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2016年12月22日 リベンジ、手作り革クリームづくり

いよいよ魅惑の3連休ですね。
もうねっ、今日の仕事がはねた途端に♪トゥクトゥ~ンッなんてね。
ドラマのような別世界に入る方もいるでしょう。

言わせてもらえばねこっちだって別世界ですよ。
ウキウキしながら作った手作りの革用クリームはわずか一カ月で分離してしまいました。

「これで挫折か」誰もが思う瞬間。
既にわが夢工場は新たな材料・椿オイルを手に入れていたのであった。
今日は本気で手作りクリームの作り方をお話しますよ。

人の肌や髪によいという椿オイル
人の肌や髪によいという椿オイル

そもそもね、そんな上手くいかないんですよ。
最初っからなんて。
なんどでも立ち上がるのです。
「希望は、死なない―――。」と貴方にも伝えたい。チェルシーも貴方にあげたい。

To Be はスターウォーズの大ファンです
To Be はスターウォーズの大ファンです

ではではレシピです~。

【手作り革クリームの材料】
・精製水:30ml
・椿オイル:25ml
・オリーブ乳化ワックス:3g
・アロエベラパウダー:3g
・メチルパラベン:3g
・ローズマリーオイルエクストラクト:1滴

前回の反省点を活かして、滑らかにするために精製水を倍にしてます。
香りが強いアロエベラは引き続き少なめで。
防腐剤のメチルパラベンは0.5%以下に抑えます。化粧品グレードですね。

なにより、椿オイルは試してみたい材料でしたからね~。
人間の肌や髪に良いというのは、革にも効くかも知れないなと。

そして、もう一度じっくり調べ直した手順は次の通りです。

1.オイルに乳化ワックスとメチルパラベンを加える。
2.精製水にアロエベラパウダーを加える。
3.上記2つを湯煎に掛けて撹拌し、完全に溶かす。
4.オイルに精製水を少しずつ加えながら撹拌して乳化させる。
5.完全に乳化したら湯煎から外し、常温に戻るまで撹拌し続ける。
6.計量カップをトントンして空気を抜く。

…で、配合量と手順に欠点が無いか、さらに調べ上げてから実行したいと思います。
感じるんです。
考え無しにただ数を繰り返しても出来ないって。
材料も良いお値段するしね~。

そのために、湯煎に便利なガラスの計量カップも手に入れました。
覚悟が決まり次第2回戦目まいりますよ~。

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2016年12月21日 失敗?挫折?手作り革クリーム作り

…残念なお知らせです。
もうね、悲しいです。
例えるなら、どの位の悲しみだろう?

足の小指をぶつけたときくらい?
それともお弁当を開けたらカレーだったとき?
あるいは、寝る準備をすっかり済ませたのち、晩酌の一番の楽しみにしてたお刺身を食べようとしたらお醤油が切れてたときくらい?

もうね「いつもここから」の「悲しいとき~」ネタみたいになる。

実は、手作り革クリームが分離しておりました(涙)
ちょっとタマゴスープみたいになってる。

手作り革クリームの油分が分離してしまいました
手作り革クリームの油分が分離してしまいました

撹拌が足りなかったのか。
保存環境が苛酷過ぎたのか…

やるせなくてちょっと揺り動かしてみる。
なんならポテトチップの最後のカケラを集めるときくらい揺り動かしてみる。
…でも、元に戻らないんだぜ?(当然です)

一方で、昨日水に浸けた実験用の革はどんどん乾きます。
乾いて反り返ってきます。
なんかちょっと楽しげですらある。

実験で濡らした革が乾いて反り返ってきました
実験で濡らした革が乾いて反り返ってきました

1枚だけ反対に反ってる革がありましてね。
「こういう子いるよね~」なんつって。

…わずか一カ月足らずで窮地に立たされた手作り革クリーム作り。
どうする?どうなる?
続きはまた明日―――。

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2016年12月20日 タブー・革のお手入れのやってはいけないをやってみた

