2014年1月20日 カメの腕立てくらい無理でしょ

発送しました “蝶番のレザーブックカバー・黄丹スタイル”

発送しました “蝶番のレザーブックカバー・黄丹スタイル”

なかなか思い出深い物を発送しました。
レザーで蝶番を作ったブックカバーです。なので、今日はちょっとそのお話を…

実は、この色の組み合わせが、地味に大変なんです。
ナチュラルレザーの切ったとこを、濃い茶色に染めて磨くのがねー。

当然、染めるときにはみ出したらダメでしょう。
しかも、蝶番ですよ。
とてもレザーとは思えない、ちょっとメカっぽくすらある断面です。
歯と歯の間が狭くて、ヘラも入らないというね。

「あー、それは無理でしょ。カメの腕立てくらい無理でしょ」つって。
しばらくはね、あきらめてたんです。
でもやっぱり作りてーなーって。カメもね、腕立てっぽい動きしてるときあるよねーっつって。

紙ヤスリを両面テープでつまようじに貼り付けたり、キャンバス生地を両面テープでつまようじに貼り付けたり、そしたらまあ、出来ました。
それでね、楽しいの。そういう工夫って。
人間、活き活きするのに必要な物って、そんなにいろいろいらないのかも知れません。

さて、また明日からはオーダーメイドのお品の進み具合をお伝えしていきます。
二つとも、そろそろ佳境ですよー。お楽しみにっ。

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2 responses

  1. 届きました、素敵なブックカバー。
    一目惚れしたこのカバーに、工場長さんの思いと思い出がたくさん詰まっているのだなぁと、手で触れて感じました。
    革の小物が大好きで、様々なものを集めてきましたが、作り手の方の気持ちがこんなに伝わる作品は初めてです。
    大切にお手入れしながら、色んな本を読んでこのカバーと一緒に育っていこうと思います。
    本当にありがとうございました*
    またご縁がありますように。

    • こちらのページもご覧いただいていたんですね。ありがとうございます。
      そして、ちょっと気恥ずかしいものですね。

      ご存じだとは思いますが、染色していないヌメ革は、時間を掛けて驚くほど美しく育っていきます。
      長くご一緒させていただければ幸いです。

      こちらこそ、本当にありがとうございました。
      これからもよろしくお願い致します。

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