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2015年3月8日 覚悟の上の手順

豚革(ピッグスキン)の裏地を貼り付けています。
豚革(ピッグスキン)の裏地を貼り付けています。

冷たい雨の日曜日と思っていたらパァーっと明るくなって参りました。
そんなわけでね、今日も楽しく作っていきたいと思いまーす。

さて、ブックカバー作りの様子です。
裏地を貼っておりますよ。
発色の良い黄色の豚革です。ちなみに、裏地の裏はちょっと緑っぽいですね。
表側のカラーポイントのツメも、すっかり覆ってしまえます。

ひょっとしたら…手順に強引さを感じるかも知れません。
特に “ぼうけんのしょ” 作りの様子をご覧の場合には…

表側に色んな段差があるので、裏地を張るのも慎重です。
なにより、縫い穴を開けるまでが峠越えになるはず。

実は、他の手順がどうしても思い浮かびませんでした。
覚悟の上で進んでおります。

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2014年7月28日 鮮やか。豚革(ピッグスキン)の裏地

豚革(ピッグスキン)の裏地(オーダーメイドのブックカバー)
豚革(ピッグスキン)の裏地(オーダーメイドのブックカバー)

豚革の赤です。美しいでしょう。緊密で艶があって。
3つで1セットになってる毛穴が特徴です。

繊維には天然素材らしい流れがあるんですよ。
左右の裏地は、ぴったり合わせると流れがそろいます。
左上につむじがあって、そこから放射状に流れます。そして、右端では流れが上に向かいます。そうなるように裁断しました。

豚革があんまりにも裏地に向いてることを言いたくて「布やビニールではダメ」って人もいます。
個人的にはそこまでは思って無くて、適材適所で使えば良いと思うのですが…
10年、20年後の未来を想像すると、革同士が良いかも知れませんね。

さて、裏地を貼ったことによってですね、蝶番の加工に進めます。
裏地を挟み込むように折りたたみます。
そうそう、豚革はね、毛穴で呼吸するのだそうで。

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2014年7月27日 裏地の準備

裏地の貼り付け前(オーダーメイドのブックカバー)
裏地の貼り付け前(オーダーメイドのブックカバー)

少しずつでも立ち止まらずに歩いている姿を見ると、どんな風に感じるでしょうね。
いえいえ、なんとなくですね。作ってるブックカバーの写真を見ながら思いまして。

さて、写真は昨日のうちに撮っときました。ブックカバー作りの模様です。
ちなみに、今日の那須は雷なってまして、こんなに穏やかなでは無いですよー。

バンドやボタンを取り付けまして、裏地を貼る準備が出来てますねー。
そして裏地といえばピッグスキン。
裏地の裏は、下ごしらえのときによーくヤスリを掛けして、糊のノリを良くしてあります。ダジャレじゃ無いですよ。

ところで、正確に貼り付けたいのだけど、接着する面が広いです。
普通に貼ろうとすると、両面に糊を塗り終わる頃には最初の頃に塗ったノリが乾き始めちゃいまして。
そこで、霧吹きでレザーを湿らせて、糊も薄めにしまして、糊が乾くまでの時間を稼ぎます。
なので乾かす時間も多めに欲しいとこです。

…実は、もう裏地は貼り終わっておりまして。
その模様は、また明日お伝えいたしまーす。