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2016年3月3日 完成。そして新設計の名刺入れへの思い

完成です。
新たなレザー蝶番の名刺入れっで~す。

一見あまり変わりません。
作り手の思いはずっと同じですから。

名刺を持つようになりますとね。
良いことも、そうでないことも、いろんな初めてを経験しますよね。

それを入れるケースは、さり気なくて扱いやすい外見で。
でも他所に無い強い個性を持っていて。
そして、5年、10年と一緒に成長してゆきます。
特に内側のヌメ革の色艶の変化は分かりやすいです。

今回は使いやすさを真剣に考えました。
ポケットの大きさも変更しましたし、なんといっても一つ増やしました。
なのに、全体の厚みは従来より1ミリ薄くなっています。

そのためにパーツは細かくなり。
端を漉いてはつなげる繊細な工程も多用しています。
おそらく、今できる精一杯です。

ご意見を頂いてありがとうございました。
作品に反映させるのが遅くなり申し訳ありません。
そして、これまでに作った作品も変わらずご愛用頂けることを願っております。

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2016年3月2日 意図した名刺入れのポケット構成とは

新しく加えた外ポケットです。
新しく加えた外ポケットです。

新しい名刺入れが形になって参りました~。
そこで、今日はポケットの構成について真面目にお話し致します。
しっかり考え抜いておりますよ。

まず、普段使いのポケットは、深さを3分の2にしました。
内側では蝶番が山型になっているので、ポケットが浅い方が出し入れしやすいんです。
受け取った名刺を整理するまでの一時的な保管場所なので、使い勝手を一番に考えます。

そして、新しく加えた外ポケットです。
「これがあると便利」ってご意見が一番多かったのがココです。
キップやカードを入れたり。
ぶっちゃけね、会うのは2度目なんだけど名前を覚えらんない人の名刺を電車の中で見たり。
いろんな意味で便利ポケットですな。

内側のポケットの構成です。
内側のポケットの構成です。

ちなみに、自分の名刺用のポケットには20枚くらい入れておけます。

最後に隠しポケット。
取り出しにくい位置にありまして、すっぽり入ります。
えっと…隠し事とか やましいのじゃなくてね…ごにょごにょ…
ちょっと?
何か思い浮かぶようなのありますかね。

以上、真面目にポケット紹介でした~。

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2016年3月1日 蝶番の幅は8~10ミリから6ミリへ

一つひとつの歯の幅を8~10ミリから6ミリへ。
一つひとつの歯の幅を8~10ミリから6ミリへ。

…越冬、しましたね。
もう3月です。

さて、こちらでは革の蝶番のヤスリ掛けが済みましたよ。
はいは~いっ。
ここで今回の4大ポイントの一つ。
蝶番の一つひとつの歯の幅について~っ。

これまでは8~10ミリありました。
それが…6ミリ で・す・よ。

他のパーツの下ごしらえも進んでいます。
他のパーツの下ごしらえも進んでいます。

いやいやいやいや。
細かければ良いってワケじゃ無いんですけどもね。
「留まってはいけない。その先に行くのだ。」
…と、ブルース先生も言ってた(と、思います)。

それに蝶番ってさ。
細かく正確なほど強さも動きも良いものでして。

ところでね。
今日はちょっと冷えますが、もう3月です。
もうねっ、冷え症のみんなと喜びあいたい。
なんなら「ウェ~イっ、越冬ウェ~イっ」と ハイタッチなど交わしながら讃え合いたいです。
そしてフィナーレにはキャンディのつかみどり大会、みたいな。

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2016年2月29日 ポケット増やして薄くする?新設計4つのポイント

漉き加工を多用しています。
漉き加工を多用しています。

うるうってさ。
うるおう とか うるうる みたいなさ。
しっとり感がある。しかも豊かな感じ?
せっかくだから、祝日とかにしたらいいのにね。

さておき、新たなレザー蝶番の名刺入れをこさえているわけですが…
説明しよう。(富山敬風)
挑戦中の変更ポイントは次の4つである。

  • 外側にポケットを追加。
  • 内側のポケット一つを出し入れしやすくする。
  • 蝶番を細かくする。
  • 薄くする。
下ごしらえが進んでゆきます。
下ごしらえが進んでゆきます。

ポケット増やすのに薄くするなんてね。
矛盾しそうなとこもあります。
でもでも、それはアレなんですよ。
手口のイメトレはバッチリなんです。

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2016年2月28日 次世代のレザー蝶番の名刺入れに着手

新しい名刺入れの型紙たちです。
新しい名刺入れの型紙たちです。

ポカポカ那須は春めきまして。
どんな週末をお過ごしでしょうかね。

さて、作り続けておりますとね。
あ~して欲しいこ~して欲しいというご要望を頂きます。
型紙から作り直しだな~ってことが多いです。
小さなことに思えてもね~。

一作目の裁断です。うまく出来るでしょうか。
一作目の裁断です。うまく出来るでしょうか。

したっくれさ~。
「おめ~らの気持ちはよ~く分かった。だがその前に~」(貴さんチェック)ってなる。
いえいえ、なおざり にしたい訳じゃないんです。
でもどうしても後回しになっちゃう。

そこでっ、今回はレザー蝶番の名刺入れを大幅にバージョンチェンジっで~す。
型紙もすっかり新しくなりました~。うまく出来るかな~。

ちなみに端っこに写ってる緑のスライムっぽいのは愛月堂の草もちです。
なんとも春めいた香りですよ。

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2016年2月17日 完成。オーダーメイドのレザー蝶番の名刺入れ

完成です。
オーダーメイドのレザー蝶番の名刺入れで~す。
ぷっくりロゴ入りですよ~。

エンボスは、革の裏側から加工します。
だもんでね、図案を見ながら慎重に進めます。

ところがです。
くりかえしご依頼を頂けたことで、ロゴの形をすっかり覚えまして。
どの順番だと綺麗に浮き上がるのか~、なんて。
コツまで手に染み込みました。

今の私にとって、会心の仕立て上がりだと思います。
自画自賛でお恥ずかしいところです。
手に取ってご覧頂けるのを楽しみにしております。
この度もご依頼ありがとうございました。

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2016年2月16日 肉球みたいな押し心地です

ぷっくりエンボス加工のロゴの出来あがりです。
ぷっくりエンボス加工のロゴの出来あがりです。

得意なことと、そうでもないことってありますよね。
誰しもね…

さて、ぷっくりエンボス加工のパーツが進んでますよ~。
詰め物の樹脂も乾きまして。
蝶番を境にパタンッて貼り付けたらこんな感じっで~す。
われながら良い出来ー…なんて見ております。
ロゴを押すと、肉球みたいに押し返してくる手応えです。

ところで、日々楽しみに見ているのがこちら。
https://www.facebook.com/referencecounter.illubrary
こないだのぷちブーツをピアスに仕立て直してもらえてま~す。
小さな星や歯車の配置とか、私には無理です。

接着の工程は全て済みました。
接着の工程は全て済みました。

さてさて。
オーダーメイドの名刺入れは作りは順調です。
接着はすっかり済みまして。
もうちょっとって感じしてますね~。

ちなみにね、進む道を得意かどうかで決めちゃうとね。
あんまりロクなことが無い気もしています。