
「情けないじゃないか、さんざん苦労してこれっぽっちさ」
空賊のおばさまも言ってましたねー。
えー?それ飛行船のふたつみっつ買えんじゃねーの?っつーサイズの宝石を見せながら…
…紙の試作品を組み上げるのに、こんなに手間取っているのは初めてです。
それでも、蝶番の手帳カバーがどんな姿になろうとしてるのか、分かりやすくなって来たんじゃ無いでしょうか。
キクちゃんも「バルスッ!…あれ?…バルス!…あれ?…ん~と、一字違いかも?ど忘れかも?…あーっ!モヒンガーだった、てへ。」なんつって頑張った姿がここにあります。
…実際ね、何度も間違えました。
キクちゃんは一字も合ってませんでしたけど。
印をつけてはいけないところにつけたり、付ける場所を間違えて、ひっぺがしてから付け直したり。
そんなことをレザーでやっちゃったら取り返しがつきません。
この手順は、きっと、踏んで正解。
糊が乾くのを待って、蝶番を組んでいきますよー。