どうもどうも To Be です。
やっちゃいけないって言われてることをね。
今日はやってみたいと思いま~す。

どうでしょね。
この時期は呑む機会も多いですけども。
「やっちゃったかな~?」ってときもあるもので。
なにが厄介って「かな~?」ってとこが厄介ですよね。

さておき、これからやってみるのは革のお手入れのお話です。
1枚目の写真は革用クリームの実験の経過ですね~。

革クリームを手作りしたのではじめた実験です。
1カ月ごとにクリームを塗って、保湿や油分の潤いの変化を見るというもの。

…あれから25日が経過したのですが…
予想通り、まるで大差ありません。

25日間日向に放置するも大差なし
25日間日向に放置するも大差なし

そこでです。
一般的にやっちゃいけないと言われることをやってみましょ~。

加速テストなんて言えるレベルじゃないけれどさ。
変化が無いのはつまらないから。
そして、ちょっとでもあなたの役に立つことがあると嬉しいな~っ。

1.革は濡らさないように気を付ける

基本です。イロハのイですね~。
そんなわけで、水没させてみ~ましたっ。

水没させると早くも黄色の革に変化が…
水没させると早くも黄色の革に変化が…

注目ポイントは違いますが、ここで早くも変化が出ます。
30分くらいどぶ漬けにしたところ、黄色の染料が溶けだしました。
さらに、黄色の革だけサインペンで書いた印が吟面まで沁みちゃってます。

薄い色の革は難しいってのが、わかりますね。
例えば、バッグの入れた状態でずぶ濡れになったとします。にわか雷雨とかで。
すると他のものからどんどん色移りするはずです。

2.万が一濡れた革は手早く拭く

拭きませんよ。
ずぶ濡れのままガラステーブルに並べます。

ずぶ濡れのまま、革を乾かすには最悪の環境に置いてみます
ずぶ濡れのまま、革を乾かすには最悪の環境に置いてみます

3.風通しの良い場所で陰干しで乾かす

革は急な乾燥すると、ひび割れたり変形したりしますからね。
陰干しでゆっくりと全体的に乾かすのが基本です。

今回は窓を閉め切って日当たり最高の場所に置いてみます。
南と西の2面に大きな窓があるので、日中は基本的に陽だまりです。

どうなるかは私も知りません。
さてさて、なにが起きますやら。

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2016年12月19日 完成です “Wレザー蝶番の名刺入れ ふくよかVer. Brown × Natural”

完成です。
新たなレザー蝶番の名刺入れです。

全体的に丸っこくてぷっくりした感じ…
ちょこっと小太りな可愛らしさと言いましょうか。

コバ(革の裁断面)が5ミリもあるのがその理由です。
流行や常識は完全無視の仕様です。

名が体を表したいので “ふくよかVer.” と名付けました。

ただ…
やっぱり値付けが悩ましくいんです。
そういうの得意でしたでしょうか?

ぶっちゃけますとね。
どんな計算をしても、9000位にはしないと作れば作るほど苦しくなるんです。
でもでも個人的な感覚で価格的な競争力がアレかな?…なんて。
作ってばかりいると感覚がマヒしてたりもするんですよね。

もう少し考えて…
今日中にはミンネかヤフーショッピングに出したいと思います~。

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2016年12月18日 「こらっカツオっ」ってテレビを見ると落ち込むっていうアレ

