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2015年9月6日(第二部) ドジで間抜けな亀話

一見、問題ないブックカバーに見えます。
一見、問題ないブックカバーに見えます。

日曜の夜も更けて参りましたね。
忙しい仕事が始まる前に、ダメダメな失敗話でもどうでしょう?
ぼちぼち、ウィスキーでも舐めまして、クダ巻きたいと思います。

問題はこないだ作ったブックカバーです。
文庫本さいずなのに、文庫本が入りませんでした(涙目)。
笑って下さいな。

話はずいぶん前にさかのぼります。
味のあるブックカバーをこさえたいって思いましてね。
いっと最初に文庫本のサイズを調べたんです。

したっけさ~っ、定型ってのは一応あるんですけどもね。
実際、出版社によってまちまちでして。大体こんくらいって感じ。
新潮文庫は しおり付きだからちょい大きいのか~、なんて言いながらね。
しかも、すごく昔のは文庫本と呼べないようなのもあるんだ~って。
かと言って、大きすぎてもカッコ悪い~。
そこで、ほとんどの文庫本は大丈夫ってサイズに決めまして。作り続けて来ました。

時は流れ、革と糸だけで蝶番を作ることにハマりまして。
制作の経験を重ねながら、少しずつ蝶番を小さくしてゆきました。
小さくなるほど精緻になるスタイルが、嬉しく思いました…

一冊だけ、妙にサイズが違います。
一冊だけ、妙にサイズが違います。

そして今回。
背表紙の幅をご指定のオーダーメイドです。型紙も新たに起こすことに。
本棚に、ご依頼の幅とぴったりな文庫本を見つけます。
その一冊だけ、定型より5ミリも短いとは気付けずに…

いっとき しょぼくれましたけども…
これだから、面白いのかも知れません。

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