
豚革の赤です。美しいでしょう。緊密で艶があって。
3つで1セットになってる毛穴が特徴です。
繊維には天然素材らしい流れがあるんですよ。
左右の裏地は、ぴったり合わせると流れがそろいます。
左上につむじがあって、そこから放射状に流れます。そして、右端では流れが上に向かいます。そうなるように裁断しました。
豚革があんまりにも裏地に向いてることを言いたくて「布やビニールではダメ」って人もいます。
個人的にはそこまでは思って無くて、適材適所で使えば良いと思うのですが…
10年、20年後の未来を想像すると、革同士が良いかも知れませんね。
さて、裏地を貼ったことによってですね、蝶番の加工に進めます。
裏地を挟み込むように折りたたみます。
そうそう、豚革はね、毛穴で呼吸するのだそうで。
2014年7月27日 裏地の準備
2015年3月8日 覚悟の上の手順
2015年1月22日(第三部) 長い下積みの始まり
2015年1月30日(第三部) 気付けない程小さな歩みでも
2015年1月31日(第三部) ヌエの鳴く夜は…