穴だらけのレザー。
それでも、整然と開いた穴だから、心の穴のような切なさは無いでしょう。
さて、レザーは一辺10cmの正方形で、一つひとつの穴の直径8mm。穴同士の間隔は2mm。穴の数は43ヶ所。
これだけ穴だらけにすると、ねじくれ曲がったりするのですが、そこは大丈夫。
ピッグスキン(豚革)、床革(牛革の深皮)、芯材(紙)の三層を糊づけして、芯のある子に仕立ててあります。
…だいぶんカレンダーっぽくなってきたでしょう。
穴だらけのレザー。
それでも、整然と開いた穴だから、心の穴のような切なさは無いでしょう。
さて、レザーは一辺10cmの正方形で、一つひとつの穴の直径8mm。穴同士の間隔は2mm。穴の数は43ヶ所。
これだけ穴だらけにすると、ねじくれ曲がったりするのですが、そこは大丈夫。
ピッグスキン(豚革)、床革(牛革の深皮)、芯材(紙)の三層を糊づけして、芯のある子に仕立ててあります。
…だいぶんカレンダーっぽくなってきたでしょう。
今日は実験です。
レザーに開けたスロットは8か所。
全てのスロットには、何かがハマっています。
強化アクリルA | 2ヶ所 |
---|---|
強化アクリルB | 4ヶ所 |
レザー(ブラウン) | 1ヶ所 |
レザー(ナチュラル) | 1ヶ所 |
計8ヶ所 |
次の新しいひと品を作るための実験です。
…なんだか、こういうとこを丁寧にやりたくなりまして。
久しぶりにおやつの時間。
そう言えば、しばらく真面目に作品の写真ばかりでしたね。
左上に写っているのは、一年近く前に自分用に作ったキーホルダー。
元々は白っぽかったです。かなり変わるでしょう。
一般的に、使うほど味わいが出ると言われるのは、タンニンなめしとか渋なめしとかベジタブルタンニングと呼ばれる方法でなめされている革です。
染色されたレザーでも、艶や色合いの陰影が加わってきます。
ところで、頂いているのは愛月堂の銘菓「八重がさね」。素朴な見た目と控えめな甘さ、そして隠れたくるみの食感。
ここのお菓子は度々紹介しています。
美味しいから紹介したくなる…かくありたいものです。
ブックカバー用のレザーに縫い線を開けたところ。
手触りはまるでクレープのようです。見た目もですね。
外側の縫い線には小さな溝が削ってあって、縫い糸がちょうど溝にハマるようになります。一番右に写ってる先端にL字の金具が付いた道具で掘ります。その溝にそって、縫い穴を開けます。
なんといっても楽しいのは木槌。ガツーン、ガツンとくる音と手応え、そして達成感。たまりませんな。
気楽に木槌体験していただく方法を考えたこともありましたが、なかなかね…
レザーの文字盤と合わせるベルトはもちろんコレ。
先だって制作した、レザーでアジャスト式を再現したベルトです。
ベルトと時計部分は、マクラメ糸の平編みアームと、十字ネジ風の小さな丸いレザーで留まっています。
ちなみに、ちゃんと時計として動いてますよ。
*詳細や販売については、もうしばらくお待ちください。
真鍮のひまわりとレザーのレンコンを合わせて時計にしました。
時計ケースのサイズは、直径約25mm × 厚さ7mm。
レザーを薄く削ることと、針の押し込み位置が高いムーブメントにすることで、レザーの文字盤が出来ました。
それぞれの時間の位置のブラウンの丸いレザーの高さは約1mm。
時針はブラウンのレザーの内側を回り、分針と秒針は1mmより高い所を回ります。
そんなことより…ちょっと楽しいでしょ。
外が豚皮、内が牛革。
一般的には逆のことが多いのですが、これでよし。
作りたい物が、そういうものなのだから。
ちなみに、レザーの厚みについては、心地よい六月の風が吹く住宅造成地を眺めながら考えました。
きっと、ペラペラではなくて多少の腰がある方が、今回の趣旨に合ってるのではないだろうか…。
というわけで、1枚でも少し腰の出る1.2mm厚のレザーを内袋に使用しました。
厚みを踏まえて、ピタッと気持ちよく、内と外の袋がはまってるでしょう。
もうすぐ完成ですが、口金を付ける前に、水を含ませてシワを飛ばします。口金を付けちゃうと、立体的になってしまうので、このタイミングがベストでしょう。
急がず、大切に進めるとこでしょうね。