
オーダー品じゃないのをこれ幸いに、このところ研究してた仕上げ方を試してみまーした。
さて、レザーの裁断面の仕上げです。
教科書通りなら、溶剤の厚塗りに気を付けるところです。
特に、レザーと色のコントラストが大きかったり、粘度が低いサラサラの溶剤ではなおさらなんです。
はみ出したら終わりです。修正は効きません。
ところがどっこいしょ。
今回は、たっぷりと盛るように溶剤を塗ってます。
まず、中央、表側、裏側の3つのエリアに分けまして。
それぞれのエリアに溶剤をたっぷり盛ります。
一周終える頃、最初に塗り始めたエリアの溶剤がほとんどレザーに吸収されてます。
すかさず2週目を盛っていきます。
溶剤がこぼれないように手に持ったまま待ちまして。
表面に液体独特の艶が消えたところで帆布で磨き上げるというチャレンジ。
どうでしょね。
これまでの仕上げとは格が違う美しさに感じます。
物作りは奥が深いですね。そして楽しいなぁ。