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2018年12月27日 今年最後の作品はオーダーメイドのシステム手帳です

どーもーどーもこんばんは To Be です。
今日明日くらいでだいたいみんな仕事納めですかね?

そんな中、新たに作り始めました。
オーダーメイドのシステム手帳です。

蝶番にする部分に穴を開けてゆきます
蝶番にする部分に穴を開けてゆきます

穴を開けて、ヤスリを掛けて、各パーツ一斉に下ごしらえです。
今回の特徴は刻印入りの角革が付くこと。
そして、草木染めの黄丹(おうに)の糸で縫うことです。

コバ(裁断面)のヤスリ掛けです
コバ(裁断面)のヤスリ掛けです

派手さは無いですが仕様は豪華です。
特別な一品になりますよ。

裁断したパーツの一覧です
裁断したパーツの一覧です

今日は特別に角革の刻印を順番に撮ってみました~。4枚目の写真です。
道具を変えながら4段階で打ち重ねてますよ。

角革の刻印は4段階で打ってゆきます
角革の刻印は4段階で打ってゆきます

立体的な陰影が魅力でして、私も大好き。
一辺48ミリの小さなものですが、手間がギュ~っと詰まっております。

おそらくは、2018年最後の作品になると思いま~す。
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2017年3月31日 完了、焼印のペンケースのカスタマイズ(完成品への名入れ)

完了です。
焼印のレザー三角ペンケースのカスタマイズです。

すでに完成していたペンケースへの名入れです。
そのため、別の革に打刻して縫いました。

ただ…
後付けがバレバレなのは嫌でして…
しかも、お持ちになる方は革製品にお詳しいとのことで…

最も縫い難い場所を糸止め位置に選びました
最も縫い難い場所を糸止め位置に選びました

運針で攻めてみました~っ。
ポイントは糸止めの位置です。
指も針も入らないので、縫うのが一番難しい場所をステッチの始点と終点に選びまして。

これなら、革製品に詳しい人ほど後付けとは思わないはず。
おそらく最初からこのデザインだったと感じるんじゃないかな。

実際、腫れ物を触るような手縫いでしたけど…
ちょっと意地を張りました。
見栄を張らずに意地を張れっつって。

カスタマイズが済んだ焼印のレザー三角ペンケース
カスタマイズが済んだ焼印のレザー三角ペンケース

それでは、ご依頼ありがとうございました。
長くお役にたてますよう祈っております。

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2017年3月30日 完成品に打刻が出来ない理由(ペンケースのカスタマイズ)

こんにちは、暖かいですね。
窓全開で幸せ。

さて、焼印のペンケースのカスタマイズの続きですよっ。
打刻した革は昨日の今日で乾いてます。やっぱり暖かいからね~。

刻印の部分を切り抜くわけですが…
ここポイントですね。革の特徴が分かりやすいポイント。

打刻した革の周囲が丸く歪んでいます
打刻した革の周囲が丸く歪んでいます

もともと直線だった革の端が、ま~るく変形してます。
そりゃそうだよねっ。
水に濡らした上で深~い刻印を打ち込めば、まわりも歪みますよね。
これが、完成品に打刻が出来ない理由です。

焼印の写真も撮っておきました
焼印の写真も撮っておきました

そしてペンケースの焼印も撮っておきました。
私にとっても思い出深いです。
もし…なんらかの試験に真剣に取り組む機会が訪れたら、自分用に下ろしても良いな~って思ってましたので。

さあっ、刻印の革を縫い付けて参りましょ~。

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2017年3月29日 完成済みのレザーペンケースへの名入れ

