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2013年10月29日 段差は無くすのが世の中の流れかな

両端をすいた背表紙用のレザー
両端をすいた背表紙用のレザー

意図的に視点を変えてみるって、習ったことがあります。
自分の視点、相手の視点、第三者の視点、その三人を眺める視点…

気が付くと、まあ良いんじゃないかなーなんて思えたりします。
自分が変にこだわってたこととか、ムキになってたこととか。
なかなか面白いものです。

さて、今日は作り手の目線で撮ってみました。
手帳カバーの背表紙のレザーです。
両端から折りたたんで、両面がレザーの吟面になるように加工していきます。

ところで、上側の端をすいてあるのが分かるでしょうか。
刀の刃みたいになってるの。

すいた両端を重ね合わせると、ちょうど厚みが変わらないまま貼れます。
クロスフェードみたいになってるって言うと伝わるでしょうか。

1mmの厚みのレザーの両端を、幅6mmですきました。
レザーの端から縫い線までは3mmとります。
それで、ちょうどクロスフェードのど真ん中を縫えることになります。

これをやらなければ、段差ができちゃって目立ちます。
やっとくと、使いやすいです。
でもね、なかなか自然な見た目なので、気付いてはもらえるってことは無いかも知れませんねー。

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