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2016年4月21日 ポケット増やして厚み増やさず

外側のポケットになるパーツの内側です。
外側のポケットになるパーツの内側です。

ちょっと寒さが戻りまして、古傷がシクシクする…
なんてことを言いますとね。
もうねっ、じいさんの域に片足突っ込んでんな~って。

そんなわけでね、今日も楽しく作っていきたいと思いま~す。
さて、新生名刺入れ作りの続きです。
まずはこの度増やすポケットっで~す。

以前は単に貼り合わせてた2枚の革だってさ。
形を調節して床(トコ:裏面)を磨いてやれば…
ほ~ら便利なポケットになりますよ。
しかも厚みは変わらずに(ドヤ顔)。

床磨きが済みました。
床磨きが済みました。

気持ちよくドヤったとろこで、他のパーツの床もグイグイ磨いて参ります。
血管や生前の傷跡がちょいちょいありますけどもね。
そこは部品の取り方で調整してゆきます。
人間だっておんなじ。
傷の無い人なんかないかんね~。

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2016年4月20日 初手、赤とナチュラルのバイカラー

ナチュラルと赤のレザーをつなぎます。
ナチュラルと赤のレザーをつなぎます。

初手は赤で参ります。
命の赤。燃える男の燃えるトラクターの赤です。

さて、作り始めましたよ~。
ダブル蝶番の名刺入れです。
おニューの型紙の。

名刺入れ2つ分、裁断しました。
名刺入れ2つ分、裁断しました。

まずは一通り裁断しましたけどもね。
ナチュラルと赤の革の接着が済んでパーツもありますね~。
つなぎ目もほとんど厚みが変わらないでしょう。
先につないだ方がね、切り易いとこでして。

赤は強い色ですね。
ナチュラルとのバイカラーだとまろやかになると思うんですよ。

そんなわけでね、今回は2つ作っていきたいと思いま~す。

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2016年4月19日 「念には念をプットイン」(ルー語)

ダブル蝶番の名刺入れの型紙、できました。
ダブル蝶番の名刺入れの型紙、できました。

さてさて、昨日クダ巻いてた型紙が出来ましたよ~。
2重蝶番の名刺入れの型紙~。

ところで、ここしばらく似たようなの作ってんな~って思うかもしれません。
それは何故か?
いろんなアイデアを自由に形にするのは楽しいですね。
でも、いったん まとめに入ってます。

広げるとこんな感じです。
広げるとこんな感じです。

細かいところを見直しまして。
例えばね、単純に2枚の革を張り合わせた個所を見たとして。
そのままでいいのかな?っつってさ。
デザインとしてどうか、機能としてどうかっつって。

なかなか奥深い工程だと思うんですよ。
念には念をプットインですよ(ルー語)。
よ~しっ、定番を作るゾ~。

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2016年4月18日 型紙の作り直し。ダブルレザー蝶番の名刺入れ

ダブルレザー蝶番の名刺入れの型紙を描き直しています。
ダブルレザー蝶番の名刺入れの型紙を描き直しています。

今宵も更けて参りましたね。
ウィスキーでも遣りまして、クダ巻いていきたいと思いま~す。

4月もさっ、半分過ぎたねー。
どうでしょ?やっぱ忙しいですかね。

こっちはほらっ、型紙作ってますよ。
2重の蝶番の名刺入れの。

前に作った型紙はあるんです。評判も良かったし。
でも…なぜかもっと作りたいって気持ちが起きませんで。
そういうときって、必ず何かあります。
気が付くまで手を出さないのが吉だと思う。

でもさ~っ、そうも言ってられないときもあります。
納得いかないのに、どんどん進めちゃう仕事もいっぱいあったな~って。
特にサラリーマンの頃ですね~。
締め切りという名の魔物にまんまと騙されましてね。
本当は、もっとこだわって手も掛けたかったアイデアとかね…

はてさて、どっちが本気で仕事してるって言えるんだろうね。

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2016年4月17日 完成、オーダーメイドの函マチ財布

完成です。
オーダーメイドのお財布っで~す。
いろんなところがオリジナルですよ~。

まずはお客様のロゴです。
ぷっくりエンボスですね~。
加工できるギリギリの小ささです。

革の蝶番は個性的ですけどもね。
中身も負けておりませんで。
2段階の長さのマチは、おそらく見たこと無いんじゃないでしょうか。
小銭入れ以外の収納力をUPしたいという狙いですよ~。

中身の工夫に合わせまして、ボタンも一回り大きいのを使いました。
留める力を上げた方が良いと感じましたので。

お客様のご要望によって、制作の幅が少しずつ広がってゆくのを感じます。
ご依頼ありがとうございました。

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2016年4月16日 まるで詰め将棋。物作りの手順

この一週の手縫いで全てのパーツが一つになります。
この一週の手縫いで全てのパーツが一つになります。

頭は悪いと思うけど。
人に言われると腹も立つ。

そんな ごく普通の感覚の私が言おう。あえて言おう。
「ココが制作の山場です」

さて、オーダーメイドのお財布作りの続きですよ。
かぶせ を一週縫うことで、全てのパーツが一つになります。

詰め将棋みたいなとこがありましてね。
手順を間違えると先に進めなくなります。

内側から見るとこんな状態です。
内側から見るとこんな状態です。

で、思うんですよ。
頭が良い人なら、きっともっと良い手順が思いつくかもな~って。
鮮やかと言いますか、芸術的と言いますかね。

でもでも、この手順でも間違いなく詰めるんですよ~。
あっ、この場合ね「詰んじゃう」ってことじゃなくて、完成するって意味ですよ~。

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2016年4月15日 だいたい半分できまして

マチは一辺ずつ貼っては縫いきます。
マチは一辺ずつ貼っては縫いきます。

難しそうなことだって、ちょっとずつならうまくいったりしますよね。

さて、オーダーメイドのお財布作りの続きですよ。
マチを一辺、貼りまして。
縫ったら次の一辺を貼りまして。
それで函マチが出来まして。

だいたい道中の半分ってとこでしょうかね~。
例えばね、ホタテ貝なら右殻が出来たところです。
次は左殻っと。

…なんでしょうね、この感じ。
例えることで余計に分かりにくくなるこの感じ。

特注部分の下ごしらえも出来ています。
特注部分の下ごしらえも出来ています。

さておき、ロゴの詰め物も乾きましたよ。
ぷっくり膨らませたロゴの内側に、2回に分けて詰めまして。
こっから先は、今回の特注の部分ですよ~。