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2017年11月23日 今夜は真面目にオーダーメイド作品づくりの工夫について

勤労感謝の日、楽しくお過ごしでしたか?

…えっと、手こずって来た作品が、まもなく完成です。
なので、今夜は真面目にお話ししたいと思います。

さて、オーダーメイドのシステム手帳は最終段階。
2本のベルトを縫っています。

一枚革を一本の糸で縫うベルトです
一枚革を一本の糸で縫うベルトです

このベルトは、特徴が無いのが特徴なんですよ。
まず、革のパーツが一つだけ。

倍の長さの革の真ん中にバックルを取り付けて、半分に畳んでるんです。
切れ目のない、一枚革のベルトです。

そして、縫い糸も一本だけ。
革を手縫いする場合、糸の長さは ひとひろ で縫いまして。

ひとひろっていうのは、両手を広げた長さです。
だいたい身長と一緒って言われますね。

一目ひとめ両腕を広げて縫い締めていくのを想像できるでしょうか?
縫いやすくて一番長いのがひとひろって。
足りなくなったら2目くらい重ね縫いして糸を継いでいきます。

ところがベルトを一周縫うのに必要な糸の長さは3m。
この無理を通すことで、どこにも糸を継いだ場所が無いベルトができますよ。

結果、マンガに書いたようなベルトになりますよ。
この作品にはぴったりなんじゃないかな?

取っ手の内側のヤスリ掛けが勘所でした
取っ手の内側のヤスリ掛けが勘所でした

さて、一方でグランデサイズのカップスリーブ作りも進んでます。
すべてのパーツのヤスリ掛けが済みました。

こちらのポイントは取っ手の内側の凹んでる部分ですね~。
ココを綺麗に削り出す方法を見つけたことで、販売用に作れるようになったんですよ~。

今夜は長くなりまして。
ここまでお聞きいただけた貴方、ありがとう。

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