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2015年12月7日 ベリーの床(とこ)は落ち武者かな

2度磨いたベリーの床です。
2度磨いたベリーの床です。

苦労話っぽいのをね。
ちょこっとお話したいな~って思います。

味わい深い生前の傷やシワってことでね。
ベリーっつうお腹の部分の革を使うわけですけどもね。

注意点がありますよ。
床(とこ:裏側)の下ごしらえが めっさ大変。
繊維が緩くて流れも不規則で、とってもまとまり難いんです。

不用意にヤスリなんて掛けようものならね。
遅れ毛に次ぐ遅れ毛ですよ。
落ち武者かな?落ち武者なのかな?ってなる。
「生き恥を晒して…」なんて落ち込んだ感じだもんでね。
「いや~っ、生きてこそだよ~っ」なんつって励ましてあげたくなる。

全体の進み具合です。
全体の進み具合です。

仔猫ちゃんと愛でるようなタッチでヤスリを掛けまして。
その代わり、通常の何倍もの時間でヤスリまして。
続いて樹脂を染み込ませて磨くんですけどね。
磨く方向は一つに限定です。
しかも、いっぺん乾いてから もっかい樹脂を染み込ませるとこから繰り返します。

したっくれ、どうにかこうにか手に持ってる1枚になります。
いや~っ、手の掛かる子ほど可愛いってホントですね。

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