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2016年3月24日 ヌメ革の蝶番のブックカバーができまして

料理の さしすせそ ってあるじゃないですか。
砂糖、塩、酢…の順番にっていうアレです。

理由を聞いたことがあるんです。
したっけね、食材には見えないほど小さな穴が開いてましてね。
粒が大きな調味料から味付けしないと、穴が埋まって染み込まなくなっちゃうんだそうですね。

なるほどなーって思いまして。
革も一緒かも~って。

さて、ナチュラルの蝶番のブックカバーが出来まして。
実はね、染めて無いヌメ革って、すごく汚れやすいんです。
例えるならば、何の味付けもしていない状態かも。まさに無防備。

けっこう細かめの加工が多いもんでさ。
ヌメでここまで作れれば、次のアレも作れそうだ…
なんて、ニマニマしてるところであります。

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2016年3月23日 縫い上がりです、蝶番のブックカバー

漉き合わせた真ん中を縫っています。
漉き合わせた真ん中を縫っています。

肝っ玉母さんっぽい方と すれ違いましてね。
カッパを着て自転車の前と後ろに子供を載せたうえ、手首に買い物袋を引っ掛けて疾走してまして。
「ちょっと危ないんじゃ…」
なんて よぎった瞬間に、キッと睨まれまして。
「この人…出来るっ」て思いました~。

そんなわけでね、今日も楽しく作っていきたいと思いま~す。
縫い上がってますよ~ブックカバー。
引き続き内側のアップです。
斜めに漉いて重ねた真ん中を、真っすぐ縫ってるのが伝わるでしょうか。

縫い上がりです。
縫い上がりです。

思えばね、前は蝶番のキワを縫うのが綱渡りみたいに感じたものでして。
やっぱり、どれだけの距離を縫ってきたかってことなのかなぁ。

肝っ玉母さんだってアレですかね?
ビクビクしながら自転車の練習をした少女時代もあったんですかね~。

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2016年3月22日 革の蝶番作りの勘所

背表紙を内側から見た様子です。
背表紙を内側から見た様子です。

気付けば3月も1週間ちょいですよ。
早いもので、出会いと別れの季節ですな。

さて、ブックカバー作りは仕込みが済みまして。
革の蝶番もしっくりです。

斜めに漉いてつなぐことで、背表紙の内側もフラットです。
やたらと手間が掛かるのですけども…

競争力のために、手間を代金に反映させないってことがありまして。
…でも、こんな話は第3者的に見ると胡散臭い話になりそうですね。
「ただ飲むだけでこんなに痩せました」みたいな。
それはまあ それってことで…

それぞれ下ごしらえが済みました。
それぞれ下ごしらえが済みました。

ブックカバー作りは ぼちぼち手縫いに入れますね~。
それでねっ、この加工が安定して出来るならって思ってたことがあります。
作りたい物リストのアイツが作れるはずだーって。
次のお楽しみっで~す。

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2016年3月21日 ブックカバーの下ごしらえです

背表紙の蝶番を作っています。
背表紙の蝶番を作っています。

連休の終わりの日は、穏やかな陽気です。
ゆっくりお休み出来ましたかね。

さて、ブックカバーの下ごしらえですよ。
端っこを折り畳んで蝶番にしております。
もっかい折れば、両側が蝶番の背表紙になりますね~。

実は、この作り方に変えてからまだ3つめです。
思えばね、ちょっと複雑な作りになったものです。

床磨きの様子です。
床磨きの様子です。

他も一斉に下ごしらえを進めまして。
床(とこ:裏面)はワックスをパックみたいにしまして、染み込ませて磨きます。
こういうヘラ使いは得意なんですよ~。
お好み焼きはひっくり返せませんけども。
アレはね~、私のことを嫌ってるんですよ。しょうがないです。
私は大好きなんですけどもね~。

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2016年3月20日 苦手な斜め漉き

両端を6ミリ幅で漉いた背表紙のパーツです。
両端を6ミリ幅で漉いた背表紙のパーツです。

春の3連休ですね~。いかがお過ごしでしょうか。
那須は暖かだけど、ちょっと風があるかな~。
花粉がすごいので、苦手な人はアレですな。

さて、ブックカバーをこさえてますよ。
なんだか久しぶりな気がしますね~。

手に持ってるのは背表紙になるパーツです。
革の厚さは約2ミリっす。
両端を6ミリの幅で斜めに漉きまして。
刃物みたいになってるでしょう。

蝶番のレザーブックカバーのパーツ達です。
蝶番のレザーブックカバーのパーツ達です。

この “漉き” というのが本当に苦手でして。
繰り返し しょぼくれたものです。

苦手を克服っていうとかっちょいいかも。
でもね、世の中には克服しなくて良い苦手もあると思んだよね。
個人的には怖い映画とかかな~。
おそらく生涯逃げ腰です。

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2015年12月1日 完成です。刻印と蝶番のブックカバー

一面に刻印の入ったブックカバーです。
一面に刻印の入ったブックカバーです。

昨日に続いて完成っで~す。
刻印が入ったブックカバーですよ~。

開いた様子です。
開いた様子です。

いや~っ、蝶番がうまく組み合いませんでね。
ちょこっと削り直したりしまして。遅くなりました。
黒と比べたっけさ、ずいぶんと優しげな雰囲気かな~?

外側の様子です。
外側の様子です。

ちなみに、一面の刻印は、バスケットと申します。
籠みたいな模様だもんでね。そのまんまですね。

内側の様子です。
内側の様子です。

今回は挑戦的な制作でしたけどもね。
これで、もっともっと自由に刻印を入れた作品がこさえられそうですね~。嬉しい。

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2015年11月30日 完成です。黒革の蝶番のブックカバー

黒革の蝶番のブックカバーです。
黒革の蝶番のブックカバーです。

出来ました~。
黒革のブックカバーで~す。

開いた様子です。
開いた様子です。

謎めいた雰囲気?
なんつ~ん?黒魔術的なアレでしょうか?
われながら「ほほぅ。こういう感じになりますか」って思いました。
ブラックジャック先生っぽい方とか、似合いそう?なんつって。

内側の様子です。
内側の様子です。

ところで、一緒にこさえてた刻印入りの茶色いのは…
ちょっくら手順を戻って作り直しが必要なようです。がび~ん。