縫い上がり。誇らしげな姿。
どうでしょね。
もう可愛くて、撫でたりさすったりしたくなりまして。
うん?ちょっと気持ち悪いですかね?
前回とは違って、ぐるっと一周縫うことにしまして。
それによりまして、ステッチの始点と終点をそっと隠せてます。
ぐるっとと言えば、そうですね。
牛を育ててくれる人がいて。
感謝と共に人が食べ。
なめされた皮が私のとこに参りまして。
作られた筆入れを気に入ってくれる誰かがいて。
「これにしてから、なんか勉強に気合入っかも?」なんつって。
いつか役を終えて土にかえって…
夢のような話。
さて、ここから最後の仕上げが待っています。
縫い合わせた、その側面をアレしないと。