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2013年11月13日(第一部) うっかりしちゃったわけじゃないんですよ

浮かせ貼りの様子(オーダーメイドのキーケース)
浮かせ貼りの様子(オーダーメイドのキーケース)

これ、分かりやすいんじゃないですかね?
ほらほら、失敗して曲がっちゃってるわけじゃないですよ、これ。

オーダーメイドのキーケース、内と外のレザーの接着まで来たとこで、ちょっとだけお話お話。
折り曲げて使うことになる真ん中を、接着してません。見えますかね。
手抜きで接着しなかったわけじゃないですよ。

外側のレザーの方が、内側よりもほんの少しだけ長いんです。数ミリですよ。
そして、左右ともに外側から内側に向けて貼り付けていくんです。

すると、レザーに何の圧力も掛けて無いのに、ちょっと内側に曲がった状態になるわけです。
曲げる部分にシワが寄りにくくなりますし、美しく曲がります。
それに、使いやすそうだと思いませんか。開いたときに、この位の角度で止まるって。

ちなみに、福島で評判のカレーを食べたときに、お皿の端っこの方で、茶色と白のルーの色が分かれてるのを見たことがあるんです。
その時は…
「あーっ、さては、ちゃんと混ざってませんねー」
なんつって邪推したものですが、それが、具とルーを分けて調理したさいの、洒落た盛り付けらしいですねー。

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2013年10月15日(第一部) それでも、だとしても

いよいよ長財布のパーツが一つに
いよいよ長財布のパーツが一つに

いよいよここまで来ました。
すべてのパーツが一つになりますねー。
オーダーメイドの長財布です。

ところで、大きな二枚は真ん中だけ色が違うのですが、分かるでしょうか。
これはレザーの裏側で、磨いてつやを出した部分です。

ここは接着しないし、縫いもしません。
そうすることで、シワが寄りにくくなるんですねー。
浮かせ貼りというもので、これにできる構造のものは出来るだけ使います。

期日が無い。それでも慌てない。
すると、なんちゃらの法則でしょうか?
急ぎたくなる出来事が起きます。イベント関連のお話で今日中に考えなきゃいけないことが出てきました。
だとしても慌てない。

ここから先は特に落ち着いて、汗もかかない環境にして。