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2018年6月26日 レザー蝶番のシステム手帳の下ごしらえの模様を公開

こんばんは、To Be だよっ。
いやぁ蒸し暑くなってきましたね~。

じめじめ心地よくないってだけじゃなくて、汗かきながら革細工って良くないんだよなぁ。特にヌメ革のときは…
まっ、どんな仕事でもあることかなっ。

さて、オーダー品のシステム手帳作りの途中ですのでね。
真面目に解説して参りますよ~。

革の蝶番を作っていく様子です
革の蝶番を作っていく様子です

1枚目の写真は革の蝶番作りです。
4つの穴をつなげて切って、折り曲げて成形してるのが伝わるでしょうか。
いまだに成功率を100%に出来ない鬼門ですよ。
ざっくり切り過ぎちゃったり、曲げるときに革が裂けたりするんです。

背表紙の中にネジを埋め込んでます
背表紙の中にネジを埋め込んでます

2枚目の写真は背表紙の内部構造です。
ネジの頭を隠すことや、壊れたとき交換できる金具を使うために、アレコレ工夫を重ねまして。
それで、完成後のシンプルな見た目に反して複雑な作りになってゆきました。
天底の断面を見ると、カニのお腹みたいに革が重なりあってるのが分かるんですよ。

床を磨くとともに程良い硬さにします
床を磨くとともに程良い硬さにします

最後は表紙を手に持った様子ですね~。
のりしろを残して床(革の裏側)を磨いてます。
ポイントは革の硬さです。特殊な手法を使ってますよ。
樹脂入りワックスを革の真ん中くらいまで染み込ませることで、下敷きくらいの程良い硬さになるんですね~。

…そんなわけで制作はまだまだ下ごしらえです。
難易度が高いからこそ面白い作品ですよ。
引き続き楽しくつくっていきたいと思いま~す。
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