こちら那須でもコブシが咲き始めたとのことでね。
北国の春ならぬ、北関東の春の訪れです…

そんな中こんな中、突如始まりました~。
焼印のレザー三角ペンケースのカスタマイズです。
名入れのご希望を頂きまして。

…ところが完成品には打刻は出来ません。
なぜなら、打つには革に水を含ませる必要があるからです。
そこでねっ、打刻した革を縫うことになったんです。

打刻した革を縫うことにしました
打刻した革を縫うことにしました

打刻は普通、一発勝負です。
試し打ちはするにしても一発勝負に変わりなし。

三度打ち直し、会心の刻印ができました
三度打ち直し、会心の刻印ができました

でもねっ…今回は何度でも打てるってことで…
会心の刻印が出るまで、三度打ち直ししました~っ。
こういうのもイイですねっ。

次の工程に進むには少なくとも一晩は乾かしま~すよ。

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2016年11月13日 最高級・アニリン革に刻印を叩く

生成りのヌメ革とネイビーのアニリン革
生成りのヌメ革とネイビーのアニリン革

おだやかな日曜の昼下がり、ご機嫌いかがでしょう。
To Be は相変わらず作業台に向かってますよ。

さて、名刺入れのオーダーメイドをご依頼いただきまして。
さっそく作ってゆきたいと思いま~す。
時間が掛かるとこからねっ、まっさきに名入れの打刻からスタートです。

素材は生成りのヌメ革とアニリン仕上げのネイビーです。
写真で伝わるでしょうか?
このアニリン仕上げっていうのはねっ、なんといっても艶が魅力です。

まるで濡れたような艶。
だのにですっ、だのにですよっ。
生前のシワとか血管とか虫さされの痕がはっきり見えます。
吟面を透明な仕上げ剤でおおってあるんですね~。

最高級素材の一つだと思います。
大きな家具店の奥~の方に、目玉が飛び出すほど良いお値段のソファーがあったりするでしょう。ア○ネスさん家とかにありそうな。
ああいうのに使われてます。

名入れの打刻の様子
名入れの打刻の様子

でも~…
水を含ませる調整がと~っても難しいので、刻印が入れにくい。
アニリン革に刻印が入ってるのは、見たことないんじゃないかな~。

えっ?どうやってるかだって?
それは言えないですよ~っ。

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2015年11月8日 完成、レザー蝶番の名刺入れシンメトリースタイルです

レザー蝶番の名刺入れシンメトリースタイルです。
レザー蝶番の名刺入れシンメトリースタイルです。

いや~っ、完成しましたっ。
レザー蝶番の名刺入れ、シンメトリースタイルっで~す。

両面にシンメトリーという打刻が入っています。
両面にシンメトリーという打刻が入っています。

“シンメトリー” なんて言うとね、かっちょいいでしょっ。
なんつ~ん?
ものしり?
賢い感じ?
ちなみに、のりピー語では “パピポい” ですよ。(ものしり)
念のため、左右対称に打つ刻印の名前ですよ。

ヌメ革の経年変化のサンプルです。
ヌメ革の経年変化のサンプルです。

ちょこちょこね、難しいとこありまして。
1ミリの革に打刻するとこ。
刻印の端っこを折り曲げながら接着するとこ。
蝶番をちゃんとこさえるとこ。

そんなすったもんだを乗り越えまして。
こんな感じにで~きま~した。

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2015年11月7日 まもなく完成、刻印と蝶番の名刺入れ

半分が仕上がり、完成間近となりました。
半分が仕上がり、完成間近となりました。

大変そう~ってことがさ。
つるっと出来るようになるってあるよね。
自転車に乗るとか、逆上がり回るとかさ。

さて、完成が迫る名刺入れですよ。
手にしてる方の半分は仕上がってます。
コバ(裁断面)を染めずに磨いて、無垢さを残しまして。

勝手な考えだけれども。
大抵どこに行っても気後れするのと同じようにね。
大抵ヌメ革で作れれば他の革でも出来ると。
1ミリ厚の革の刻印も蝶番との組み合わせも行けるねと。
そんなふうに思ってまして。

詳しい方は「クロムなめしじゃムリでしょう」とか言うかも。
まあ、それは置いといて下さいな。

いや~っ、欲しかったラインナップがそろって来ました。
まだ完成してないけど。