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2015年8月7日(第三部) 千本針はおそろしや

革の蝶番の凹の部分を仕上げています。
革の蝶番の凹の部分を仕上げています。

今宵も更けて参りましたね。
ぼちぼちウィスキーでも舐めて参りたいと思います。
週末ですからね、ちょっと良い気分になってたりしますか?
「ならっ」つって、ちょっくら濃いめにしても良いですかね~。

さて、オーダーメイドのペアの名刺入れも一歩進みまして。
蝶番の凹のとこ、仕上げてますよ~。
なんだかちょっと艶も出てる感じ、伝わるでしょうか。

ひょっとして…
夜なよな千本針のような話をしてることに、気付いてしまっていませんか?
周りを見渡してっ。
大丈夫?変なのいませんか?

な~んちゃって。
…昔話とかでさっ、命のロウソクみたいな話があるでしょう?
みんなに一本ずつ寿命のロウソクがあるって話。

なんだかさっ、そのロウソクを少しずつ作品に移し変えてる気がするんです。
それはとっても楽しいことでして。
なにやらずっと遠くまでつながている気がする、夢のような仕事。

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2015年8月7日(第二部) 名刺入れ完成。お財布の修理ももう少しです

完成です。オリジナルロゴ入り特製名刺入れです。
完成です。オリジナルロゴ入り特製名刺入れです。

完成しました。
ロゴ入りの特製名刺入れっで~す。

外が黒革、内がヌメのバイカラーです。
外が黒革、内がヌメのバイカラーです。

ポイントはなんといってもロゴです。
お客様が大切にされてるロゴでして。
限界に挑戦する小ささでした。
真ん中の歯車のようなとこは歯が8つなんですけどもね、ここが難しくて。
型を何度も作り直しまして。
なんとか再現出来たと思います。
挑戦する機会をいただけて嬉しいです。
ありがとうございました。

傷付いていた前胴にサポーターを取り付けました。
傷付いていた前胴にサポーターを取り付けました。

一方で、同じロゴ入りのお財布の修理も進んでますよ~。
傷付いてた小銭入れの前胴に、サポーターを取り付けました。
なかなかに堅牢な雰囲気じゃないでしょうか。

ちなみに、左右のステッチは位置合わせのための仮縫いです。
木製のクリップなんかで挟んで縫っちゃっても良いんですが、より正確な方法を選びまして。

続いては左右の糸を外しまして。
小銭入れを縫い合わせてゆきたいと思いま~す。

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2015年8月7日 まもなく完成、トリプル蝶番の名刺入れ

まもなく全て縫い上がりです。
まもなく全て縫い上がりです。

えっと、かねがね作ってる途中をお見せしたいって思いがありまして。
「裏ってそうなってんだ~っ」とか。
「まさかそんな順番で~っ」とか大好き。

でも、そこは小心者の私です。
写真を撮るときは、案外切りの良いとこまで作っちゃう。
そんな私も今日はかなり中途半端なとこで撮りまして…

はいっ、そんなわけでね、トリプル蝶番の名刺入れ作りの続きです。
もう少しで真ん中の1枚を縫い終えます。したっけ全て縫い上がりです。

ところが真ん中の1枚が思いのほか手ごわかった。
だって蝶番が動くんだもん。
だって箸が転がるんだもんっつって。

さりとて、初挑戦の3枚羽もまもなく完成です。
有名人に24時間走らせるあの番組なら「負けないで」が掛かる頃です。

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2015年8月6日(第三部) もし心からやりたいことがあるなら

ポケットのパーツ全パーツ、下ごしらえ完了です。
ポケットのパーツ全パーツ、下ごしらえ完了です。

今宵も更けて参りましたね。
こっちは嵐のような夕立でしたが、大丈夫でしたでしょうか。
ぼちぼち、クダでも巻いてゆきたいと思います。

さて、ペアの名刺入れ作りの続きです。
また今日もちょこっと進んでますよ。
全部のポケットの革の下ごしらえがすっかり済みまして。
床(トコ:裏側)やコバ(裁断面)の下ごしらえ。

