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2013年8月3日 見たことありますか、レザーの蝶番

レザーブックカバーの蝶番
レザーブックカバーの蝶番

見たことありますか、レザーの蝶番。
レザー用の、金属の蝶番じゃなくて。

…言葉での説明って難しいですね、写真で伝わるでしょうか。

思ってたんです。
腕時計のアジャストバンドを作りながら。
面白いブックカバーできちゃいそうだなって。
見たこと無いなーって。オラ、ワクワクすっぞって。

さて、レシピは次の通りです。

  1. 蝶番の歯に水を入れて加工の準備
  2. 芯になる糸を歯に交互に通す
  3. 水性の接着剤を歯の内側に塗る
  4. 蝶番を整形して圧着
  5. 芯の糸を両側から一気に引く

…ポイントは、4番の圧着ですね。
大きい紙をシワなく接着するテクニックに近そうです。

はてさて、思い描いた通り出来上がりますかどうか。

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2013年8月2日 心を込めて、作ろうじゃないか

裁断が終わったブックカバーのレザー
裁断が終わったブックカバーのレザー

ご近所の薬局に向かう。
ツバメが子育てしていて和むのです。
「ぴ~よぴよっ、ぴ~よぴよっ、そろそろ巣立ちですねー」なんつって。

んっ?
目に見えたものが信じられず、しばし空を見る。
気を取り直してもう一度。

巣が、落ちてる…カラスか蛇か…

…さて、そんな日常のささやかな物悲しさを胸に秘め、続きを作っていきます。

ブックカバーに使うパーツを全て裁断しました。
これで、レザークラフトのキットの状態ですね。

…それにしてもツバメの巣。
仕方のないこと。自然のルール。
それにやつらはね、私よりもずっと強い。
つがいのツバメは「次だよ次」なんて、言い合ってるに違いないのだ。

ひるがえって思う。
心を込めて、作ろうじゃないか。

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2013年8月1日 ブックカバーの裁断…に、見えるでしょうか

レザーブックカバーの裁断
レザーブックカバーの裁断

レザーの裁断に入りました。
今回のブックカバーの肝は、ずばり裁断。
なみいる四角い穴の切り抜きです。

四つの穴をつなげるように切って、四角く切り抜きます。
四隅に穴は極小のハトメ抜きで開けておきます。

…ところで「極小」と入力しようとしたら、
どうしても「ご苦笑」と変換されてしまいます。

あれ?
いつもそんな嫌味っぽい言葉使わないのに?
「片腹が痛いので早退します」
「それはご苦笑ですね」…みたいな?

…さて、気を取り直してレザーの裁断です。
トントン、サクサク、リズムよく切り抜いていきます。

このブックカバーは、ユニークです。
完成が予想できる方いるでしょうかねー。
少し変わったものが好きな方向けですね。

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2013年7月31日 レザーバンドからブックカバーに仕組みの横展開

新たなブックカバーの型紙
新たなブックカバーの型紙

この型紙…

あれですね、立てるとミニチュアのビルになって、小さな街並みを再現できる…
昔、怪獣が壊してたアレです。
「しゃげーっ!」なんつって壊すやつ。

…と、そういう使い方も出来ますが、今回はレザーブックカバーが出来上がることになります。

ほらっ、昨日まで作ってた、腕時計のレザーバンドの仕組み。
小さなレザーのコマを組合わせ。
これがたまらなく面白いんですよねー。
童心に帰る感じで、なのに、おもちゃっぽくなくて。

そこでです。
その仕組みをブックカバーの背に取り入れて、一つ、こしらえてみようって。

歯の部分の微妙なサイズ感は、腕時計のバンド作りで承知してます。
型紙作りからして仕込みは上々。

問題は、どうやって芯を通すか…
いざとなれば「しゃげーっ!」っといきます。

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2013年7月30日 “9” – Nine -ナイン レザーアジャストを公開

“9” – Nine -ナイン レザーアジャスト
“9” – Nine -ナイン レザーアジャスト

失敗と戸惑いの連続。
つぶさに(冗談まじりに)公開し続けた日記。
そして、完成したレザーバンド。

腕時計“9”– Nine – のレザーアジャスト版として販売開始です。

さて写真は腕時計の裏側。
(紹介ページに写真を多数掲載しています)
「なにこれ、どうなってるの?」
「こんなの見たこと無い」
…そんなリアクションを、真面目に楽しみにして。

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2013年7月29日 完成です。アジャスト型のレザーバンド

アジャスト型レザーバンドの腕時計
アジャスト型レザーバンドの腕時計

完成です。

制作を進めてきた腕時計のレザーバンド。
道中さまざまなコメントをいただき、ありがとうございます。
さて、今日は真面目にお話します。

こちらの腕時計のバンドは、レザーと糸だけで、アジャスト式のメタルバンドの形状を再現しました。
写真は“9”(ナイン)の羅針盤型の時計に装着した様子です。

当然ですが、関節はデリケートです。
注意書きには明記するとしても、それだけでは不十分そうです。
一目で、どのように扱えばいいのか分かるようにしたいところ。

例えば、貴金属の細いチェーンを両手で強く引っ張ってみるなんて事は無いでしょう。
どうなってしまうか、見た目から分かりますから。

そこで、留め具に金具を使わず、幅6mmのレースに。
レースでも幅が6mmあると、相当な力で引っぱらなければ切れたりしませんが、見た目に華奢ですね。

そして、余分なレースを通すサルカンは、動くコマの上に取り付けました。
どうでしょう。
見た目にも楽しくなったと思いませんか。

さて、詳しいご紹介のページ等は、また後ほど。

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2013年7月28日 自画自賛。腕時計のレザーアジャスト

腕時計のレザーアジャスト部分
腕時計のレザーアジャスト部分

レザーと糸だけで作られたレザーバンド。
スチームパンクの雰囲気も漂います。

いやーっ、いいねいいねっ。
自画自賛だね。
うぬぼれワルツ(by 木の実ナナ)だね。

こんな腕時計のレザーベルト、どっすか。
だってだって、見たこと無いもの見たいでしょう。
というか、見たいんだもん。

糸は、幅6mmのレザーのコマの中を3つ抜けて、レザーボタンに焼き止めされました。

両端をつまんで引っぱってみる。
素材の柔軟さで程良く伸び縮み…

うーん、よし。
さーてっ、このまま作り進めて良さそうです。

♪ラッタッタ ラッタッタ うぬぼれワルツ
 やさしい気持ちでうぬぼれワルツ