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2015年4月19日(第二部) 叩き続けた夜

飾りパーツの打刻の様子です
飾りパーツの打刻の様子です

日曜日の夜も更けて参りましたね。いかがお過ごしでしょうか。
ちょっぴり憂鬱かもしれないし、待ち遠しいかも知れないし…

だいぶんクタクタですけども、心地よい夜です。
オーダーメイドのブックカバー作りの続きですよ~。
1センチ四方も無いような刻印たちを、順番に打ちまして。
重ね合わせたりしながら打ちますと、こんな感じで~すっ。

深い立体感…
椅子にそっくりかえっりまして。
つまんで見上げてワクワクしちゃいます。
こんなんなかなかちまたにはありませんね~っ、なんちゃって。

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2015年4月18日(第二部) 腰だよ腰っ

蝶番になる部分をくり抜いて、裁断の工程が済みました。
蝶番になる部分をくり抜いて、裁断の工程が済みました。

やっぱ、腰だよね。大切なのは。
かの長島さんもさ「グイッと腰を入れてバチーンと打てばい~んですYO~」って指導してたっていうし。

さて、ブックカバー作りの続きですよ。
小さな穴を4つつなげて大きな穴に変わりまして。

切り抜きにはね、見るからに穏やかで無い刃物を使いますよ。
端っこに写ってるアイツです。

厚みが2ミリありまして。
カッターだと分が悪いです。刃を支えるのが指先でしょう。
デザインカッターみたいな鋭いのでも難しいです。
これならば、刃の薄さはカッターと変わらないうえ、ガシっと握って、グイッと腰を入れられます。

これで裁断の工程はすっかり済みましたよ~。

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2015年4月17日(第二部) 基本が肝心だと思いまして

蝶番になる部分にハトメ抜きで穴を開けてゆきます。
蝶番になる部分にハトメ抜きで穴を開けてゆきます。

基本って大切ですよね。なにするにしたってさ。
ちょこっと慣れてきたってさ。

さて、オーダーメイドのブックカバー作りの様子です。
裁断が続きます。
大きな穴をくりぬく四隅を開けまして。
コツコツコツコツ、トンテンカンテン、開けまして。

始まったばかりですからね。
まだまだ下積みが続きますよ。
ここを丁寧に進めば出来栄えがアレですからね~。

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2015年4月16日(第二部) さあ次の冒険の始まりですよ~

ブックカバー用の革の裁断を終えた様子です。
ブックカバー用の革の裁断を終えた様子です。

…さて次の冒険です。
裁断した革が並んでおりますよ~。
オーダーメイドのブックカバー作りの始まりで~す。
パーツの一覧だけで、ハッと気づく方もおられるかも知れません。

最初の一つは、抑えきれない衝動で作りました。
自分以外に欲しがる人がいるとは思わず、二つ目を作るつもりはありませんでした。
だから、最初のが出た後は、ずっと売切れのまま…

時が過ぎて、見ず知らずの方の目に留まりました。それで二つ目を作ることに。
同じお客様のアイデアで、独創的な新作も生まれました。
さらに別のお客様のご依頼によって無染色のヌメ革のバージョンも誕生しました。

そしてまた始まりまして。
まるで、このブックカバー作りそのものが冒険のよう。
手強い工程がいくつも待ちうけていますよ~。

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2015年2月20日 完成。オーダーメイドのブックカバー “ぼうけんのしょ1スタイル”

“蝶番のレザーブックカバー・ぼうけんのしょ1スタイル”
“蝶番のレザーブックカバー・ぼうけんのしょ1スタイル”

完成です。
“蝶番のレザーブックカバー・ぼうけんのしょ1スタイル”。

思えば、染めてないヌメ革でコレを作るのは初めてでした。とっても繊細な革ですね。
裏地はもちろん豚革で。
糸も草木染めの亜麻で、いつも使ってるのと比べると切れやすくって。
さらに型紙でも、蝶番を縫うとこを細く変更してました。
いや~っ、思えば今回は繊細の大盤振舞いのようですなぁ。

道中はいろいろありまして。
出来あがってから思い出すのも楽しいものですね。

さて、無染色の革はね、なんといってもエイジング。
日焼けなどによる色艶の変化がとっても大きいです。時間を掛けて育てていただけたらと思います。

そして、今回の制作を通して、私も学ばせていただいたことがたくさんあります。
ご依頼、ありがとうございました。

表紙(蝶番のレザーブックカバー・ぼうけんのしょ1スタイル)
表紙

裏表紙(蝶番のレザーブックカバー・ぼうけんのしょ1スタイル)
裏表紙
外側(蝶番のレザーブックカバー・ぼうけんのしょ1スタイル)
外側
内側(蝶番のレザーブックカバー・ぼうけんのしょ1スタイル)
内側

コバの仕上げ(蝶番のレザーブックカバー・ぼうけんのしょ1スタイル)
コバの仕上げ


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2015年2月19日 まもなく完成

削り上がったコバ(裁断面)の様子です。
削り上がったコバ(裁断面)の様子です。

久々にあったかぽかぽかの那須です。
いやぁ~っ、太陽ってアチコチで崇められてるでしょ。分かる。分かるよ~。
底冷えすると古傷が痛むってホントですね。
なんだったらね、私も拝むよ。「ありがたや~」とかなんとか。

さて、よもやま話はさておきまして、今日も楽しく作っていきたいと思いま~す。
オーダーメイドのブックカバー作りの模様ですよ。

コバ(側面)のヤスリ掛けがすっかり済みまして。
重ね合わせた革の側面に一体感が出てると思います。どっすかね。
特に豚革の裏地との境目はしっくり仕上がり難いとこでして。
うまいこと馴染んだんじゃないでしょか。
後はアクリル溶剤を染み込ませながら磨き上げます。

大変お待たせしました。
まもなく完成です。

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2015年2月18日(第二部) 大詰めには残心で

幅7ミリのコバ(裁断面)のヤスリ掛けの模様です
幅7ミリのコバ(裁断面)のヤスリ掛けの模様です

いや~っ、那須はみぞれですよ。
体に感じる寒さはこういう日が一番こたえますなぁ。

さて、ブックカバー作りもいよいよ大詰めです。
難関を越えてちょこっとはしゃぎましたけれども。
7ミリもあるコバ(側面)の仕上げですからね。
簡単なわけがありませんな。ここは残心です。

上が、面を出して角を落としたとこ。
下が荒削りまで済んだとこです。
さらに仕上げのヤスリ掛けで、サラリとした肌触りにまでなりますよ。