ヌメと茶では、トコの色味が違うのが伝わるでしょうか。
でも、どちらも無色の樹脂で磨いてるんですよ。
革の中まで染める芯通し染めの特徴ですね~。

わけあって手順がいつもと違いますけども。
コツコツ着実に進んでますよね。

これ見てると、いつも思うんですよ。
やりたいことがあったら、ほんの少しでも進めたらいいんだって。
もちろん、押し付けダイエットとか英語の勉強とかじゃないですよ。
無理にやる気を出す必要の無いような、大切なことがあるなら。
To Be おじさんは応援します。

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2015年8月6日(第二部) 名刺入れ&お財布の修理ももう少しです

コバ(裁断面)にヤスリを掛けました。
コバ(裁断面)にヤスリを掛けました。

昼下がりに本気の夕立がありまして。
らいさまも夏の風物詩ですなぁ。
爽やかな夕焼けの那須です。

さて、ロゴ入り名刺入れ&お財布の修理の続きですよ~。

名刺入れはまもなく完成です。
本体のコバ(裁断面)に仕上げのヤスリ掛けをしております。
バイカラーだもんで、単色よりずっと気を使います。
色の薄い方から濃い方へ流れるようにヤスリます。
したっくれ境界線も綺麗に表れまして。
この後、磨いてくわけですけどもね、きっといい味出ますよこれ。

本体の縫い穴の位置に合わせて、取り付けるパーツに穴を開けます。
本体の縫い穴の位置に合わせて、取り付けるパーツに穴を開けます。

続いてお財布の修理の模様です。
取り付けるサポーターに縫い穴を開けてゆきます。
お財布の縫い穴にぴったり合わせます。
ピシャッと合うと、それは気持ちの良いものです。
こうなってくると修理というより改造って感じでしょうか。
こちらも完成までもう少しです。

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2015年8月6日 つながった3枚の羽

3枚の羽が革の蝶番でつながりました。
3枚の羽が革の蝶番でつながりました。

つながりました。
世の中ではね、ケータイの電波だのSNSだの、つながることが売りみたいなとこありますけども。
こちらでは3つの蝶番の名刺入れがつながりました。

いや~っ、やりゃぁ出来るもんだなーって。
無茶かもな~って何度も思いましたけども。
完成までにはもう少し掛かりますけどね、ひと山越えたってことで。

中央の羽には窓型ポケットを取り付けます。
中央の羽には窓型ポケットを取り付けます。

さて、真ん中の第3の羽には、窓型のポケットつけますよ。表裏に。
単に名刺入れとは呼べない雰囲気です。
まず要望ありきの物作り。オーダーメイドの醍醐味かも。

考えたら、無茶っぽいご依頼はありがたいですよね。
乗り越えれば腕が上がるってもので。

いやいや、まだ出来あがってませんので、気を抜かずに。
家に帰るまでがアレですから。

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2015年8月5日(第三部) なんとなくかっちょいいクリンっとした曲線

右手で名刺を取り出すのに合わせた曲線です。
右手で名刺を取り出すのに合わせた曲線です。

今宵も更けて参りましたね。
ぼちぼち水割りでも舐めて参りましょうか。

今日も一歩すすめてますよ。
ペアの名刺入れ。
一枚ずつ、床(トコ:裏面)とコバ(裁断面)の下ごしらえしました。
これは自分の名刺のストックを入れとくポケットになる革です。

独特な曲線で下ごしらえにも手間が掛かるとこ。
なんとなくかっちょいいからクリンっとしてるわけじゃないんですよ。
左手に名刺入れを持って、右手でつまみ出すときに最適な曲線です。

神は細部に宿る。
私の大好きな建築家さんの言葉です。

な~んて。
酒でも飲みながらじゃ無きゃ言えたもんじゃないですけども。
気後れしちゃって。