますよう祈っております。
ご依頼、誠にありがとうございました。

カテゴリー
ブログ

2016年6月27日(第二部) (自分の)爪のメンテナンスは必須ですよ

革のコバ(裁断面)を削って面を出します
革のコバ(裁断面)を削って面を出します

こんばんは。
夜のあなたのサイド・ドア。
ユア・サイド・ドア、To Be です。

今日の制作を済ませ、かの徳永英明さんの名曲「壊れかけのradio」の替え歌「壊れかけのポット」を考えながら呑んでいます。
「♪いつも沸かしてた~」…ご興味、無いですね?

さて、オーダーメイドの名刺入れは今宵も一歩進みまして。
手間の多い片側のヤスリ掛けや角落としが済んでおります。
これで手縫いの準備が整いました。

ところで、1枚目の写真を見て爪が伸びてることに気付きまして。
たるんどるな~って。
「タルンドル戸辺」って呼ばれちゃうな~って。
すぐに切っております。ごめんなさい。

反り返ったヘリを落としました
反り返ったヘリを落としました

物づくりしてるにしては綺麗な手って言われますけどもね。
汚れたら取り返しのつかない革が相手なので。

ところで…
「♪ほんとの幸せ沸かしてよ 壊れかけの~」
…やっぱり、ご興味無いですかね?

カテゴリー
ブログ

2016年6月27日 完成です、ぷっくりがま口のオーダーメイド

完成です。
オーダーメイドのぷっくりがま口っで~す。

いかがでしょう。
このぷっくり感。

オリジナルの型紙作りから始まったので、個人的にもなんとも愛おしいです。

ところで、素材の植物タンニンなめし革の特徴をお話します。
布やクロムなめし革と比べて、コシが強めです。

そのため、中身が空っぽでも ぷっくりした姿のままなんです。
デメリットは、グニャっと曲がらないので、ガバッと全開にはならないことですね。
それでも写真に撮ったよりは大きく開きますので、お財布として十分お使い頂けると思います。
メンテナンスとしては、デリケートなクリームを少しだけ、気になったときだけ使うくらいで十分です。
むしろ、油分の入れ過ぎの方を避けた方が良い素材です。

さて、本日の便の締め切り時間を過ぎてしまいましたので、明日の発送となります。
明日もちょこっとだけ補足しまして、制作完了としたいと思いま~す。

カテゴリー
ブログ

2016年6月26日(第二部) 誰だって、最初からうまくはいかないさ

革の蝶番をヤスリで調整します
革の蝶番をヤスリで調整します

日曜の夜。
サザエさん症候群なんてなってないかな…
どうもどうも~っ、夜の夢工場っで~す。

今日の制作を終えまして。
お気楽ごくらくに、ウィスキーがお好きでしょ?

撮りましたのは、レザー蝶番の名刺入れの続きです。
ちょうど蝶番の噛み合わせの調整をしてるとこです。
一歯ひとはよい塩梅に特製のヤスリで削りまして。

しっくり噛み合う塩梅を追求です
しっくり噛み合う塩梅を追求です

これがですね~…
やっかいでしてね。

きっとまだ、本当のコツを習得して無いんですよ。
組合わせては少し削り。
また組合わせては、また少し削り。
なんとなく しっくりくるまで繰り返します。

まるで会社の人間関係のようだ。
な~んて、懐かしく思い出したりする夕べ。

カテゴリー
ブログ

2016年6月26日 完成、オーダーメイドのレザー蝶番の小銭入れ

完成です。
オーダーメイドの小銭入れっで~す。

茶色の単色って初めて作りました。
やっぱり良いものですね。
なんて言いますか、革らしい色です。

そして、打刻もうまく調和してるのではないでしょうか。
アンティークな雰囲気が出てると思います。

革の蝶番はとっても個性的なものです。
でも、その辺りまるで主張しない感じ?
言わぬがフラワー(ルー語)?みたいな。

口金を付ける線に紙紐を縫いつけました
口金を付ける線に紙紐を縫いつけました

一方、ぷっくりがま口は紙紐を縫いつけたとこを撮りました。
ちょっとアレだと思いませんか。
妖怪かな?妖怪なのかな?みたいな。

必ずしも縫わなきゃいけないわけではないです。
布に比べて口金を付けにくいので、念には念をってところでしょうか。
こちらもまもなく完成です~。

カテゴリー
ブログ

2016年6月25日(第二部) ゆっくり作るよいところ

特製ヤスリでえぐれた曲線のコバを整えます
特製ヤスリでえぐれた曲線のコバを整えます

6月も最後の週末、いかがお過ごしでしょうか。
「もう半分終わっちゃうね~」なんつって、呑んでるかも知れませんね。

さて、今夜の小さな一歩。
オーダーメイドの名刺入れ作りの続きです。

コバ(裁断面)をヤスリ掛けしたり。
蝶番になるとこを接着したり。
全部のパーツの下ごしらえが一段階進んでますよ~。

全てのパーツの下ごしらえが一段階進みました
全てのパーツの下ごしらえが一段階進みました

こういうペースで作るのも良いものです。
しっかり時間が取れるますので。
接着剤とか仕上げ剤とか、乾かすところで。

土曜日でもありますしね。
「こんなとこか~」っつってウィスキーなど舐めております。