夜も更けて参りましたね。
日曜が終わる寂しさってあるじゃないですか。
「こらっカツオっ」ってテレビを見ると落ち込むっていうアレ。

なんつ~のかな~。
年の瀬もここまでくるとどうでもいい感じしませんか。
むしろ忘年会やクリスマスの予定で胸いっぱい?みたいな。

…さておき、まもなく完成ですよ~。
新しい仕様の名刺入れ。
ヤスリ掛けがすっかり済んだところを撮りました。

コバ(革の裁断面)のヤスリ掛けが済みました
コバ(革の裁断面)のヤスリ掛けが済みました

特徴的なのは厚みですね~。
素材の革をふんだんに使ったボリューム感です。

ウィスキーのお湯割りなどいただきながら見てるわけですけどもね。
「ふくよかだね~っ」っつって。
「厚みも味わいもふくよかだね~っ」って。

革の蝶番もしっかりしています
革の蝶番もしっかりしています

この感じ…なんか久しぶり。
ほらっ、しばらくの間さ~、薄くつくるのを重視してたもんで。
厚みのあるコバ(革の裁断面)も魅力だな~ってあらためて感じます。

でもでも、そこは個人差もあるよね。
それに2種類の革を斜め漉きしてつなげる技法は用いてますのでね。
いろんなこと試してみて良かったかも。

問題はねっ、材料費が掛かるのでお値段もそれなりになること?
そこは竹を割ったように決めるしかないでしょね。

…あとは裁断面を磨き上げて完成です。
厚みのあるコバ(革の裁断面)は、磨くと独特の味が出ますよ~。

忘年会やらクリスマスやら、楽しい週になりますように~。

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2016年12月17日 厚みのある革の充実感

週末の夜、いかがお過ごしでしょうか?
一週早いクリスマスパーティーかも知れませんね。

こちらはもちろん作ってますよ~。
ご覧いただいてる貴方に、今宵もお楽しみ頂ければ幸いです。

さてっ、新たな仕様の名刺入れ作りは、重要なポイントですよ~。
ぷっくり革ポケットと本体を縫ってます。

内側からは一目で分かりますね。
まわりに余計な部分を残したままですね~。

本体とポケットを縫いつけました。ポケットの周囲に余計な革が残っています
本体とポケットを縫いつけました。ポケットの周囲に余計な革が残っています

本体とぷっくりポケットにそれぞれ縫い穴を開けまして。
接着せずに縫い合わせました。

表側の様子です。手縫いの後に接着しています
表側の様子です。手縫いの後に接着しています

型紙に縫い穴の位置まで記したからこその手口です~。
それから、ステッチと革の端の隙間に接着剤を染み込ませて圧着です。

最後に余計な革を断ち切れば…
ハイっ、縫い上がりです~。

余計な革を断ち切って縫い上がりです
余計な革を断ち切って縫い上がりです

どうでしょう。
厚みのある革のしっかりした雰囲気。
充実感と申しましょうか…革細工の素朴さと申しましょうか。
写真でもそんな感じが伝わっていたら幸いです。

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2016年12月16日 手順を細分化だぜ、新しい名刺入れ作り

いや~っ、那須はマジ寒いです。
晴れててもね~っ、山の雪がふっかけてくっかんね~っ。

そんなわけで、今宵も温かいウィスキーでもひっかけてゆきたいと思いま~す。
お酒を飲みながら、革や物づくりのお話をちょっとする…
最近のお気に入りです~。

でもでも、もうクリスマスプレゼント向けのご相談は締め切ったのでね。
良きタイミングで昼間に戻そうと思っております~。

「下ごしらえ」の済んだ革のパーツたちです
「下ごしらえ」の済んだ革のパーツたちです

さて、新しい仕様の名刺入れ作りも下ごしらえが済みまして。
いよいよ組立ですよ~。

手順についても、基本を離れて組み直しましてね。
裁断と接着、縫い穴開けなどをまぜこぜに進めてます。

大声では言えないですけどもね、きっとこれすごくイイのできちゃうぜ?
…生まれつきの小心者ですからね。
ぼそぼそ言う感じ?好きな子の下敷き隠しちゃう感じ?

手順を細分化して、順番を組み直しています
手順を細分化して、順番を組み直しています

具体的には例えば…
これまでは、できる限り接着を済ませてから、まとめて縫い穴を開けてたとします。
今回は、3つの穴を開けてから革を1枚接着して、乾いたら続きを開ける。
結果的にステッチの線が美しくなる。
…そんな感じです。

手順は複雑になるけれどね。
なんなんでしょうねこのワクワク感。
もう一杯汲んできますかね~。湯ざめにはご注意を~。

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