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2015年2月14日(第二部) 難所を越えて見られるもの

すべてのパーツの接着を終えた姿です。
すべてのパーツの接着を終えた姿です。

威風堂々。
レザーは若いけど。

さて、ブックカバー作りの様子ですよ。
飾りポケットの取り付けが済むとともに、接着がすべて終わりました。

いや~っ、越えましたね。難所。
まだ峠道は続きますけどもね。
三点支持が必要みたいなとこは、通り過ぎまして。
したっくれさ、ホッとしてこの姿を見ることが出来るってものですなぁ。

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2015年2月13日(第二部) 最難関通過中

幅約6ミリ、厚み約7ミリ。さらに接着の弱い豚革を挟み込んだステッチラインの穴開けです。
幅約6ミリ、厚み約7ミリ。さらに接着の弱い豚革を挟み込んだステッチラインの穴開けです。

ココですココ。
今回の最難関。
バラバラになるかグチャグチャになるかって言ってた穴あけです。

…どうやら大丈夫そうですね。
さて、オーダーメイドのブックカバー作りの様子ですよ。
蝶番のすぐ隣りへの飾りポケットの接着と穴あけですねー。

ココを乗り越えるために、難易度が低いと思われる個所から進めて来たわけです。
したっくれホラっ。綱渡りみたいにピシャッと開いてるでしょ。いや~っ、どうでしょね。

あと2か所、手に汗握りますね~。
ちなみに、手の汗はちゃんと拭いてから作りますよ。シミになるので。

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2015年2月11日(第二部) 禁色(きんじき)とされた黄丹(おうに)にて

草木染めによる黄丹(おうに)色の糸で縫っています
草木染めによる黄丹(おうに)色の糸で縫っています

夕陽の中の黄丹色の糸。
綺麗だな~って思います。
草木染めの “Dou.De.Ville” さんによる黄丹(おうに)色ですね~。
昔、絶対禁色(きんじき)とされていたという色ですね。やんごとない方だけの色ということで。
今は自由に使えて嬉しい。赤のようなオレンジのような柔らかーい色です。

さて、オーダーメイドのブックカバー作りが進みます。
縫うことで確認出来ました。昨夜の作戦通り、縫い穴がピシャッと合いまして。

ちなみに、糸の素材も普段使ってる麻やポリエステルと違います。
亜麻でしかも細めですので、比べると引っ張りに弱いです。

ところがどっこいしょ。
革を縫うときは両手で糸を持って一目ひとめ縫い締めるわけです。
だもんで、両手の親指と人差し指だけの力だけ使いまして。
そ~っと縫い進んで参ります。

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2015年2月10日(第三部) 峠越えの作戦

飾りレザーの縫い穴を本体に写して接着しています
飾りレザーの縫い穴を本体に写して接着しています

今宵も更けて参りました。
いい塩梅に腕も重くなり、気持ちよくくたくたおじさんです。
ちびちびウィスキーでもなめますか。

さて、レザークラフトとは思えない謎の構築物が写ってますな。
オーダーメイドのブックカバー作りの様子ですぞ。

難関が待ち受けてます。
厚さが7ミリもあり、幅は6ミリしか無い革の塊に縫い穴を開ける峠道です。
しかも、接着が弱い豚革が1枚はさまってます。
最悪、とんでもない場所に穴を開けちゃったり、道中でバラバラになっちゃったり。

対する作戦はこうです。
まず、一番上の飾りレザーにだけ縫い穴を開ける。
続いて、飾りレザーを重ねて縫い穴に針を刺して穴の位置を下に写す。
本体に縫い穴を開け、縫い針で位置を固定しながら接着してしまう。
そして、難易度が低い個所から取り組んで経験値を得ていく…

う~ん、ワクワクしますねぇ。

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2015年2月9日(第三部) まだ、11時です

縫い上がった二つのレザー蝶番の名刺入れです
縫い上がった二つのレザー蝶番の名刺入れです

夜も更けて参りましたね。

さて、二つの名刺入れが縫い上がってます。
すっかり凛々しい姿になったでしょ。ほぼ出来あがった形をしております。
でも、あと5手は残ってますねー。

明日には完成の目測だったんですけどもね。
でもまだ11時。今宵はまだ作ろうと思っております。
ふむふむ。

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2015年2月9日 可愛い理由

型をはめた飾りポケットと手縫い中の背表紙
型をはめた飾りポケットと手縫い中の背表紙

アレですよ。
可愛いから手を掛けるってのもありますけどね。
手を掛けるほど可愛く見えるってのもありますよね。

さて、オーダーメイドの手帳カバー作り会場の模様ですよ。
打刻用の伸び止めシートを剥がしまして。
側面にヤスリを掛けまして。
ベルトループの部分だけ水を入れて型にはめたらこの通りです。
打刻面も磨きましたので、艶が出てると思うんです。
良い塩梅に育ってるんじゃないでしょうかね。
下ごしらえはあとふた手間です。

飾りポケットに時間が掛かってるうちに、背表紙もちゃくちゃくと縫い進んでおります。

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2015年2月3日 ステッチの乱れは心の乱れ

裏表紙の手縫いが始まっています
裏表紙の手縫いが始まっています

なかなか成果が感じられないときってありますよね。
こうして日々、作ってる様子をお話してますがね。
見た目でパァーっと変わったって日は、あんまり無いです。

さて、こちらはオーダーメイドの手帳カバー会場の模様です。
裏表紙の手縫いが始まってま~す。
どっすかね、ステッチが入ると一気にアレでしょ。

若干ね、運針に乱れが感じられるとこに気付くでしょうか。
「さては心の乱れですな?」
…ということではなくて、二重に縫ってるとこですよ。
裏ではパーツの端っこのとこ。小さなポケットとかのです。
こっちからは見えませんけどもね。